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2004.03.26

祈りに近い

春分の創造」で、イスラエルは次の暗殺対象にアラファトを加えるかもしれない、ということに触れたが、朝日の
この記事によればそんなことはなく、対象はあくまで原理主義的過激派だという。
一方で、共同通信のこの記事では、相変わらず予断を許さない状況であるように触れられている。
種々の報道を眺める限り、この地域についての専門知識を持たない者には、一概には言えないようだ、としかわからない。

春分の創造」を読むと、想像だけで物事が解決するなら、なんでも想像するなり拝むなりしてればいいじゃないか、と思われてしまうのかもしれない。
しかし、だ。現実を見つめて解決するにしても、とりあえず状況を調停できればいいだけと考えるよりも、どうすればよい状況になるかを考えたほうがいい。そして、それには一番いい状況を想像して、目前の現実に条件反射のように反応してしまうこと(相手が怒ったらこっちはもっと酷いことをしてやれ、などといったこと)を、極力抑えられるようにしたほうがいい。
それに、相手のことを真剣に考えるなら、想像力は必須だ。その上で、互いに違いをしっかり見るしかない。
一人でもそういう人が増えればと思う、これはもう祈りに近いけど。

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2004.03.24

今日の駅

卒業式シーズン。大学や短大の卒業式だろう、袴や振り袖の華やかな女性達が、晴れやかな笑顔とともに通り過ぎていく。
彼女らから視線を移せば警官。駅のゴミ箱は封鎖。
新宿駅だけでいいのか?などと書いていたら、あっという間にあちこちで。

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「続きを読む」が現れる記事

ココログは、トップページに記事がくる場合、全文が自動的に出てくるようになっていました。
最近の追加仕様で、リード文を出して「続きを読む」をクリックすると全文が現れるようにすることも可能になりました。
一気に全文を読んでもらいたい場合以外は、この形をとることがあります。
備忘録も兼ねて、記しておきます。

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春分の創造

週刊文春の記事がプライバシー侵害だったとして、裁判所から出荷停止が命じられたこと。裁判所は両者から言い分を聞いた上で、なお出荷停止が妥当だったと判断したこと。このことは雑誌の生命を危機にさらす可能性が高いのだが、そのことよりも記事がどんな内容かのほうが話題になっちまってること。

台湾の総統選挙直前に、現職だった陳総統が至近距離で狙撃され、一命はとりとめたこと。そして、選挙は陳氏が僅差で勝利したこと、それを巡って選挙無効を対立陣営が訴えていること。速報によれば、再集計を行う方向を模索しているようだ。

イスラエルがイスラム原理主義組織ハマスの精神的指導者ヤシン師を殺害したこと。速報によれば、イスラエル政府は今後のこの方針を維持して、ハマス幹部の暗殺を進めるという。アラファトも対象に入るかもしれないとのこと。

他にも、韓国の大統領権限停止などもあるが、いずれも春分前後での出来事。
さらに、今年はアメリカ大統領選挙のある年で、これは直接間接に日本に累が及ぶ。
昨年、ブッシュ大統領の指示のもとに始まった戦争は、一応フセイン政権を追い込むところへいった。同時に、開けてはいけないもの、また開けるにしても開け方をよくよく考えなければいけないものを、ぱかっと開けっ放しにしてしまった。
こういう時こそ、真剣に、人々が対話によってお互いの相違点と共通点を見出したうえで、相互に笑顔絵で生きていく姿を、ありありと、思い浮かべたい。
また、文言や形式の上では、異なる人々と共にあることを旨としていたはずの合衆国が、理性に思い至る日を、想像したい。
たとえばこんな風にも出来るのだし、想像は創造なのだから。

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子猫、再び

月曜の雨は、火曜日にはひいた。けれど、曇りで温度が上がらない。
3月1日の記事で触れた子猫に、また出会った。出かけるところだけど、まだ少し時間がある、距離をおいて眺める。

