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2005.06.07

え?コスプレ喫茶?!いやいや

長らく営業されてきた談話室滝沢が今年(2005年)3月末日に閉店してから、だいぶ経つ。

千円のコーヒー、和菓子の付く煎茶。
穏やかな声で注文をとる店員達。
長居しても追い出されない空気。
コピーまである店舗。
会計を済ませると必ずいただける謝恩券。(次回100円引きになった。)
すべてが独特。
だって、喫茶店じゃなく、談話室なのだ。

ちょっと(というか、かなり)高いけど、打ち合わせなどに長く使われてきた。
(だいぶ昔、原稿書きに使ったこともあるよ・・・)
閉店は経営者の高齢化と、世の流れを考えてのことで、赤字というわけではなかったらしい。

閉店間際はずいぶん混雑していた。私も打ち合わせで一度、私用で一度入ったけれど、もうすぐ使えなくなる謝恩券を「3月31日を過ぎますと使えなくなりますので、気をつけてくださいませ」と渡された。
最後まで平常。すごいなぁ。

新宿東口近くの滝沢、特に窓から外が見える2階は待ち合わせでよく使われていた。
5月下旬、ここは椿屋珈琲店として生まれ変わった。
池袋の滝沢(ビックカメラピーカンの隣)も、同じく椿屋珈琲店となり、6/7にグランドオープンとのこと。

椿屋珈琲店といえば、銀座は資生堂脇の花椿通りにある、レトロな空間のお店として有名。昨年、日比谷の名曲喫茶なきあとに、日比谷店をオープンした。
そして、滝沢のあとにも入るという。
少し前、新宿店に行ってみた。

階段が木になっている。
2階に上がれば、和箪笥に迎えられた。
見渡すと、大きな窓の前に、和洋折衷の障子風窓枠を入れて、間接照明風の薄暗さ。大正ロマンを作り出そうとでもいうのか。
店員は、まさしくメイド風。
こ、これは……
もしや、大人のコスプレ喫茶?

ウソです…まじめな喫茶店です。
珈琲は一杯800円から。
これくらいだと、ジャリタレは入ってこない。
そうはいっても、ほぼ満席に近い。
店員はよく気付き、キビキビ動く。混んでるからひどく忙しそうだ。

しばらくいて、思った。
滝沢にあって、ここにないもの。
それは、満席で皆がうるさく話している時でも、どこかゆったりしていた空気感だ。
滝沢は絨毯にソファーで柔らかいのに対して、椿屋は木が中心で堅いインテリアであるためか、響きやすい。
だけど、それだけじゃない。店員が忙しい時でも、それを見せないような努力をしていたんじゃなかろうか。
あの滝沢の、ゆるいけどある程度の緊張感もある店作りは、まさに滝沢氏の商品だったのだなぁと、改めて実感した。敬服に値する。

しかし、どうあっても、新宿駅近くから喫茶店がなくならなくてよかったと思う。
やはりあそこは喫茶店じゃなきゃぁ。

ちなみに、新宿店にはお祝いの花が並んでいた。
その中には滝沢二郎氏からの花もあった。旧談話室滝沢からだろう。
あとが喫茶店になるように計らったのだろうか。そうだとすれば、待ち合わせに困る方が出ないようにと、社会的責任まで果たされたことになる…脱帽である。

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