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2005.01.05

ニケのヘンデルが来日公演の年だった

日本語になっていないタイトルですが。

エルヴェ・ニケ率いるコンセール・スピリチュエールが、2002年にヘンデルをやってたいへん有名になった。
(Glossaレーベルより発売の、ヘンデル「水上の音楽・王宮の花火の音楽」。)

第一、ロンドン初演当時の版を研究し、その再現に勤めていること。
第二、そのために当時の編成も研究し、オーボエ25名、フルートorリコーダー15名といった具合で、初演時の100名という大編成を実現したこと(第一級の奏者達を100名、スケジュールをおさえるだけでも大変だったはず)。
第三、オリジナル楽器演奏と称する金管楽器演奏が、実は現在の耳に心地よく響くような音律にすべく、楽器に穴をあけるなどの改変を行っていることに、彼は異議申し立てをしていること。そして、マウスピースなどの研究を通じて、そんな改変などなくても響かせることが可能だとし、その実現を試みていること。
第四、こうした当時の金管楽器の音律にあわせるため、木管楽器も設計し直したものを特注で用意したこと。

ゴタクがならんでいますが。
聞けば一発でわかります。
すげー演奏。

当時の英国の、ロイヤルな音楽の、バカ派手さ。
どかーんと鳴り響く音のスペクタクル。
王宮の花火の音楽なんか、すごいよ。
 バカはバカでも、ここまでやれば立派!
という見本のような演奏に仕上がってる。
(ほめてないって? いや、ほめてるんですってば。)

ちなみに、金管楽器は前述の事情から、現代人の耳には奇妙に(つまり、音が協和していないように)響く瞬間もある。
けれど、この演奏はそんなことを吹っ飛ばす凄みがある。

ニケはシャルパンティエ(ルイ王朝時代、18世紀の作曲家)の再評価でとても有名になった人だ。
だけど、このヘンデルも発売当時、ものすごく話題になった。

今年の7月に、このヘンデル100人の来日公演をするのだった。
今からけっこう楽しみ。

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コメント

はじめまして、こんばんは。(^0^)
先日の名古屋でのコンサート、すごかったですよ〜。ヘンデルの『水上の音楽』と『王宮の花火の音楽』を演奏しました。
ヘンデルが活躍していた当時、実際にはこんな雄壮な音で鳴っていたんだというのを、自分の感覚で体験できたというのは、貴重な体験でした。トランペット奏者、左手を腰にあてて拭いてて、カッコよかったです。
http://plaza.rakuten.co.jp/awamorimeister/diary/200810260000/
東京公演、行かれますか?(^0^)

投稿: 泡盛マイスター | 2008.10.27 00:11

泡盛マイスターさん、はじめまして&コメントありがとうございます。
ただいま東京公演の開演35分前です。
名古屋公演が素晴らしかったとのこと、楽しみです!!
こちらの感想も書く予定です。
では、これからもよろしくお願いします。

投稿: Studio KenKen | 2008.10.28 18:25

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