文學界の、ある1ページ
いまごろ触れるのもナンですが。
群像4月号の町田康「自分の群像」。相変わらず読んでしまった。ボンクラの最後はどうなるかと思いきや、首がまわってちぎれてしまうとは。ゴミ扱いとは。
作者の作品中ではいまいちなほうかもしれない。けれど、やっぱり笑っちゃう。群像にこれが載ることに意味を含ませてるのかなぁとか、片原位多子って主人公は「かたはら痛い」から来ているんだろうなぁとか、細部からあれこれ想像もしちまう。
それはそれとして。
文學界で今年に入ってはじまり、4/7発売の5月号で3回目になる連載がある。
相馬悠々「鳥の目・虫の目」「鳥の眼・虫の眼」。
1ページを3段組にした、決して長いとはいえない文章。先月の文芸誌や単行本をネタにして、ぼそりと書いてる。
新人小説月評がマッチョ系批評なら、こちらはWebページやBlogにかかれる感想に近いか。いやむしろ、本来は新聞の文芸欄に載るものに近いかな。
毎月、期待して待つわけじゃないんだけど、なんとなく気になるページ。
え? 具体的な内容はどんなかって?
1ページだし、すぐ読めます。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント