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2008.08.09

長い目で見れば長城なのかも

ここ数年、夏になると毎年「今年の夏はヘンだ」が合言葉になっている。
ただ、今年はいくらなんでも妙すぎる。

五月晴れに薫風がほとんど感じられなかった5月からすでに妙。それなりに降って湿っぽいけど、ザッとは降らない6〜7月の梅雨(でも水不足になるほどでもない)。
やっと梅雨が明けた7月下旬は、湿度そのままで30度越えが続いた。バテる人、続出。
そうして8月、気象関係のニュースで「ゲリラ雷雨」と呼ばれる局地的豪雨が数回、その度ごとに甚大な被害が出た。

ここ数年のヘンな気象は、マクロで眺めれば地球全体の海水温分布が変化してきているということなんだろうけど。
個人的には、汐留地区再開発あたりから、妙なことになってるんじゃないかと思うことがあった(実際に2006年、早稲田大学理工学部の尾島俊雄教授(建築学)研究室が調査した結果として、1〜2度気温を上昇させている可能性があると、東京新聞や朝日新聞などに掲載された)。

でも、あそこだけじゃないのだ。
品川駅の港湾口が再開発され、汐留同様に高層ビルが林立している。
いや、それ以前、少し南の天王洲アイルが開発されていたし、そのさらに南には品川シーサイドといったビル林立地帯もある。
また、品川と汐留地区の間、竹芝桟橋、芝浦ふ頭といったあたりも、ビルがどんどん建っている。

もしかして、長い目で見れば、海からの風をせき止め、街の熱気を海へ流さない長城を、建設し続けているんじゃないのかな。その影響は、もしかすると想定を上回っていたのかもしれない。
(空気の流れがこもりがちな都会で、逃げ場のあまりない熱気に、海や山から温度の違う風と混じると、巨大な雨粒をドッカーンと降らせる、などといったことはないのかな。)

湾岸再開発は、東京の夜景を美しくしたし、お台場は韓国や中国を始めとして多くの観光客からも人気のある地域。
でも、数百年後の東京を考えた場合、宿題を積み残した開発になっている可能性があるなら、今からでも考えられる対策は立てていったほうがいいんじゃないのか。
(こういうことこそ、専門家がリーダーシップをとりつつ、産学官の協力がなければできないことだよなぁ。)

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