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2006.04.09

TabletPCはなんで普及しないのか

本を読んでいないわけではないんだが、それ以上にバタバタしてるな。
以前からちょろちょろ考えていた電脳絡みのことをば少し。

近頃それなりに世間をにぎわせたモノに、Microsoftの発表した"Origami"プロジェクトがある。
TabletPCを小型化したようなそれは、PCとPDA/携帯電話の隙間を埋めるものだという。(実際、OSはWindows XP TabletPC versionという。)
先日、日本でも大々的に発表された。(PCWatchの4/4の記事などを参照のこと。)

ところで、米国では少しずつ動き出しているが、世界的に見て(特に日本では)TabletPCはほとんど動いていない市場だ。
日本でも量販店の店先に置かれたことがある。しかし、多くの人は文字入力を試しては首を振り、去っていった。
注意しなければならないのは、この手の商品であっても、基本的に長文はキーボードで入力するということ。だって、ペンよりキーボードのほうが入力が早いに決まっている。
そうやって書かれたドキュメントに、手書きの注釈を簡単に入れることができる。ペンで画面上のオブジェクトを直接操作できる。長くない文字の入力や修正ならペン入力でもラクにできる。などというのが長所であるハズなのだ。
つまり、紙と電子ドキュメントのよさを合わせ持たせる、というのが本来の趣旨。

んが、実際に触るとわかるけれど。

コンバーチブルタイプ(ノートPCの液晶画面がタブレットになるタイプ)のマシンは、ペンでタップするたびに画面がクラクラしたりする。画面を折り返してタブレット使用モードに切り替えることになる。(そうでなければマウスとキーボードで普通のノートPCとして使う。)
ピュアタブレットタイプ(キーボードを内蔵していないタイプ)では、USBキーボードを外付けにしないといけない。また、専用の台がいる。
おまけに、どちらであってもタブレットを内蔵させると、そうでないマシンよりも重くなる。(タブレットでなくタッチパネルを内蔵した富士通のLOOX P70が出ていて、これは軽いけれど。)
帯に短し襷に長し、なんである。どちらも持ち運びできる形状ながら、必ずしもそのよさを活かしきれない。

マウスのように間接的に画面操作をするのは、もともと理由がある。
電子ペンで画面を操作すると、意外に腕が疲れる。
かといって、画面を机に乗せると、キーボードの置き場に困ることもある。
現時点ではおそらく、ペンよりもマウスのほうが、長時間の使用に向いている。

個人的には、ちょっとした図を挿入する際、タブレットがあるといいと思うことは多々ある。しかし、こういう経験 先に述べたような理由から、TabletPCを所有したことはない。(ちなみにザウルスやNewtonを所有{する/していた}し、ペン入力そのものに抵抗はない。)
"Origami"の最初の形を見る限り、TabletPCの持つ形の欠陥はあまり変わらないように見受ける。
いまのままではうまくいかないような気がする。
でも、このままつぶれるには惜しい気持ちも相当ある。(だったら買えよ、というところだけど、そこまでそそられん。)
意外にも大福型iMacあたりを改造してデスクワーク用にすると、うまくいくんじゃなかろーか。

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