御緩漫玉日記と、最近のコミックビーム
こんなに長いこと、更新しなかったのは、はじめて。
まずは、2/22にトラックバックをいただいたヘーゾーさんの、こちらの記事へ。
ありがとうございました&ほったらかしですみませんでした。
第1巻、やっぱりおもしろかった。
昔の、若い女性アシスタントに接していた頃のグダグダ。現在の、伊豆の空気。その間を自由に行き来しながら、人間って変わっていくようで簡単には変わらなくて、でもやっぱり心身ともに変化は大きく、世間でいう「大人/子供」なんて区分けで簡単にわかるもんじゃない、なんて思ってしまう。
どうでもいいように見えることがなんでこんなに読めてしまうかといえば、やっぱりどうでもいいことじゃない、ということなんだろう。
"C'est la vie"(それが人生ってもんさ)なんてフランス語も思い出しつつ。
ビーム3月号(2/12発売)はお休みした桜玉吉「御緩漫玉日記」は、4月号(3/12発売)で復活。やはりというか、盲腸入院の巻。一度休んでからの玉吉は、すごい。
ちなみに、3月号によれば、上野顕太郎氏、須藤真澄氏のところでも御不幸があったとのこと。ゆずが旅立った須藤氏は休載。その間にギャグマンガを載せるウエケンはすごいが、それがきっちり笑えるものだったりするんで、背筋がちょっと寒い。今月の「仰げば尊し」「蛍の光」ネタは一発勝負ものだけど、これぞウエケンの真骨頂。
志村貴子「放浪息子」。毎号、眼が離せない。ここんとこ、修学旅行篇直前のような、表面上は重い展開を避けているようだ。そうはいっても、キスをしたとはやしたてられる修一と高槻さんへのしつこさはしっかり描かれている。そう、小学校6年の頃って、こんなんだった。戸惑っている修一だけじゃない、千葉さんがついに「私だって」と一本気を爆破させ、姉のモデル事務所仲間の安那が修一に関心を持ち…事件が同時多発型潜行中。思春期直前の重さを、軽く描くからこそ強く実感させてくれる。
もひとつ、単行本第1巻の出た福島聡「機動旅団八福神」。4月号、ついに話が立ち上がった。第1話で強烈に火花を散らし、一転して訓練生それぞれの背景に焦点をじっくり当ててきた。これまでの作品にない、ゆっくりした序奏だったけど、最初の本格的な訓練がいきなり実戦に。それぞれの考えや癖がたっぷり描かれてきただけに、簡単な動作や台詞だけで映画並みに動きが伝わってくる。一コマの密度がとても濃厚。
ちなみに、いましろたかしは「続ラララ劇場」で再び登場。いきなりしょっぱくて、いいです。
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