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2008.12.20

iPhoneがやってきた

書店の雑誌やムックは2008年の総括特集が並んでいますな。
このブログでも本やマンガについてなんか書いてきたが、今年はちと無理そう。
iPhoneを導入したため、そちらにちと時間を割いちまった、ということもあります。

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実は、iPhone 3Gの発表や日本での価格発売について関心を示し、読書端末になるかというエントリーまであげた。
それでも所持しなかったのは、やはりBlackberryやNokia E71の存在を意識し、比較しやすい状況になってからでもいいか、と考えていたから。iPhoneでなければ絶対に経験できない機能は、実は意外に少ない(Googleマップはドコモの携帯電話で使える)。急ぐ必要もなかった。

しかし、Nokiaは日本という特殊な市場への対応をあきらめてしまい、一度は発表したE71の発売を取りやめることになった。
Blackberry Boldはドコモから発表されたが、来年の2〜3月の予定。
そんな中、iPhoneは着実にアプリケーションが増えつつある。実用的なものもいくつか見受ける。

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一方で、長く使ってきたザウルスのような旧式PDAは、ついに現状に合わなくなってきた。(シャープは今年、ついにザウルスの生産を中止した。)
この状況、数年前からわかってはいたので、スケジュールやTo Doの管理はだいぶ前に手帳のフランクリン・プランナーに集約させた。しかも、PHSと組み合わせたメール端末としても、携帯電話に抜かれつつあった。

ただし、ノートPCもない時、メールを確認して、ついでにスケジュールや住所録を使いやすい画面サイズで扱えたPDAがあった生活は、確かに効率は悪くなかった。

そんなことを考えていると、ここ数年でなかなかすてきなTo Do管理の環境がそろっていた。
Webサービスなら、RTM (Remember The Milk)やToodledo、Zenbe Listなどが有名だ。これなら、マシンを問わずに使えるし、i-modeなどでも閲覧・管理できる。
また、Mac上にはアプリケーションがそろっていた。たとえばOmniFocusThingsなど。

こうしたWebサービスやソフトは、GTD (Getting Things Done) という考え方をベースにしているものが多い。
To Doといっても、単純にやるべきことをリスト化するだけではない。自分の関心あること、将来やってみたいことなどを、時期が未定であってもいいから、出せるだけ出す。そして、近々にパッと済ませること、プロジェクト化して日程を組んでいくもの、今すぐではないができればやりたいこと、などに分類していく。
こうして大きなテーマから小さなテーマまで一渡り見渡せる状況を作ると、気持ちがラクになる。
その上で、どんどん片付けられるものから片付けていく。
加えて、状況を見失わないように、また変化に対応していけるように、週に一度は全体を見渡して検討する時間をとる、つまり週次レビューを行う。

この手法を実践しようとすると、毎日というより、時々刻々とTo Doリストが変化していく(ちと大げさか)。
こうした状況にこそ、電子化されたドキュメントが役立つ。整理と検索がラクになるのがコンピュータの真骨頂なのだし、実際にOmniFocusやThingsを試してみると、想像していたより便利。私はThingsが性に合ったので、使い始めた。

そうなると、To Doだけでも電子化されたまま持ち出したくなる。
iPhoneにはOmniFocus、Things、RTM、Toodledo、Zenbe Listなどに対応したアプリケーションが出揃った(というか、増え続けている)。
こうした非定形な項目を扱えるツールを待望していた人々は多かったようだ。そこへiPhoneがタイミングよく出たため、アプリケーションが集中したのだろう。
私が導入に踏み切った最大の理由は、これを使いたかった、というのが一番大きい。(もちろん、OSのバージョンが上がり、日本語入力の環境が向上したこともある。)

***

実際、とても便利。To Doは手帳からiPhone + Macに移してもいいか、と思えるくらいだし、住所録やメールアカウントを自然に同期できるのもラク。
メールその他もろもろ、ここには以前のPDA達が見ていた夢が、たくさん詰まっている。(読書端末化はもう少し先になりそう、つか、読み物はやはり本で読みたい。)

こうしたガジェットは、iPhoneの専売特許ではない。Nokiaは長くヨーロッパやアジアで売れていたし、北米ではBlackberryが一番普及している。Googleの提供するプラットフォームAndroidも製品が出てくるだろう。長期的に見れば、iPhoneよりもこの2製品に注目が集まりそうな気配もある。
ただし、iPhoneが出たことで、ポケットに入る端末の基準が、定まり直した。大きな衝撃だったのは事実であり、それは所有すると改めて感じる。

…まぁ、時々落ちるけどね…
(だから時々電源をオフにしたり、リセットしたりするクセがついて、なんだかなぁとは思う。)

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コメント

買ったんですね。ふーむ。
因みに、ぼくはいくつか試した後で、結局 RTMにしました。年間の利用料が少々かかりますが、まぁ、いいかな、と思っています。
最近の衝撃は、産經新聞の無料コンテンツ化でしょうか。いずれ何らかの形で有料化を睨んではいるみたいですけれどね。
アプリがどんどん追加される(つい追加してしまう)のでiPhoneがどんどん変化して行くのが愉しい。

投稿: どぜう | 2008.12.23 09:53

どぜうさん、こんにちは。
そうです、結局買いました。日々のデータを管理するにはやはり最適だと判断しましたので。
次世代云々の噂が流れていますが、アップデートとアプリケーションでしばらくは使っていけると思います。
RTMも考えたのですが、Thingsの使い勝手とセンスを支援しようと思い、購入しました。MobileMeがなくとも、WiFiだけでMacと同期をとれるのがとても便利です。

産経はかなり思い切ったことをしましたが、N.Y.Timesのようなアプリを作って、記事に広告を挟むモデルもあります(このアプリは重いのが難点ですが)。
もっとも日本の新聞と米国では購買層も読者数もまったく違うので、一概に比較はできないのでしょう。

投稿: Studio KenKen | 2008.12.23 12:50

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