横浜の近代文学館
25日の日曜日は、晴れていたけど意外に温度が低かった。昼間は暖かくて上着を脱いだけど、帰りはけっこう風が冷たかった。
そんな中、わざわざ横浜まで行ったのは、神奈川県立近代文学館で開催中の、芥川龍之介展を見るため。
文学に関わる展示というものに、どれだけ意味があるかと問われたことがある。文庫でも全集でも、いっそのこと青空文庫でもなんでもいいから、いっぱいかき集めて読めばいいじゃないか、そんなに生の原稿が見たいか、と。
私の場合、生の原稿を見たいという欲望より、年譜にからんだ資料を一度にたくさん見渡せるため、その作家について考える際のポインターが増える、ということかな(あと、単純に横浜に行けるのがうれしいとかね)。
今回の展示だと、旧制一高在学中にニーチェ「ツァラストラはかく語りき」(ドイツ語)、ベルグソン「時間と自由意志」(英語)を読破していたのは知らなかった、なんてのがある。当時、まだ翻訳はなかったけど、確かに読んでいた人々がいたとは聞くし、そうであっても全然おかしくない。ただ、目前に読後感の書き込みがある蔵書を見るのはやはり楽しい。一方で、芥川と同期の一高無試験入学者には、文科I類に矢内原忠雄がいたのだなぁ、などと全然関係ないところを見ていたり(芥川は久米正雄らとともに文科III類)。
今回の芥川展の感想や、最近の元町などの変化は、また後日。
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