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2007.03.01

福山庸治「雑記ンとっしゅ」終了

福山庸治氏という漫画家は、決して多作ではないが、圧倒的な存在感がある。
(公式ホームページはヨジラ館。)

モーニングに連載された「マドモアゼル・モーツァルト」は、なぜか原作よりミュージカルの方が話題になった。バブル期の日本に突如巻き起こったモーツァルト・ブームを斜めに見つつ、モーツァルト作品群の本質を抉るような快作。もっと読まれてもいいよなぁ。
「臥夢螺館」、「17」など不条理、ホラー、サスペンスという括りにおさまらない、ぞわぞわさせる作品。また文化庁メディア芸術祭でマンガ部門大賞を受賞した「F氏的日常」という一コマ漫画の極みもある。

ところで、氏はMacintoshユーザとしても名が知られている。
いまはなき雑誌「MacLife」に連載されていた「雑記ンとっしゅ」は、休刊に伴ってアスキーの「MacPeople」で続いていた。
よく見かけそうなネタが、福山節のヒネリでなんともいえない捩れた味わいに変わる。やっぱり天才。

んが、2/28発売の4月号にて、ついに完結。

MacPeopleの大きな楽しみは、これだったんだよな。
終わるというのなら仕方ない。氏の監督されたアニメも観てみたいし。
それより、単行本は出るのだろうか。
つか、出してくれ。

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