ネコと赤ん坊
気温の変動が激しい。
8日、とても温暖。夕刻、あちこちでネコの散歩に出くわした。
「チィッイッイ〜〜」
鋭い声に見上げれば、シジュウカラ。しかも、つがいが二組。
オナガが大きな声で渡っていく。雀はおばあさんのまいたパンをついばんで、電線に上がる。
鳥、人、犬。都市部の住宅街に生きるものの声があちこちに充満している。午後6時、真っ暗にならない。
あぁ、もうそんな季節か。もう3月も中旬かぁ。
なんて思ってたら、9日は肌寒いくらいじゃありませんか。
ネコもいなけりゃ、鳥も人も静か。
やっと晴れた11日は、びっくりするくらいあったかい。
翌12日、春二番(?)が吹き荒れて、夜は冷たい風になった。
この冬はほんとに油断ならねぇ。(いや、もう春ですけど。)
温度がゆるむと、散歩が増える。
ベビーカーを押している親子が、ひなたぼっこのネコを見つけて歩み寄る姿を何度も見かけた。
みんなゆっくりと近づきながら、母親が「ほらー、ネコさんよー、ほらー」などと子供に話しかける。
親も赤ん坊も、ネコを見る。
ネコはといえば、親よりも赤ん坊に目を合わせる。しばらく見つめ合っていたりする。
よく声を出すネコなどは、赤ん坊を見たまま「ニャニャ〜〜」と鳴く。
明らかに、親よりも赤ん坊のほうを気にしている。
言葉を獲得する前のヒトは、言葉を得た人間とは明らかに違う何かを持っているんだろうかね。
大島弓子の名作「綿の国星」に出てくる、赤ん坊が生まれた家のネコ、ビーのことを思い出したりしつつ、場を離れた。
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