猫だまりの隅っこで、一人で興奮している。まだ抜けきらない産毛の固まりが、ころころ動いてる。

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2004.03.19

MacPower '04年4月号

先月号(3月号)は、買ってから一通り眺めた。そのとき「ほんとにもう買うの、やめようかな」と思わせるほど内容がなかったMacPower
今月発売の4月号、思わず書店で一通りページを眺めてしまった。とりあえずセーフ。今月は買っておく。

以前、宮沢章夫のエッセイがおもしろくて「MacPowerで一番面白い記事」なんて触れたりしたのだが、今年に入ってから著しく特集がパワーダウン。どうなることかと思った。
今月だって特集はもう一息ほしいけど、色覚障害とMacintoshの関係を取り上げた東大分子細胞生物学研究所助教授の伊藤圭氏の論考「Macと色覚バリアフリー」は読むに値する。また、1,100台のPowerMac G5を密結合してスーパーコンピュータを作り、世界第3位の速度を叩き出したバージニア工科大学の記事も悪くない。まぁ他にエッセイやコラムで読みたいものがいくつか。

だけど、昨年からのMacPowerの路線、もしもハイエンドににふるなら、もっと突っ込んだ内容にならないだろうか。
第一特集は、iLife '04。一つ上を目指すならこういう道具を足して、こんなノウハウでもう一つ上に、という方針も悪くないけど、もっとゴリゴリ実用記事中心にふったほうがむしろ心地よくないだろうか。(それはMacPeopleの仕事なの?)
第2特集は音楽制作環境。一般の人々にプロの世界を紹介するというなら、もっとしっかりしたインタビューや記事を読みたい。もっとも音楽専門誌じゃないから、セミプロ向けの記事なのか。それにしても、ちょっと食い足りないような。
あと、開発ネタはBSD Magazine(同じアスキー社の刊行)と連携して、そっちの人にも書いてもらってもいいのでは、と思ったり。

そもそも、こういう雑誌って、過剰に詰め込むものでは? ハイセンスを目指すなら、過剰さをどうシンプルに伝えるか、だと思うんだけど。そのほうがインパクトが強くなって、売れると思うんだけど。なんか、不徹底なもやもやが残るなぁ。もったいないと感じる。もっと踏み込んじゃえ!

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氷雨と桜

18日、お昼過ぎから雨。上がらぬ気温。前日の予報ではこんなに寒くなるとは思わなかった。けど、桜はしっかり咲いている。これは予報通り。
朝はそう寒くなかったためか、街を歩く人々のほとんどはマフラーなし、コートも着ない人が結構いた。夕刻の待ち合わせで震えている女性、多数。季節先取りの人は特に寒そう。
しかし、うちの近所だと桜より、桃の花。猫だまりのあたりには枝がよく広がった桃の木を2本植えている家がある。濃いピンクの花がびっしり咲いて、光も桃色になる。濃い桃色でいっぱいの空間は、きれいというよりこわい。聊斎志異を思い出すからか?

雨の中、JR新宿駅へ出る。アルカイダが日本に再警告とか夕刊紙で騒がれているけど、新宿駅は警官だらけで驚いた。なにしろホームの端々、改札付近、切符の販売機・販売所付近と至る所に。
今日だけ? 最近の傾向?
ところで、新宿の守りを固めていたけど、他はどうなってるのか。都庁が守られればいいのか。もしも今回の警備がアルカイタ対策なら、そもそもイラクに自衛隊を派遣しなければこういうことにならなかったのでは?

