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2007.10.14

iPod touchはナニモノなのか

首、肩、腰の凝りがマックスに到達した模様。
うーん、緩めるために歩きつつ、紙の上で作業をしたり。

それはそれとして、9月下旬から10月初頭にかけて「手に入らない!」「どこそこで売っていた!」と一部で騒ぎ(?)になった、iPod touch。

これ、すごくおもしろいんだけど。
でも「買わなくちゃ!」にまで至っていないような。というか、結局のところ、買っていない。

少し前に、iPhoneを見せていただく機会があった。

iPhoneはスピーカーがついている。
着信音を鳴らすだけじゃなくて、音楽も鳴らせる。お世辞にも音がいいとは言えないが、意外に音量が出るし、その場にいる人たちが耳にするにはじゅうぶん。
たとえば、写真閲覧時に、皆でBGMを聞きながら、写真を見ることが出来る。
アルバムを、好みの音とともに、指でさらさらとめくりながら見るなんて、なかなかおもしろい体験だ。
電話、SafariによるWebページ閲覧、GoogleMapsなども含めて考えるに、iPhoneは人と人とのコミュニケーションを促すツールとして設計されているようだ。音楽・画像・情報を蓄えつつ、自分からもオペレーションを行う、そのために新しいUIを提供する、という面が見えてくる。

iPodは、基本的に一人で音楽を聴くための道具。
だから、iPod touchも同じラインで提供されるため、スピーカーは内蔵していない。
iPhoneと同じように写真を見ることが出来るけど、その場を囲む数名で同じ音をともに聞くことは出来ない。
同時に、iPod touchは蓄えた音楽・画像・情報を閲覧する道具であり、自分から積極的にコミュニケートする要素は少ない。
カレンダーにスケジュールを追加・編集することはできないし(連絡先、つまり住所録だけは可能)、テキストメモもない。GoogleMapsもない。
Wi-Fiを経由してWebページを見ることは出来るが、Wi-Fi iTunes StoreのためにWi-Fiをつけたのであって、Webページ閲覧はむしろおまけなのかもしれない。
あくまで、イヤホンを通じて一人で音楽・写真・動画などを堪能するためのメニューが並ぶのだから。

ただ、操作は、iPhoneから継承した新しいUI。
この指による滑らかなUIは、魔力を備えているくらい楽しいものだけど、iPhoneを一度目にしてしまうと、どうにも物足りなさが募る。
「一人だけで楽しむなら、従来の、組込み機器的なiPodのほうが、素早く的確に操作できると思うんだけどな」

そういう人たちのために、iPod nano, iPod Classicがあるわけだが。
逆に従来のiPod、あるいはiPhoneから明確に感じ取れた設計目的が、iPod touchからは感じ取りにくい、ということでもある。
iPod touchとはナニモノなのか。
あるいは、ユーザに委ねて、声を聞きたいのだろうか。

おそらく今後のソフトウェアアップデートで、機能の安定・洗練や追加が行われていくのだと思う。
それが(さらには次世代以降のiPod touchが)、アップルからの、より明確なメッセージになるといいな、と思っている。

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