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2004.07.27

いまさらアフタヌーン8月号(1)

あんまりABCのことばかりなのもナンなので、他の話題。
もうアフタヌーン9月号(7/24発売)を読み出しているんだが、いまさらながら先月の8月号の話。
蟲師のイラストが大きく出て、アフタヌーンのロゴの中に、掲載マンガの名前を入れている。これはこれでいい感じ。

CD-ROMが付属。一応WinとMacが公式対応。大合作を収録。
なるほど、これまでのようにマンガとして合作するんじゃなくて、他の作者があのマンガを描いたらどうなる?をみんなでやったもんだった。で、Flashムービーはそのスライド。まぁ、本当のムービーが入るとは思っていなかったから、がっかりはしなかったけど…
トニーたけざきの「菫画法」が描いた「菫画報」がキレててグッド。「ヨコハマ買い出し紀行」の作者(芦奈野ひとし)が「蟲師」を描き、「蟲師」の作者(漆原友紀)が「ヨコハマ買い出し紀行」を描いていて、作者交換状態。世界が成立しちゃってるよ、どちらも。
「あっかんべぇ一休」(作者の坂口尚は故人、この作品が遺作)を取り上げるとは思わなかった。麻宮騎亜である。まぁとにかく懐かしかった。
ネタとしては「げんしけん」が人気。須藤真澄のが妙にリアルでヘン…
いちばんこわかったのは、岩明均の描いた「あぁっ女神さまっ」。一見の価値あり。
まぁお祭りだけど、今回のは以前ほどのインパクトはなかったかなぁ…

んで、この月で一番インパクトがあったもの。
意外にも(?)とよ田みのる「ラブロマ」
ホシノ家全員登場、お母さんが突っ走る。キャラを増やしてドライブしていくと、拡散していくこともあるんだけど、ノっているこの世界ではいい感じでこなれていく。毎号決めセリフを出すことにこだわらなくてもと思うけど、あれはあれでありだな。

芦奈野ひとし「ヨコハマ買い出し紀行」は連載10周年。もうそんなになるのか。今月は2編。カラーページのショートショート、バイクレースののどかなスピード感(こういうの、こわいぞ)と、本編でポテポテゆったり走るバイクの対象。この世界の速度感が象徴される回だな。先月は静かに胸に波が広がっただけに、今月のラストの静けさは、しみる。
岩明均「ヒストリエ」、先月から続いて、奴隷になったエウメネスの話。図書室を窓の外から覗き、かつて読みふけった本に思いを馳せ…先月の残酷な立場が、今月は少しだけ前に進み出す。この振幅は、やっぱり他の作品ではなかなか見られない。

今日はこれくらいまで。続きは後日。

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» 岩明均に、またやられました。 [――MERCURY in the AIR――]
 東京・銀座の数寄屋橋交差点から、丸の内線に乗るべく階段を地下へと下りていくと、 [続きを読む]

受信: 2004.10.23 15:31

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