アフタヌーン四季賞CHRONICLEに大見得を切られる
見慣れぬ携帯電話発信が午前にあった。
つーか、寝てて、たたき起こされた。
宅配便だった。切れ切れのFOMAの音声通話にムカムカしつつ窓際まで歩くと、やっと安定した。
「着払いの商品なんですが、いまうかがってもよろしいですか」
「だいじょうぶです」
「10分ほどで到着します」
値段の確認をして、電話を切った。
予定通りのお金を用意して待っていると、ほぼ10分でやってきた。
で、でかい!
とにかくサインをしてお金を払い、受け取った。
お、重い!
専用の長い段ボール箱を開けると、ビニールパッキングされた長くて黒い箱が出てきた。
「な、なんじゃぁ、こりゃぁ!!」
モノリス。
ビニールをはがしてみても、やっぱりそんな感じがする。
要するに、記念碑をイメージしてるんだな。
細長くて重い化粧箱の下方に、布のベロが出ている。引き出しの要領で中を引っ張り出す。
黒い厚紙の覆いを取り去ると、やっと中身にご対面。
まず、箱同様に縦長の特製ブックレット。
その下には、春夏秋冬、4冊の文庫本サイズの本編。
これが書店に並ばない、今年7月末までの受注者に届けられる「アフタヌーン四季賞CHRONICLE」。
講談社の週間漫画誌モーニングの姉妹誌である、月刊アフタヌーン。
そのアフタヌーンには、新人登竜門の四季賞がある。1987年から2002年までの受賞作より、現在も活躍中の漫画家の作品を可能な限り収録した4冊の文庫本。
そして、収録漫画家へのアンケート、収録を拒絶した漫画家へのインタビュー、さらに未収録作品も含めた全受賞作の記録を掲載した、特製ブックレット。
5月にぶつくさ言ったけど、受注締切の間際にやっぱり注文しました。
まだ全部読んでないけどね。(つーか、来てすぐに全部読めるわけもないけどね。)
よくまとめたもんだわ。
ただ…あまりに「記念もの」になりすぎだ〜。
元々コレクターズアイテムだと覚悟はしていたさ。それでも本編が文庫本サイズというのは、予想通りちょっと寂しい。
モノリス型の箱にこだわらず、せめて新書、いややっぱり通常のアフタヌーンコミックスのサイズにまとめてほしかったかもしれない。
それに、特製ブックレットも、読みやすいサイズにならなかったかなぁ、と。
編集部の気合いはわかるし、値段や企画の上でたいへんだったろうとわかった上での、読者のわがまま。
なんだけど、一応こういう声もあるということを記した上で。
折りに触れて、読み直していこう。今や読めない作品もいっぱい入っているしね。
[付記]
以下にトラックバックを送りました。
・マイナスドライバ「四季賞クロニクル 届く」(2005.10.24)
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