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2004.10.06

とりあえずCEATECのことなど

定期的にのぞいてくださる方々が、そろそろ更新と思って見てくださっているようだ。打ち合わせや移動が多くて、更新が手薄になってます、すまんです。

今日はCEATEC Japan 2004を見てきた。今年は積極的な展示が多い。どのメーカーのどれが、というより、次世代の記録メディア(HD DVDとBD)、今年から始まるモバイル放送、1セグデジタル放送のためにH.264対応BMLブラウザを搭載する機器(携帯電話を含む)、テレビ録画から情報処理までこなす一体型PC、車載機と通信機器との連携、増えつつあるBluetooth機器、RFID機器とアプリケーション、SD型非接触ICカード、H.323とSIP及びVoIP、暗号化や電子透かし、可視光線通信、といった技術があちこちで展開されている。
デジタル技術による通信と放送の融合、というテーマに対して、お題目だけでない製品が、一般にも見えるところまでやってきた、というのが事前の触れ込み。でもそれだけじゃなくて、コンピュータをデータだけでなく現実世界にいかにとけ込ませるか、という発想の製品や研究もある。こっちのほうが将来を考える上では重要かもしれない。監視・管理・行動トレースばかりに向かうのは願い下げだが、かといって、技術を止めればいいわけじゃない。こういう場に多くの人が出向いて、考えたり感じたりしたりすることが、まず必要なのかもしれない。
毎年のことだけど、家電の映像・音響から通信、自動車機器(車載機という)、機器を構成する部品まで、すごく展示数が多いので、全部見るととてつもなく時間がかかります。それなりに時間をとって行くか、狙いを絞るのが吉。とはいえ、意外なところで見つけるもののほうが面白いのが、こういう時の妙。

今回、個人的に面白かったのは、NTTマイクロシステムインテグレーション研究所 ユビキタスインタフェース研究部の細谷英一氏がブースを設けていた「ミラーインタフェース」
Mirror Metaphor Interfaceといい、ディスプレイには相手からの画像と、相手に送っている自分の画像が重なって表示されている。自分の動きも画面に表示され、鏡に向かって操作するようなので、ミラーインタフェース。
面白いのは、画面にタッチしなくても操作可能な、タッチ操作を代替するポインティングツールが用意されていること。空中で画面上のボタンを押すと、反応する。これが操作の基本。
同じPCの画面を共有し、操作用のボタンも別途相互に表示されている。そして、PowerPointのスライドを送る/戻す/止めるといった操作を行うと、必ずお互いの画面に反映される。相手の表情を見ながら、PC上のスライドを操作し合って電子会議が出来る。
まぁ、このへんまでは普通に思いつく。確かゼロックスのPARCだったと思うけど、電子黒板のような研究もあったし。これは、その先がある。部屋の物体にIRセンサをつけておく(別に赤外線じゃなくても、RFIDでもいいわけだが)。相手の部屋には、センサがついた物体が見えていて、それをポインティグツールで「つまんで動かす」ことが出来る。また、「その物体の情報や属性を表示させる」ことも出来る。これで、電話やメールじゃラチがあかんことを、一発で指し示したりできる。また、遠隔地の家電を操作したり、ブツの動きをトレースできる。知らないうちにこういうシステムで監視されるのはちょっとどうかと思うが、二人で場を共有するシステムとしては、面白いんじゃないかな。
残念だったのは、2地点の画像を重ね合わせているため、表示がちょっとゴチャゴチャしてくる点。夜の電車で、車窓の景色と、車内の明るい映像が窓に映り込む映像が重なるけど、あの感じを活かして、フォアグラウンドとバックグラウンドを自在に切り替えることができれば、見やすくなるかもしれない。
こういうものを見られるのは展示会の楽しみの一つなので、これからCEATECに行かれるなら、ちょっと頭の片隅に。

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