« いいなぁ | トップページ | 読み書きと意識 »

2007.04.11

画面の広さと

Googleが、GMailのモバイル版サービスを、日本でも開始した。(日本ではこれまで公式には未対応だった。)


Internet Watchの記事(4/10)

mixiもモバイル機能を矢継ぎ早に強化し続けている。
ここ、つまり@niftyの提供するブログサービス、ココログも携帯電話からの閲覧に対応した。

株や為替のトレーディングなどについてはだいぶ前から行われてきたけど。
これまでの、携帯電話会社の公式メニューに載ることを前提にしたものだけでなく、主にPC向けとして普通にURLを入力して接続してきたサービスが、ここんとこケータイを中心とするモバイルに対応している。

これまで棲み分けてきたPCとモバイルだが、いよいよクロスしつつあることが前面に出てきた感じか(対決とは違う)。

***

ところで、いまさらですが。
ケータイのメール、使ってますか。

私の場合、もちろん必要に応じて使うけれど、積極的に使いたいとも思わない。
まず、文字入力が窮屈。
続いて、あの画面で文を読むのがあまり好きになれない。

一言連絡、しかもリアルタイムで届いてほしい時、とっても便利なのは百も承知。
便箋じゃなくて、短冊を投げ合ってると思えばいい、とも思う。(西村しのぶのマンガには「式神飛ばす」って表現があったな。)
だけど、普通に書かれた文は、やはり小さな画面では読みづらい。

もちろん以前から「あけおめ、ことよろ」に限らず、あの画面で閲覧するために短文化している、と言われてきた。
ただ、あれは入力しやすく解読(?)も可能な形を自然に見つけていっただけなんだと思う。
最近の携帯電話に搭載されるかな漢字変換の予測入力により、普通の文も入力しやすくなってきた。
第3世代携帯電話になってからは、少し長いメールくらいは受け取れるため、極度に短い文章にしなくてもいい。
だからだろう、最近は最低限意味の通る単語を並べるケースが多い。

むしろ、画面(や入力キー)の大きさが示す文章の呼吸、というのがあるんじゃないだろうか。

***

たとえば、2ちゃんねるの書き込みの多くも、短い文が多い。
あのような掲示板では、一人が多くの画面を占有すると会話にならないのだから、1センテンスでパッとわかるようでないと困るし、読まれない。
PCのような広い画面の場合であっても、一人の発言は(おそらく仮想的に)短く見えるようになっていて、多くの発言を見渡せることにメリットを見出すんじゃないか。

逆に、一人である程度の文章を書かなければならず、それなりに構成などを考える必要のあるレポート、論文などは、広い画面を一人で占有できるエディタやワードプロセッサのほうが書きやすいんじゃないか。
書きやすいかはともかく、画面の広さに応じて、こちらの呼吸も長く深くなるだろうし、ある程度の長さの文には必要になるんじゃないか。

また、携帯電話で書かれた小説に目を通すと、いわゆる小説家が書くような密度の濃い文とは異なる(だから悪い、という話ではない、念のため)。
これも、携帯電話という、人とつながるツールの、とても小さな画面を前にしている人々の呼吸かな、と感じる(おそらく本人はあまり意識していないかもしれないんだけれど)。

***

そう思っていたんだが。

最近、SNS(ソーシャルネットワークサービス)の日記を見ていると、携帯電話でびっくりするような長文を打つ人が、時々いることに気付いた。
PCで普通に書く場合だって、その長さなら下書きをするだろう?という文章を、ケータイで入力して更新している。
もちろんみんながみんなではないけれどね。

慣れ、なんだろうか。
いや、ともかく書いちゃいたい!という熱意なんだろうか。
両方のような気もする。
それに、個人差の大きい問題でもあるから、みんながこうなっていくとも思えない。

ただ、こういう現象を見ると。
また、たとえば書籍で小説を読んでいて、「煙草をすう」などとあえて漢字で書かない表現を読んだりすると。

目前の環境を飛び越えて望む文を打ち続ける胆力(?)も大事なのかもね、と思ったりもする。

そうはいっても、あの小さな画面とキーは、まっとうな長さの文章にはやっぱり窮屈だよなぁ。
電子ペーパー、やわからいキーボードなどが普及していって、軽くて広い画面を持ち運べるほうがいいなぁ。

|

« いいなぁ | トップページ | 読み書きと意識 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16751/14639497

この記事へのトラックバック一覧です: 画面の広さと:

« いいなぁ | トップページ | 読み書きと意識 »