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2004.04.18

イラク、残る二人の人質、解放

アサヒ・コムの記事より。
とりあえず、よかった、よかった。

日本政府は「マスコミも含めて今後責任持てんから退避してくれ」とか「もう行くな」などと言っている。さらに与党内から「本人と家族に金を負担させるべきだ」とかいう声が流れてくるのは、今の世論がそういう方向にあるから、と見ているのだろう。
だけど、政府の対処方法だけでは不足だと感じる人々が、個人で、あるいはNGOなどを通じて動く場合がある。あるいは報道目的の場合も。絶対安全な場所以外ではそういうことをしてはいけない、という格好の口実になってしまっては、問題がある。
危険地帯に赴く時には自己責任の部分が生じるし、判断が甘さが危険を招くこともあるだろう。今のイラクはまさしく戦争状態にある。だから、NGOなども含めて一度離れるしかないのかもしれない(自衛隊も離れるべきかの議論はいまはおいておく)。それはそれで正しい。だけど「今後、国際貢献に関してはまず国のいうことをよくきくように」という前例になってしまうのは、よくない。政府方針には入っていないから関係ない、という状態にしてしまうのは、もっと問題がある。そういう事例になりかねないんじゃないように見えるのだ。

たとえば。あるメーカーが、非常に厳しい経済状況になったため、安全に儲かる製品開発と販売へシフトしたとする。研究開発部門は、当然すぐに役立たない技術や製品を開発する予算がない。だけど、そういう中で、上司の命令も無視して、通常業務が終わった夜に、コツコツ実験や開発する人がいたりする。
で、景気が回復してきて、いよいよ新規技術で打って出る局面になった時、命令無視でこっそりやっていた技術のいくつかが、日の目を見たりする。そして、それが利益をもたらす場合がある。
青色ダイオードのような極端な話をしているのでも、プロジェクトXでもない。こういう話は時々あることだ。
国と一企業ではレベルが違う、と思われるかもしれん。だけど、日本が他の国を援助する場合でも、政府が決定した正規の案件だけでなく、民間や草の根レベルで行われていることが、援助国に強い印象を残す場合だってあるだろう。政府集中型がいい、民間はよけいなことをしなくていい、という常識になってしまわないことを願う。

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推敲時に、消し忘れた箇所があったので、訂正線で消しました。

投稿: kenken | 2004.04.18 18:48

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