3月発売のコミックビーム
まだ全部読んでないんだけど、いましろたかし「ラララ劇場」第5回。最初からおもしろかったけど、こっちのチューニングがあってきたのか、作者がのってきたのか、なんだか好調の印象。
「エマ」(森薫)はいよいよ核心に切り込んだ。読み手もこのあたりまではもう織り込み済み、次回こそが楽しみというところ。
でもってやっぱり志村貴子の「放浪息子」。修学旅行篇、そう終わるか。(ネタばれは一応なし。)
いまどきの子どもたちは、どうなってるんだろうね。私が子供の頃だと、特に女の子と仲良くなりがちな男に対して、もうちょっと強烈な、相手の誇りをわざと傷つけて、不登校に追い込むような酷いことをするのが相場だった。それに抵抗する子が転校したくなるくらい酷いことだってやってたんじゃないかな(しかも頭がよくて力があまりない子が、腕力型の子と結託して、あえてデリケートに酷いことをするというのも多かったぞ)。
というわけで、意外に平和な終わり方かも。でもまぁ、この作品はいままでもそういう強いリアルに入り込む手前でうまく描いてきたし、そういう性根の腐ったワルに対峙して生きる子を描く作品として、もちろん今回のはありです。
最終回の福島聡「少年少女」、最初の話と呼応して、余韻を引きつつ終わり。ちょうどいい期間の連載だったと思う。
しかし、他の雑誌の誌面と比較すると、ビームの誌面は黒くて濃いね。水野純子も羽生生純も上野顕太郎もカネコアツシもみんなびっちり描き込むタイプの絵だし。竹本泉のほよ〜〜んとした絵を見ると、なんかほっとする。
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