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2008.07.23

Wireless Japan 2008を訪れて

たまには書いてみよう。
毎年訪れているWireless Japan。無線通信に関する日本最大規模の展示会であり、携帯電話やPHS、無線LANなど、モバイルに関わる技術、サービス、コンテンツなどが大量に展示される。また、各種セミナーやパネルディスカッションなども多数。今年の開催については、Wireless Japan 2008

ところで、毎年見ている人は、とても大きな変化に気づいたはず。
ドコモの目前に、大きくスタイリッシュなブースを構えるSamsung。ドコモの脇に、明るいブースで様々な端末を取り揃えた華為(ファーウェイ)。それぞれ、韓国と中国の企業。これまでの日本や欧米の企業展示とまったく引けをとらない勢いがあった。

特にSamsungは、iPhone対抗端末と噂されるOMNIAを、来場者が触れるように大量に展示して、感想を聞きだしていた。最後のチューニングをするに当たって、来場者の感想を基に改良を進めるつもりなのだろう。それ以外にも現在一押しのシリーズや、様々なセグメントに対応する端末も、よくわかるようなディスプレイ。その展示のスタイルそのものも、ここ数年ずっと引っ張ってきた日本のメーカーの展示を圧倒していた。(また、展示終了の時刻になると、関係者がブースを記念撮影し始めていたのも、印象的。)
iPhoneが世界デビューを果たして、先に普及しているSymbianやWindows Mobileに挑んでいく変革期だ。iPhoneが普及しきってしまう前に、日本で一角を築いて市場をとれれば、Nokiaを追うSamsungとしては大きい。

iPhoneショックに代表される動き、つまりスマートフォンによる本格的なインターネットのモバイル化、PCの機能への接近、ネットワークを湯水のごとく使う新サービスは、数年前から様々な国の企業がそれぞれに準備をしてきたはず。
日本は携帯電話の高機能化が一足先に進み、また驚くほど普及したため、一気にスマートフォンへ舵を切ってしまうと、かえって戸惑うユーザが多くなる。また、音楽や動画、ワンセグを扱えば、必然的に放送との融合をどう進めるか、ということも出てくる。
そこをどう作っていくか、日本でもキャリアやメーカー、コンテンツやサービスの提供者たちが、チップメーカーからOS供給者(MSやSymbianなど)も含めて、いい着地点を探っているうちに、iPhoneが注目を集めてしまった、というのが世間で言うiPhoneショックだろう。また、いきなりあんなところから新しいライバルが登場するとは思っていなかった、というのもあるだろう。
逆に言えば、携帯電話を含めた無線通信サービスの市場は、世界的にはまだ大きくなる余地がある、ということでもある。

日本だけを見れば市場は飽和しているように言われるが、まだ広がりがあることに気づいている人だって、日本にもたくさんいるはず。
こういった、成熟時の成長をどうするか、という問題について考えることは、実は今後の日本をどうするかという問題にもどこか通じるのかもしれない。
そんなことを思いつつ、会場をあとにした。

ちなみに、明日の24日(木)まで、東京ビッグサイトにて。

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