びっくり、アスキー/エンターブレインが…
29日、女優の樹木希林が左目失明というニュースには心底驚いた。
その前々日、アップルコンピュータの原田社長の退任というニュースにも、少し驚いた。
だが、私個人として驚き、かつ憂えているのは、角川ホ−ルディングスの買収宣言というニュース。ターゲットはアスキーと、その関連会社のエンターブレイン。アスキーは角川グループ入りすることになる。
何を憂えているのか? エンターブレインが刊行している月刊誌「コミック・ビーム」のことをだ。アフタヌーンでさえ載せないような、しかし青林堂が収録することも考えにくいような、独特の作品が多数掲載されている。また、作家の絶版作品をきちんと再収録して発刊し直す仕事も見事。
この路線、売り上げ至上主義を掲げられたら、ちょっと存続がやばくなるかもしれない。しかし、それでは絶対に得られず、しかもそれなりに読者の指示を集める作品が載っているのだ。
いまのやり方を、売れ筋至上主義でつぶさないでいただきたいものだ。
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