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2005.06.16

えー、脱力系略語、続き

先日触れた、クラシック音楽の脱力系略語。

「メンコン」=メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲
「チャイコン」=チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲

メンデルスゾーンは確かにヴァイオリン協奏曲ばかりがいやに有名でわかるけど、チャイコフスキーはむしろピアノ協奏曲のほうが有名じゃないか、なんでチャイコンでヴァイオリン協奏曲なの?

という質問を口頭で受けた。

この対になってる2つの言葉、ヴァイオリン業界用語といったほうが正確かも。
つまり、コンクールでよく弾かれた時期があり、またこのどちらかを取り上げると客の入りがいいということで、すごく有名になった。しかも、メンデルスゾーンもチャイコフスキーも、ヴァイオリン協奏曲は1曲ずつしか書いていない。花のある曲として、ちょうど略語にしやすい状況だった…
他にも理由があるのかもしれないけど、一応こんな風に言われることが多いようだ。

ピアノの場合、一人の作曲家が複数のピアノ協奏曲を書くことが多い。作曲家は鍵盤楽器を使うことが多いせいだろうか。
そのため、作曲家名と番号で呼ばれていることが多いようだ。

では、他の略語・隠語を少しだけ。

チャイコフスキーの交響曲第2番。オケの人は「チャイ2」と呼ぶわけだけど、この曲にはあだ名がある。
「小ロシア」という。
これを「コロシア」と発音してみたりする。

「モツレク」があったけど、レクイエムは他にヴェルディとフォーレのものが19世紀の名曲。合唱団には欠かせないレパートリー。
それぞれ「ヴェルレク」「フォレレク」と略される。
「フォレレク」も他の略語同様、フォレ・レクと2音節で発音。
18世紀中葉(バロック時代)のフランスの作曲家、フォルクレと違うのは当然。(誰もそんなこと、聞きやしないって。)

ショスタコーヴィッチ。現在のロシア(旧ソ連)で名高く、また20世紀を代表する作曲家の一人。
たいてい「ショスタコ」と略される。
それだけならまだいい。
彼の交響曲8番など「タコハチ」である。
たこ八郎が頭に浮かんで…あー、ご存知ない方もたくさんいる、そうですよねー。
そういう名の、コメディアン・俳優がいたんです。元ボクサー(日本チャンピオン)で、パンチドランカーになって引退、由利徹に師事してコメディアンになってからはテレビや映画に出演して…って、何の話じゃ。

上野顕太郎のマンガみたいになってきたので、このへんで!

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コメント

はじめまして。
知らない略語もありましたので、勉強になりました。・・・(笑)
「コロシア」は「オロシア」にひっかけているのでしょうか?
昔、「コバケンのモツレク」というタイトルの演奏会に出演したことがあります。
同僚の日本語バッチリのフランス人にちらしを見せたら、意味が解らないらしく、説明するとシラケていたのを思い出す。

投稿: うさぎ | 2005.08.03 14:49

はじめまして。
「コロシア」は、「オロシア」とともに「殺し屋」あたりを連想させておかしい、なんてところからかもしれません。
欧州の言葉を母語にする方は、しらけちゃうでしょう。
奈良〜平安に、大陸の文物を輸入した時も似たような調子だったんでしょうかね…

ブログ、拝見しました。
朝日奈さんや大植さんの棒で歌ってらっしゃるのですね。
モーツァルトのレクイエムは、18世紀まで残っていた教会音楽の伝統がうかがえる曲で、手応え十分ですよね。がんばってください!

投稿: Studio KenKen | 2005.08.03 21:15

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