最近(2005年6月号まで)のアフタヌーン
一曲一話と思ったけど、最近のアフタヌーンやビームに、そういえば触れてないなぁ…アフタヌーンを先に。
いま面白いのは、静かにクライマックスを迎えつつある豊田徹也「under current」。
で、古い雑誌を捨てるために整理してたら、アフタヌーンの2003年9月号(2003年7月発売)が出てきた。勘のいい人はもうわかると思うけど、豊田氏が四季賞大賞作品「GOOGLE ゴーグル」を掲載された号。
谷口ジロー氏が絶賛してる。絵(というより線)は今のほうが色気が出て洗練されてるようだけど、構図やコマ割りの決め方はこの時点でほとんど完成されている。読み直して、改めて感心した次第。
で、その四季賞だけど、昨年秋に「四季賞クロニクル」発売間近と予告され、そのまま何のアナウンスもなかったので、年末の記事で「出るなら買いますよ」と気楽に書いた。
そしたら、2005年6月号(2005年4月発売)の190ページで、「アフタヌーン 四季賞CRONICLE 1987>>>>>2000」として、予約受付開始が宣言された(いや、宣言じゃなくて、宣伝なんだが)。
申し込みは7月31日(消印有効)まで。発送は9月上旬予定。
いやね、確かに、出るなら買うとは言ったけどさ。
まさか、6,300円税込みとは思わなかったよ。
コレクターズアイテムとして、完全受注生産でいろいろ特典がついて、値段が上がるのはわかるけど。
本編が400ページ以上の文庫サイズ4冊、というのがちょっとなぁ。
納得いかんのは「文庫サイズ」というところなのだ。マンガを文庫サイズで縮小して読むのは、ちょっと(いや相当に)かなしい。
うーん…実はまだ申し込んでません。いや、申し込むんだけどさ、値段よりサイズにショックを受けて、ちょっと間をおいてる。
気を取り直して。
岩明均「ヒストリエ」。手塚賞候補に上がったけど、速すぎ。この連載はもっと話が広がってからでないと。だって、単行本ではやっと、奴隷として売られて話が動き出したところ。連載はもうちょっと先に進んで、移送中に下克上と難破、パフラゴニアに流れ着いたところ。6月号の、思わせぶりな状況証拠の出し方が、相変わらず岩明節です。
五十嵐大介「リトル・フォレスト」の急展開(来月は最終回!)や、ちょっとテンション落ち気味だけど次の春には卒業のはずの木村紺「神戸在住」も気になってる。
田中ユキ「神社のススメ」は、やっとエンジンがかかってきたみたいです。
一方、黒田硫黄「ミシ」。最初期の作品にちょっと戻ったような。うーん、でもまだコメント不能。
他の連載陣は安定期というところ。
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