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2008.11.06

クリアな空、米国の新大統領

4日の夕刻、ふと空を見上げると、月が木星を追い越していったところ。
西の消えゆく紅の上には、暖かい光の金星。

数日前は月と金星の合だった。
月ってやっぱり速く動くんだなぁ。
というより、秋らしいクリアな空だな。
こういうものをふと見た時、なんだか得した気分になる。

翌日、今日は少し潤んでいるかな、と思っていると。
米国大統領選挙では下馬評通り、オバマが次期大統領に選出された。
ブッシュ vs. ゴアの時より、くっきり出た結果。
勝利宣言の演説は、困難に立ち向かうためにこそ、希望を持って参加しよう、と伝えるものだった。

ボランティア活動、インターネットを通じた個人の小口献金、特定のレッテルを避けつつ自らの立場を静かに語る姿などを総合してみると、インターネットを生んだアメリカ合衆国が、最初に選択したインターネット世代の政治家に見えてくる。
米国は選挙でもインターネットを活用しているという話題がよく出てきたが、ツールとしての活用ではなく、インターネットの精神(分散型ネットワークによる危機分散、オープンかつ多様なソフトウェアの共存)を具現化した姿は、これまで見られなかった。オバマはおそらく大国で最初の、インターネット世代的政治家ではないか。
(インターネット世代というと、インターネットを高校生〜大学生で経験した1970年代生まれに焦点が当たるが、1950年代後半〜1960年代生まれがその普及に当たり、後続の世代に可能性を開示した。)

これが最良の選択かどうかは別にしても、もっとも影響力のある国が、変化を選択した。
期待が集まった分、オバマの政策、言説や行動へのハードルは非常に高いものになるが、それでも変化を選んだことが、歴史に残る瞬間であることは間違いない。

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