2006年上半期の芥川賞、発表
芥川賞の受賞作は、未読。
ちなみに既に読んだ鹿島田真希、中原昌也の二人の作品は、問題提起がきっちりしているものの、おそらく選考委員受けしないだろうと思っていたら、その通りだったようだ。
なんでも読む吾妻ひでお「うつうつひでお日記」による中原昌也作品への感想。
「文学をからかい、破壊しようとする実験なのかもしれないが、芸になっていない」。
この感想は筒井康隆ファンである氏らしいものだと思う。
作者は芸にすることも拒絶しているはずだ。
音楽にたとえるなら、現代音楽がきらいな人は、この人の作品は読めない。でも、こんな作品が商業誌に掲載されるなんて、おもしろいじゃないか。
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