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2006.06.14

岩城宏之(指揮)、リゲティ(作曲)の訃報

指揮者の岩城宏之氏、逝去。享年73歳。心不全ということ。
記事はたとえばこちら(アサヒ・コム、6/13)。

突然で驚いた。
新作初演が好きで、多くの人に聞いてもらうためにあえてポピュラーな曲と組み合わせた演奏会を開く、というのは有名な話。
ご冥福を祈ります。

***

また、ルーマニア出身の作曲家、ジェルジ・リゲティ氏、ウィーンで12日に逝去。享年83歳。死因は明らかにされていない、とのこと。
記事はたとえばこちら(アサヒ・コム、6/13)。
または、こちら(YOMIURI ONLINE、6/13)。

ちなみに、アサヒ・コムではチェコ出身の作曲家となっているが、ルーマニア領のトランシルバニア地方出身、ハンガリーで学ぶ、だろうね
[付記]あとで見たらアサヒ・コムは「ハンガリー出身」になっていました。お詫びして訂正します。

ブダペストでコダーイらに学び、1956年のハンガリー動乱でウィーンに亡命。以後、ウィーン在住で市民権も得る。
日本とは武満徹らの交流を通じて縁があり、2001年に京都賞を受賞している(受賞時には既に病気がちだった)。

それにしても、この方はポピュラリティを獲得する一方で、「盗作だ」「なんでそんなに無節操に影響を受ける」と非難されることも多い方だった。
シュットクハウゼンと電子音楽をやるかと思えば、「レクイエム」のような宗教的響きを書き、かと思うとグレツキからの影響も受ければ、シンセのDX7(YAMAHA製、1980年代を席巻)を使ってみたりと、確かにそんな感じ。
(自分でもあっさり認めていたというし。)
晩年のピアノ練習曲集は、多くの国際コンクールで使われていて、現代音楽作曲家としては珍しいくらいのポピュラリティを持っている(映画「2001年宇宙の旅」で使われたことが一番有名だが)。
こういう点では、武満とちょっと近いところがあるか。
(でも、武満の響きはオリジナリティがあるけど。)

私はあんまり熱心に聞いていたわけじゃないんだが(従って聞いたことある曲も少ない)、伝え聞く話を思うに、まさに20世紀後半の作曲家という印象(動乱や亡命生活の苦渋をなめたという点でも)。
ご冥福を祈ります。

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