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2004.03.18

銀座で耳にしたツッコミ

この前の日曜日、所用で銀座を通った。8丁目から4丁目のほうへ銀座通りを進んでいたが、そろそろ午後5時に近づいていて、あちこちに警官が待機し始めている。そろそろ歩行者天国も終わりかと、歩道に寄り始めた時だった。
50過ぎくらいの男性が、若い女性を連れて歩いている。恰幅のいい男性に、むっちりした女性。彼女は南方系、フィリピンだろうか。二人とも声が大きく、よく聞こえてくる。


女「車、ぜんぜんないよ。道、ひろいねぇ」
男「歩行者天国っていって、日曜はこうやって車を止めて、歩けるんだ」
女「へぇ! 日本人、気前いいのか悪いのか、わかんないね!」

ねぇちゃん、ナイス!(って、お前も日本人だろうが>自分)
勢いある話し振りに吹き出すのをこらえながら、離れていった。

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2004.03.16

3月発売のコミックビーム

まだ全部読んでないんだけど、いましろたかし「ラララ劇場」第5回。最初からおもしろかったけど、こっちのチューニングがあってきたのか、作者がのってきたのか、なんだか好調の印象。

「エマ」(森薫)はいよいよ核心に切り込んだ。読み手もこのあたりまではもう織り込み済み、次回こそが楽しみというところ。

でもってやっぱり志村貴子「放浪息子」。修学旅行篇、そう終わるか。(ネタばれは一応なし。)
いまどきの子どもたちは、どうなってるんだろうね。私が子供の頃だと、特に女の子と仲良くなりがちな男に対して、もうちょっと強烈な、相手の誇りをわざと傷つけて、不登校に追い込むような酷いことをするのが相場だった。それに抵抗する子が転校したくなるくらい酷いことだってやってたんじゃないかな(しかも頭がよくて力があまりない子が、腕力型の子と結託して、あえてデリケートに酷いことをするというのも多かったぞ)。
というわけで、意外に平和な終わり方かも。でもまぁ、この作品はいままでもそういう強いリアルに入り込む手前でうまく描いてきたし、そういう性根の腐ったワルに対峙して生きる子を描く作品として、もちろん今回のはありです。

最終回の福島聡「少年少女」、最初の話と呼応して、余韻を引きつつ終わり。ちょうどいい期間の連載だったと思う。

しかし、他の雑誌の誌面と比較すると、ビームの誌面は黒くて濃いね。水野純子も羽生生純も上野顕太郎もカネコアツシもみんなびっちり描き込むタイプの絵だし。竹本泉のほよ〜〜んとした絵を見ると、なんかほっとする。

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川上弘美のエッセイ

同居人が川上弘美をいくつか買ってきた。表題作しか読んでいなかった「神様」を、まとめて読んだ。最初の「神様」に登場する熊と呼応した、最後の熊の話。ピクニックに一緒にいって、夕立がやってきて、雷が鳴って。そのとき、こわがる「わたし」に対して、むしろ楽しみ、落雷に応えて吠える熊。この瞬間が、とても秀逸。その後に、遠くへ引っ越した熊との、ちょっとさみしい手紙のやりとりが続く。雷に吠える熊があって、作品がぴしりとしまっている。やっぱりすてき。

一方、そうやって何冊か買ってきた文庫の中にあったのは、「あるような、ないような」。割合初期のエッセイ集だ。
最初、やっぱりすごいな、うまいなと思って読む。いくつか読むうちに、なんとなく一つ読んで一日くらいおいて、やっと一つ読んで、また一日くらいおいて。
つまり、なかなか読み進まない。読み進めない。
川上弘美のエッセイ、雑誌に載った一本を読む時は、するりと読んでしまう、うんうんとか、うぅんそうかなぁなどと思いつつ。だけど、こうして集積した本になってみると、小説のほうが際立っておもしろい。
これは不思議な気持ち、しかし思い起こせば納得もできる気持ち。
創作のような読み物だから、せっかくなら小説のほうが、というわけじゃない。書いていることと文体の密度の関係だと思うだが、小説のほうが呼吸が自由にとれるように感じるのだ。重ねていいますが、一本だけ読むなら、エッセイでもそんな感じは受けない。
意外にそういう方、多いかもしれないね。

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木蓮が盛りを過ぎつつある

すごくあったかくなって、ほっぺたのあたりがぴりぴりする感じがある。目をかきむしるほどのかゆみはないんだけど。それに、鼻水だってまったく出ないわけじゃない。
花粉症とつきあってン十年、今年は軽いとは言いつつも、やっぱり症状はそれなりにありますね。

数日前にきれいに花を広げていった木蓮は、すでに盛りを過ぎつつある様子。市街地の庭木が、ピンクや白の花をつけ始めている。夕方には猫がリラックスして散歩している。夜の空気が少し潤んで、こちらも身体がゆるんで。んで、猫時間通信の更新もそんな調子なんですけど。

やっぱりちょっと、目のまわりがかゆいや。

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2004.03.12

文芸誌の積ん読、福永信

文芸誌で気になる号は買うのだが、分厚くて活字だらけの雑誌を積ん読状態にするのは、単行本よりもつらいかも。次々と新しい号がやってくるし。
しかも、今月発売の四月号は、すばるに笙野頼子「金比羅」、群像に加賀乙彦「ザビエルとその弟子」、新潮に辻仁成「刀」など、中堅以上の作家の長いものが並んでいる。

そんな中、過去の号を読んでたりするわけだが、3月に入ってから1月発売の文學界二月号を読んでるというのもなんだかなぁ、と。加藤周一と池澤夏樹の「再びのヨーロッパ」がどうもピンと来ないまま、放っておいてしまったのだ。
この号、目玉は長嶋有の初長編「パラレル」なんだろうけど、そっちより先に福永信「コップとコッペパンとパン」に目がいって、そのまま読み終えてしまった。

これ、妙でおもしろい。一応8つの小さな節に別れている短編。だけど、時間やシーンの切れ目が、普通に読んでいるうちにズルリと移行して、その時間や空間の移行とはまったく違う形で節の区切りに出会う。時空のフレーミングが尋常じゃないまま、つるつると滑っていく。
うーん、ちょっと安部公房っぽい?などと思ったりしつつも、やっぱり味は全然違う(当たり前)。好き嫌いは別れそうだけど、読み応えはあります。

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ちょっと寒が戻った満月の頃

ところで、3月6日は日中の天気がやや不安定で、外に干しておいた洗濯物を夕方に屋内に吊るした(遅く干したので、乾ききらなかったんです)。夜、いやに静かなので改めて空を見ると、雲一つない。
天頂へ上っていくのは、満月直前の月。そして、明るい月にかきけされないのは、木星。白に少し褐色が混じったような、きらきらと風格ある光。
もしやと思って調べると、深夜には月が木星を追い越していくのが見えるという。深夜の3時前まであれこれやっていたので、ついでにベランダに出てみた。まさに追い越していく。木星は黄道の近くを進み、月は白道を通る。コースがずれていて、今回は食ではない。
しかし、これほど明るい星が二つもあると、回りの星がほとんど目に入ってこないくらいのインパクトがある。すてきなショーを見せてもらった。
と思ったら、ぶるると身体が震えて、屋内に戻った。

冬のような澄んだ空で起きた木星・月の合が、実は今週の出来事なのだ。なんだか不思議な気分。

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あったかい!

3月10〜11日。
すご〜〜〜〜〜〜〜く、あったかい!
さすがに11日の夕方は、ちょっと目が重くなってきた。花粉症、今年は軽いけど、軽いなりに症状が出るようだ。

出かける時に、陽光の白さといい温度といい、もう4月の匂いだなぁと思っていたら、なんだか道の端っこに寝っ転がってる。ベージュ色の猫。よく見りゃ、首輪もしてるじゃないか。
ちょうど燦々と日が注いで地熱をたっぷり吸い込んだあたりに、びろ〜〜んと全身がだれきって、寝ている。思わず近づいて覗き込んだ。
「何か用ですか?」
と目を細めるが、あぁもうだめ、とばかりにコテと寝入った。
ほんとにあったかいんだな。

所用で有楽町に行き、帰りに銀座通りを通ってみたが、ほとんどの人がコートを手に持って、軽い足取りで歩いていた。春っぽい銀座は、みんな何となくうきうき。
銀座松屋の改装が済んで、銀座3丁目周辺は半透明の明かりに彩られていた。子供の頃、親に手を引かれて銀座を歩いていた頃は、デパートが閉まる頃にはなんとなく真っ暗になっていくイメージがあった。いまはとても明るくなり、かといってうるさすぎる感じもしない。
Weblog前の猫時間通信で、Apple Store, Ginzaのオープニングに際して、風景に馴染むだろうかなどと書いたことがあった。1月にはその印象が少し覆ってきて、今は街のほうから馴染んできたように見える。しかも、意外に悪くない、と思ってる自分がいたりする。(いや、いいと思ってるわけでもないんだけど。)

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2004.03.06

パトロール圏の変遷

Weblogにする前の猫時間通信に、昨年11月27日「コンビニ戦争」を書いた。近所のコンビニam.pm.が平和に営業している隣に、セブンイレブンが出店して来た、しかもこのあたりの住宅を戸別訪問絨毯爆撃、その際にクリアファイル付きチラシを投函、開店時は値引きまでしてきた、最近はam.pm.の生き残った地域にセブンイレブンが出店するのを見かける、といったこと。
その後の様子は、今年の1月30日「コンビニ戦争その後」に書いた。割引後に客足は落ちたセブンイレブンも、一時期は客足が引いたam.pm.も、すぐに落ち着いてそれぞれがやっていってる、という話。

んで、2月末日に、この2軒から徒歩3〜4分ほど離れているコンビニのサンクスが閉店した。ちなみに、1月30日の記事で触れた「昔サンクスが入っていた」というのとは、全然別の店。
このサンクス、建物の完成と同時に開店した。駅にも近く、条件は悪くなかったのだが、2軒(+ディスカウントショップ1軒)の店の固まりに客をとられて撤退したのは、こっちだったか・・・
実は、やはり徒歩3〜4分のところに、ファミリーマートがある。もっとも撤退したサンクスとは反対方向、しかも大学正門前という好位置を確保しているためか、ここはそれなりに客が入っているように見える。

コンビニに関しては落ち着かずに出たり入ったりしているな。

***

数日前のこと。
最寄り駅の電車を挟んで南側に出て(私はつまり駅北口側に住んでいる)、駅近くの商店街を歩いていた。中心となる商店街から立派な蕎麦屋を見つつ一本横に入ると、ちょっとした飲み屋などが並ぶ通りがある。
ここには月に1度は通う、細長いビルが建っている。1階は半地下。その上に2フロア。2階には行き付けのヘアサロンがある。ヘアサロンといっても、床屋という表現はふさわしくない。打ち出しのコンクリートにレゲエ、ロックなど様々な音楽が映像付きで流れて、ドレッドもパーマもカラーリングもなんでもあり、のお店。もちろん普通のカットもやってくれる。腕もセンスも申し分なし。
3階はギャラリー兼カフェ。半地下の1階にはしばらくバーがあったが、その後は店が細かく替わり、2月末からカフェがオープンしていた。
なんかいい感じだ。入ってみる。

カウンター8席ほど、奥に4人がけテーブル2つ。コンクリートの壁を白く塗り、カウンターも白ペンキ。このカウンターに座ると、厨房の中が見えないくらい高さの、白い板が目前にくる。そこには、LPレコードのジャケットやら、雑貨の雑誌やら、小物が並ぶ。腰掛ければ、硬さと、深々とした座り心地のよさが快適な椅子。
カウンターの一番奥にはプロジェクターが据えてあり、奥の壁に向けて音楽のプロモーションビデオを流す。実は無音で映像のみ、音はまた別のBGMを流している。これはこれでおもしろい。プロジェクターの脇には、テクニクスのDJ仕様アナログプレイヤーが2機、そして簡単なミキサー。なるほど、内輪のパーティも開けるわけか。
ランチもあり、軽食もとれて、お酒も軽く飲める。というか、夜は酒でもソフトドリンクでも好きなほうをどうぞ、というスタイル。コーヒーは300円、値段を考えればじゅうぶんまっとうな1杯。ハーシーズのキスチョコが1つおまけ。それなりに濃いコーヒーだから、チョコとよく合う。こういうのはうれしい。(もしかして、開店記念だったのかな、特に聞かなかったけど。)

