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2006.11.06

交通博物館が閉館して

アキバに向かう時、丸ノ内線の淡路町、あるいは都営地下鉄の小川町から降りて、歩くことがある。
このコースはまつや、神田薮蕎麦をはじめとする老舗を脇に見て、旧交通博物館から万世橋を渡ると、アキバのメインストリートに入る。

そう、旧交通博物館。
鉄道を中心に様々な交通を扱う博物館であり、親子、あるいは鉄っちゃんでごった返していた。須藤真澄のエッセイマンガ「おさんぽ大王」でも取り上げられたことがある。
今年(2006年)の5月14日、閉館した。
閉館の日は人でごった返した。

その後、表に出ていたSLや新幹線は囲われて見えなくなり、建物も閉まったままだ。
誰も訪れない建物、灯ることのない窓。
何より、新幹線によじ登ってはしゃぐ子供の姿が、それを撮る親の姿がない。
アキバに赴く人々は黙々と足早に、かつて子供の歓声が聞こえたあたりを通りすぎていく。
ガード下を曲がっても、人はあまりいない。
秋葉原としては元々人口密度が高い地域ではなかったが、閉館以降ほんとうに人が減ったように感じる。
ガード下、旧交通博物館脇にあるジャンクや部品を扱う店は、まだ営業している。元々は部品を扱う店がこのあたりにあった名残だとも聞く。

どんどん再開発が進むアキバだけど、人口密度の比重が万世橋から末広町方面に移っているんだよな。
もしかして、肉の万世の売上に影響が出たりしているんだろうか。あそこのかつサンド、けっこう好きなんだなぁ。
そういえば、久住昌之・作、谷口ジロー・画の傑作マンガ「孤独のグルメ」でも出ていた。単行本の発行は1997年、青果市場を取り壊した跡地がまだ公共の広場だった頃。いまはダイビルのあたり。そこで、主人公はかつサンドを食い、缶コーヒーを飲む。
そして、今のアキバは電気街機能を残しつつも、観光地である。
10年後はどうなっているか。それこそ鬼が笑うってヤツだな。

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