春のような空、ついてくる猫
4日から5日にかけて、とても暖かかった。
陽光を浴びた街はほんのり白っぽくて、過ごしやすい。
猫だまりには落ち葉が積もり、それをクッションに2匹が日向ぼっこしていた。
時々覗くお米屋さんの猫はすっかり大きくなって、ガラス戸越しに「あんた、だれ〜?」と目を真ん丸にしてこちらを見ている。
気温が高いと、猫のアクティビティも高い。
帰りにスーパーの袋を下げて歩いていると、ネコが遠慮がちに(もしくはオドオドしつつ)ついてくる。餌をくれる人と勘違いしてるみたい。
「ごめんね、これは君のじゃないんだよ」
立ち止まって声に出すと、その場に座る。ちょっとこちらを見上げてから、明後日のほうに視線をやった。
生き物はじっと見つめると緊張するので、こちらも視線をちょっと外した。その隙に背中を一舐めして、また少し待っている。数秒後、音もなく去っていった。
自分の土地ではない場では、餌はあげない。
だけど、こういう子を見た帰り道は切ない。
見上げると、春のようなやわらかい青。
もうすぐ雨が来るんだろう。
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