日比谷図書館が都立から区立に?
理屈は確かにそうなんだな。
ただ、都立図書館として運営されていれば、都民(及び都の会社に勤務している者)ならば、利用できる。
区立図書館になれば、基本的には千代田区民のための図書館になるだろう。70万人の多くは千代田区外なのではないか(私だってそうだ)。そうした利用者を、千代田区が継続して受け入れることはあまり考えられないのではないか。
現状の区立図書館などを見ていると、住宅街が控えている地域では、児童館の代わりに機能するような蔵書が中心になってしまいがち。
ちょっと調べたい分野について、専門分野への入門となるような蔵書は意外に少ないことが多い。(まして、ベストセラーを数十冊と購入し、数年後にはあまり読まれなくなることを考えると、哀しくなることがある。)
日比谷図書館は、少なくとも都立図書館として、教養図書・専門分野入門書をある程度そろえていた。それに、古い蔵書が意外に役立つこともある。
このあたり、区立図書館とは違う役割になっていたように思うのは、私だけなのだろうか。
ただし。
それならば区立図書館に訴えて運営方法を改善してもらえばいい、都立図書館により多くの予算を割いて、区立図書館への貸出を積極的に行うことでより効率的になるのでは、という意見も出てくるだろう。
また、そうしたことを背景に出た案のように見受ける。
(しかし、実際に図書を閲覧したい場合は、あんまりゆっくり待っていられない場合も多かったりする…まぁこれは個人的な事情だが。)
パブリックコメントの受付は9月26日までという。
どうしたもんか。日比谷図書館は都立であってほしいが、論理的かつ説得力ある理由があるかな。
うーん…
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