横浜中華街の春節
2月7日は旧正月。
中国大陸では記録的な大雪でたいへんだと聞く。
日本でももちろん旧正月を祝う方々がいる。
横浜中華街では深夜のカウントダウンに続いて、旧元旦に獅子舞(獅子舞そのものを披露するのが目的ではなく、正月行事として行われる)。
家、というより、店を廻って新春を寿ぐ。眠たい写真で申し訳ないが、こんな感じ。
日本の獅子舞と違って、まずは爆竹。太鼓やシンバルがドンドコ鳴る中、派手な色の獅子が踊っては、軒先のお祝儀を食べる。すると、また爆竹。
太鼓だけでも胸や腹に響く中、大量の爆竹が通りを制圧するように鳴り響く。
たくさん店があるので、複数箇所で同時進行。これが16時から20時まで。
どこかで必ず爆竹が響いてくる。
えらい騒ぎだけど、バリバリ鳴り響く中にいると、とりあえずいらんもんが落ちてくようで、なんかうれしい。
通りは意外に静か。
平日という以上に、元旦は家族で集まるのだから、休むところもあるだろう。
特に中規模で家族経営だと、休みが多いようだ。
一方で、大型店や土産物屋の店頭には「当店の餃子、焼売、肉まんなどはすべて日本でつくられておりますので、安心してお召し上がりください」。
なるほど、ちょっとせちがらい正月になったのか。
ところで、天津甘栗でも買おうと、ある売り場で立ち止まった。めずらしくおにいちゃんがやってる。
店「正月で半額よ!」
差し出された栗を試食。まずまずだな。袋の大きさは3種類ある。
店「どれにする、2,100円、1,575円」
私「この、1,050円のはないわけ?」
店「おにいさん、今この1,575円のを買うと、もれなくついてくるよ」
と言いながら、1,050円の袋に入った栗を、丸ごと1,575円のほうに突っ込んだ。
おい、半額って、値段が半額なんじゃなくて、中身が増量なのかよ!
私「いや、そんなにはいらないよ」
店「おにいさん、一週間はもつよ」
さらに、手でひとつかみした分まで、盛り込んだ。
在庫が残るよりマシってか…
攻撃は最大の防御なりの中国商法、見せていただきました。
気迫に押されて、そこで買いました。
紙袋を、さらに買い物用手提げに入れてくれたのだが、それにしてもすごい量。
持って歩くうちに、紙袋から溢れて、中でガサガサいってる。
これもまた正月らしい、のか?
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