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2004.07.02

WWDCと新製品

Apple Computerが現在開催中のWorld Wide Developers Conference (WWDC)では、新しいiMacは発表されなかった。Mac OS X 10.4 "Tiger"のプレビューと、プロ向けの新しい液晶ディスプレイ・ラインナップが中心だった。
私がビックピーカンで見た「iMac 15 & 17 inchが販売終了」はガセかと思っていたら、7/2現在のApple Store、iMacコーナーにメッセージが掲載されている。引用してみる。

アップルでは本年9月に発表と発売が予定されている新しいiMacへの移行準備のため、現行のiMacの受注を停止いたしました。 本来であれば、現在発売されているiMacの在庫がなくなるまでに、新しいiMacの準備が整う予定でございました。 お客様にはご迷惑をおかけいたしますことを、深くお詫び申し上げますと共に、何とぞご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

やっぱり、WWDCで発表の予定だったんだね。で、本年9月に発表と発売ということは、Apple Expo(ヨーロッパで行われる)にはアナウンスがあるということだね。

***

ところで、"Tiger"のデモのほとんどを、トップであるSteve Jobsが行ったのは、すごい。Jobsが使っていて、ほしい機能を中心に突っ込んでるとしか考えられないな、あぁいうデモを行うのは。

ただ、Microsoftをあそこまで意識するのは、妙な感じ。だって、検索機能の強化や、イメージングのデモなどは、早々とMicrosoftが次期Windows "Longhorn"で採用するとして、表明かつデモを行ってきたことなのだから。
現在のAppleは、ロードマップさえあまり公にせず、突然発表してユーザを喜ばせることを狙う。だから、すでに"Panther"(現在発売中のMac OS X 10.3)の開発段階で、Apple内部ではかなり決まっていたことなんだろう、今回のデモの内容は。そうして、それと似たようなことをちらほらと、さもWindowsのほうが進んでいるようなイメージでデモしてたからこそ、挑発したんだろう。
今回の様子では、AppleはAPIレベルまで策定が進みつつあるようだ(APIとはApplication Programming Interfaceの略、アプリケーション開発者に対して、OS側が用意するサービスの呼び出し方法を規定している)。SDK(Software Development Kit、アプリケーションやユーティリティにOSが提供する機能を組み込むために提供される、開発者向けのツール類)があるので、ソフトウェアベンダーはぜひ使ってくれと話している。開発が進んでおり、遅れに遅れている"Longhorn"よりもうちは先に出しちゃうよ、プログラマーの皆さん、使ってね、というところか。

しかし逆に、あのような話し振りでは、Macの優位性はどんどん差を縮められているような印象を与えかねないんじゃないかな。
むしろ、Pantherを開発している最中に、着々と内部で研究を進めていたんだ、我々は先を見据えつつ、ユーザの利益も考えて時を選んで発表している、とでも言うほうがいいような。

個人的には、64bit化の進み具合と、核になるUNIX層での多言語対応の進展が気になっている。UNIXのライブラリ群が64bit化されるようなので、期待している。

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