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2004.05.30

昔イージーリスニング、いま…

カフェや喫茶店に行くと、どんな音楽が流れているか。
いわゆるカフェ・ブームに関わったチェーン店だと、ボサ・ノヴァやフランス歌もの、または聴きやすいジャズなどもかかる。スタバとか、エクセルシールとかね。
かっちりした喫茶店だと、クラシック音楽(あまり重いものじゃなくて、バロック音楽やモーツァルトなどが中心)もよく流れている。

そういえば、いわゆる喫茶店のBGMといえば、イージーリスニングってジャンルが相場だった頃がある。
イージーリスニングというのは、クラシック音楽ほどシリアスでない、弦楽器主体のやわらかい響きの音楽。映画音楽、大ヒットのポップス、スタンダードなどを、その楽団流にアレンジして演奏する。ポール・モーリア、パーシー・フェースなどが有名どころ。1960〜1970年代に一般的だったかな。
気楽に聴けるなんて言葉通り、BGMとして練り上げられていた。

では、VELOCEのような、喫茶店チェーンが背後についている、カフェ系の店。
時々、1980年代のフュージョン(日本のものでなく、アメリカ西海岸らしきもの)を耳にする。
ジャズが突っ走って前衛になっちまって、かえって野暮ったく聞こえた頃に、ラテンやロックなどと融合する新しい響きを追い求めたフュージョン。もともとリラックスした雰囲気もあって、決してBGMに使えないわけではない。実際、日本のフュージョンの代名詞に近いスクェアの曲は、テレビで頻繁に使われていたし。
ただ、値段が安いことがとりえのカフェで響くフュージョンは、すごく薄いコーヒ−よりも味気なく感じられて、なんだかちょっと物悲しい。

おしゃれな創作和食ダイニング・バー(なんだそりゃ?)といった趣の店に入れば、1960年代ブルーノート系ジャズをかけるのが、数年前に流行った(いまでもやってるけど)。そういや、サンマルク・カフェでもそうか。
だいぶ時間を経て、ジャズはいい感じでリラックスする音にみなされるんだ、と思ったりしたけれど、1980年代の曲はそこまでいってないのか。世間では80年代リバイバルがけっこう行われているわけなんだが、本当に枯れるにはさらにあと10年くらい(つまり出来てから30年くらい)かかるのか。それともそういう問題ではないのか。

まぁどっちでもよくて、時と場を選んで流さないと、音楽がないほうが気持ちよく感じられちゃうから注意、ということなんだけどね。

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