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2006.11.26

京都、マンガミュージアムのオープンと、再び建築規制の強化へ

今年の京都の紅葉は見事だそうだ。暖かい日々が続き、急に寒くなってきたからか。
最近、京都づいていないので、こういう話を聞くとうずうずしてくるが、秋の京都、それも11月下旬〜12月上旬の紅葉は、どうも縁が薄いな。新緑は何度も見ているのに。

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その古都は、京都国際マンガミュージアムが25日にオープン。
(YOMIURI ONLINEの記事はこちら。)
マンガを学べる京都精華大学と、京都市の共同事業という。場所は烏丸御池の近くだそうだ(割合便利な場所)。
古都とはいえ、今の京都の姿の一つだろう。

京都って古都で長く残る習慣がある反面、無類の新しもの好きという面もありそうに見受ける。両極があって、そのバランスをどうとるかを常に模索し続けている気がする。

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そして、京都市は建築規制を再び強化し、古都の景観を守る方向に舵を切り直すそうだ。
(アサヒ・コムの記事はこちら。)
市内の建築物の高さ制限を45メートル→31メートルにする。また、高さ制限を守っていても、眺めを遮る場合は許可しない、という。
さらに、点滅照明(ビルのネオンや、路上の光る広告など)についても、京都市全域で禁止するという。

しかしなぁ。
京都ホテル、京都駅ビルみたいなもんがデカデカと建った後だよなぁ。
中京の、特に御池通から南のいい地域で、町屋がなくなり、でかいマンションが建つ。しかも空調の廃熱のせいか、夏はすごいことになってるように思う。
もう建てちゃったもんは仕方ない、今後は建てないでね、ってことなんだろう。

それに、四条河原町周辺だって、商店がなくなった後に、パチンコ屋かゲームセンターが入ることも少なくない。ピカピカになっちまうのも道理。
ましてや祇園。美観地区から一歩出れば、点滅広告は少ないといえども、バーやスナックの雑居ビルの嵐と、(数こそ多くはないが)フーゾク。
これも、旧来の商売だけでは難しくなった繁華街で、商売の継続や、遺産相続がうまくいかなくなっていることと関係しているだろう。次の一手がすぐに出なければ、無難に稼げるものが入った雑居ビルになりやすい。つまり、他の地域と大差ない状況になる。
そこで点滅照明を規制すると、単に華やかさがなくなって、暗い地方都市になってしまいかねない。(祇園美観地区や先斗町のようにすべてが美しくなるとは限らないだろうしね。)

***

京都のよさは、古いものが残る一方で、変化も受け入れていく、それにより単なる古さではなく、新陳代謝がある点だろう。そして、それでもなお古都のイメージを醸し続けてきたことだろう。
現在、他の地域の人々がそういうものを感じるのは、最近の新しい建築じゃなくて、町屋の再利用、古いビルの再利用による、新しくも懐かしいデザインでの商売じゃないかな。

つまり、建物や照明広告の規制を考えるなら。
現在の古いビルや町屋を壊さざるを得なくなった場合、次はどんな建物で、どう活用したいのか、持ち主が建築できるような状況なのか、自治体などが支援するならどういう形態がいいのか、といったことも関係してくるだろう。
建物を高くしないなら、その分の予算を旧来の建物と並んで新しい価値を生み出すようなデザインにしていく。そこで新しい京都のイメージを生み出すような商売も生み出す。
東京もんの無責任な感想だが、「京都には京都の戦い方がある」で、新しい魅力が見られるといいな、と思う。

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