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2004.12.09

今頃になって文学フリマの雑感をば

11月14日に参加したイベントの感想を今頃というのもヘンだけど、やっとあの頃の気分が沈殿してきたので。
(既に11月14日の記事でファーストインプレッションには触れている。)

まず、事務局スタッフの皆様には、大きな問題もなく開催されたことに対して、謝意を捧げます。本当におつかれさまでした&ありがとうございます。

会場は、アクセスがよい場所なので、搬入が想像よりもずっと楽だった。
けれど、1階と2階の吹き抜けがあるあたりは明るくいい感じなのに、入って右手のほうは照明も暗く、天井が低く、圧迫感がある。圧迫感はさておき、暗いというのはかなりのハンディ。暗いほうへわざわざ来ないからね、人は。
ここに割当てられたことへのひがみになっちゃうのかもしれないけど、あの場所は難しい場だと感じた。

サークルの傾向として、ジャーナル系や評論系、それにボーイズラブ/ガールズラブが増えたような印象。というより、他が相対的に減ったのか。特に詩歌を扱うサークルが目立たなくなった。おそらく青山ブックセンターが会場でなくなった点で、地味に小説・詩歌を出すサークルは出店を見合わせたところが多かったのかもしれない。
大塚英志色が強まったと書いたけど、これは評論系サークルが増えたことだけではないように思う。出版社も出ていたのだが、大塚氏の著作をたくさん並べていたことも関係している。
白倉由美の冊子が出て、そこに人が並ぶのは当然だと思う。しかし、それ以外にあちことで大塚氏の著作を扱っていれば、大塚色と思うわな。
また、出展者ではありつつ、大塚氏はまるでスタッフのように見えちゃう。別に精力的に動くことが悪いとは思わないけど、あれだと「大塚氏のやってるマーケット」みたいに見えちゃう。
第2回の時は、大塚氏が作った場だけれど、2回目の事務局は別組織であり、大塚氏の意見で動いているわけじゃない、と事務局があえて宣言してやっていた。今年は会場の変更、集客が見込みにくいなど、いくつも不安定要因が重なったため、こんなことになったのかなとも思う。
そうはいっても、大塚氏、目立ち過ぎ(氏の著作の好き嫌いなどとはまったく別にしてのことです)。それがいやならあんたがやれば、という話になるのかもしれないけど、むしろもう少し個人色が薄まってもいいのでは、と感じたということ。

一方、昨年のように極端に安い冊子を並べるサークルが減ったためか、500円程度の冊子を高いと感じる方々が減ったのかもしれない。このためなのか、私のところは昨年よりも動いた(こちらとしても、昨年より本の見せ方を工夫はしましたが)。
それほど売れたわけではないけど、かなりの方々に足を止めていただいたし、お買い上げいただけた。
お買い上げくださった皆様には、心からありがとうございますと申し上げます。

文句ばかり書いたけど、出てみればやはり楽しい。それも本当。
ただ、来年どうするかは、まだ考えている。
まとまらないけど、こんな雑感が凝縮されたまま、極端に忙しい日々が続き、やっと今になって吐き出した感じです。

というわけで、お隣のブースだったdozeu.netのブログと、コメントをくださったカナリヤの毎日に、トラックバックいたします。(時期はずれですみませんけど。)

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