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2006.10.18

コミックビーム11月号あたり

コミックビーム11月号(06年10月12日発売)は巻頭カラーが山川直人「コーヒーもう一杯」
回が重なっていくにつれて、味が出てきている。

個人的には、アフタヌーンの「蟲師」などは、妖しいネタで人の狂気に触れつつ、情の世界と往復するような形で、このような(いい意味での)マンネリ的な味わいがほしいなぁと思うことがある(淡々とした今の形も味なんで、一概に否定する気はないのだが)。
それはさておき「コーヒーもう一杯」こそ、年を重ねて、苦いコーヒーを飲み続けてきた人の生み出す作品。こういうものをじっくり載せていく編集の姿勢には、素直に共感する。

他もいいんだけど、三宅乱丈「イムリ」が連載3回を経て、圧倒的なパワーで上昇中。
2つの星の間に起きる階級社会の歴史、そこで行われる呪師の訓練。SFファンタジー、サーガ風。
三宅乱丈の新連載と聞いた時に、こういうものが来るとは思わなかった。作者も代表作にするくらいの意気込みがあるのではなかろうか。

単行本が出て好調の入江亜季、「エマ」完結後にサイドストーリーの連載を始めた森薫らにエールも送りつつ、本日はこれくらいで。

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