なんでいまごろ…
ヨハネ・パウロ2世の築いてきた対話が、閉じてしまうかもしれない。前ローマ法王は教義に関しては厳格な面があったが、他宗教や政治との対話を進めてきた。このバランス感覚が、多くの人々から敬愛をうけた理由だろう。
母国でつい内向けに口を開いたことが、でかい波紋になってしまった、と好意的に解釈できるのかもしれないが、それにしてもカトリックの代表者にしてはお粗末じゃなかろうか。(こんな発言をするような印象は、一般に持たれていないと思っていたが。)
こういうのって、先進国の閣僚級でも時々やらかすが、軽い言葉を発する人々がトップ層にいて、それが非難と反発の循環をもたらすことこそ、一番避けなければならない事態だろう。
積極的に出向いて相互に矛先を納めるよう説く、くらいの動きはあってもいいと思うんだが、さてどうなることか。
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