音楽にこだわりがあるようだが、おしつけがましくはない。適度にほっといてくれる感じもとてもグッド。半地下だけど、店の扉は大きなガラスがある。外からも様子が見えるし、店内からは適度な開放感もある。開放感と言っても、半地下だから落ち着かないほど外から見られる心配もない。読書、ぼんやり、おしゃべり、軽い飲み、幅広くいけそう。
いい感じの店だ。まだ客は少ないようだけど、続いてほしいな。

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2004.03.05

marsroverとそれに関わる人と

もはや全然タイムリーじゃないですけど、自分でエントリーを起こしたので、フォローアップを。
ここでは朝日新聞の報道を貼っておこう。
もちろん本家のNASAのJPL (Jet Propulsion Laboratory)のページにあるニュースリリースもどうぞ。

実は「きわめて重大な発表を行う」と報道されていたので、一瞬アミノ酸でも見つかったならすごいと考えたが、それはないとすぐに思い直した。今回は生命のゆりかごとなる水がかつて大量に存在していたかどうかを確認するものだったし。

しかし、オポチュニティとスピリットの2機が着陸したけど、両方が成功するとまでは思っていなかったので、バックアップとして2機飛ばしたという。JPL/NASAのmarsroverプロジェクトに深く関わったJames Gosling(Javaの生みの親、Sun Fellowにしてツール開発部門のCTO)が語るビデオを、Java Technology Conference 2004(JTC 2004)で見た時に、そう話していたのだ。
ビデオ自体は、JTC 2004の来場者へのメッセージを、Sunのエヴァンジェリストが質問しながら引き出す趣向のもの。Javaの話が主眼なのだが、関連する話としてこうした話題も出て来たのだ。そこで触れられていた、興味深かったこと。
彼自身はこのプロジェクトに3年くらい関わってきたそうだが、宇宙関係の仕事は短くて5年、普通10年くらいのスパンで行う。コンピュータ業界では3年でも長いくらいだし、考えにくいことだろう、と語りかける。
そして、成功するかどうかの瀬戸際は5分。大気圏突入に成功して無事に抜けられるかどうかの時間。ここを通過すれば、着陸までの姿勢制御はむしろ楽なのだそうだ。
つまり、5分のために10年という人生のある期間を当てる(10年あれば小学生は大人になってしまうし、decadeという単語があるくらいだ)。打ち上げが近づいた頃の、サイエンティスト達の緊張はたいへんなもので、みんなナーヴァスになっている。James Goslingが「JPL/NASAの連中はみんなおそろしく頭が切れる」という。そういう人たちが、である。
それだけに、成功した時のみんなの表情は一生忘れられないものだ、と話していた。(というか、それを語るJamesの表情も、忘れられないものだった。)

また、最後にこんなことを言っていた。「コンピュータの場合は本番同様のテストをするけど、宇宙開発の場合はテストはない、シミュレーションしか出来ない、あとはぶっつけ本番だ!」と。
日本やEUの火星探索機は2つとも失敗した。お金をかけているとは言え、今回のNASAはまずまず上首尾にことが運んでいるのかもしれない。

まぁ他にもいろいろ興味深い話が出ていたのだが、James Goslingのこういう話しぶりは、Javaというコンピュータ技術のコミュニティの、ある側面を象徴しているかもしれない。陽性で、熱烈で、ユーモア豊かで、しかも真摯な時への心配りがあるとでもいうか。
Javaのすべてがすごいとは言わない。どんな技術も一長一短があるしね。ただ、こういう人柄が醸し出す雰囲気と、それがもたらす方向性は、絶対にある。Linuxコミュニティにも、Linusの人柄が投影されているし。
日本だとそれは、村井純とインターネット、またTRONプロジェクトと坂村健、ということになるのかな。
Linuxは少し違うけど、こういう人たちのほぼ全員に共通するのは、技術が生活の中に入っていく時に何が起きるか、そしてその際に問題が生じるなら、科学でどのように解決できるか、という視点を持ち続けていることだろうか。というか、そういう人がコミュニティのリーダーになった場合に、強いんだろうな、きっと。

おぉ、最後は火星じゃなく、科学や技術のコミュニティの話になってしまったね。

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2004.03.03

3/3の早朝に火星探索の成果?

ところで、もうすぐ(3/3のam4:00に)NASAから火星に関する重大発表があるというけど、なんなんだろうね。朝にははっきりしてるんだけど。

ちなみに、maestroというサイトで、MarsRoverのカメラがとらえた映像を見ることができる。結構有名なサイトなんでいまさらって感じもあるのだが、知らない人もいるようなので。
アプリケーションをダウンロードして、起動させる。あとはそれを操作すればいいだけ。英語だけど、ひどく難しくはなかった(はず…)。ブロードバンド(ADSLやCATV、FTTHなど)の方々は、ダウンロードも通信料もおそらくクリアできるので、気になる向きはどうぞ。
これ、Javaアプリケーション。Javaアプレットの重さを思い出した方へ、まぁ動作が軽いとは言えないけど、また違う世界なので、試してみる価値はあり。古いマシンだと重く感じるだろうけど、ここ1年くらいのマシンならまぁ大丈夫でしょうか。CPU以上に3Dデータを扱うときが一番重い。3Dグラフィック・アクセラレータを強く推奨する、と書いてあるしね。
実は私の家のマシンだと、思いっきり速いグラフィック・アクセラレータがなくて、時間もないんですべての機能を試していない。うぅむ、こんなんで紹介していいのか。でもまぁ、興味がある方なら、おもしろがれるでしょ。

MarsRoverはJavaで制御され、管制システムも巨大なJavaアプリケーション。まだ完全にミッションが終わっていないけど、このまま進めば成功だろう。Javaって、意外に見えないところで動いてるんだよ。

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途絶えがちですが

なんかやることが多いんで、途絶えがちです。もうちょっとこの状態が続きそう。
まぁでも、猫時間なんで。最近あの猫をよく見かけるなと思ったら、急に見かけなくなったり、といった具合だと思ってください。

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2004.03.01

ちょっと前に見かけた子猫

数日前より歩くとむせかえるような沈丁花の香りが漂ってくることがあった。今日はそれが頻発、道によっては香りに包まれていると思うことさえある。木蓮のつぼみもいよいよほころんできた。と思いきや、シジュウカラのつがいが枝を渡っていく。
そういえばもう2月末。今年は閏年で1日多い2月。
それにしても本日は暖かかった。いい感じの気温になってきたけど、確定申告などやることも多い時期だ・・・

近所の猫だまりを見てると、たまーに若いおねえさんが猫にふれたく近づき、気配を察知した猫がすぅっと逃げていくのを見かける。
そういえば、もう少し寒かった頃、手のひらに乗りそうな子猫を見かけた。白っぽいけど、薄いグレーの縞がある。たまたま猫だまりに出て来たようだ。歩く毛玉みたい、もこもこしてる。まだ幼いから怖いもの知らず、生まれて初めて見るらしい業務用スクーターに近づく。好奇心満々の後ろ姿。そこへスクーターを運転している配達のおじさんが、走って戻って来た。
うわー、たいへんだー、と逃げる子猫。だけどまだ小さくて、素早くぴゅーっと走ることなどできない。トテッ、トテッとスローモーションで走る、本人はものすごく急いでいるつもりらしいけど。
やっと近くの門柱にたどり着くと、門の下をくぐり抜けて庭に入っていった。さすがに猫、どんなにちっこくてもくぐり抜けは得意、そこだけは速い。
あれ以来、見かけない。本当はどこかの家猫で、たまたま外に出ていたのかもしれない。あんな子がいたら、みんな触りたがったたいへんだろうな。
猫は姿を愛でるくらいがいいと思う。(さわりたいという気持ちもわかるけどね。)

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