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2009.01.31

電脳コイルをやっと観た

少し気温が上がったと思ったら大雨、その後は冷えてきた。忙しい気温だ。まだ立春前だが、今年は少し気が早いのか?

アニメ監督の鳥海永行氏が逝去された。67歳。
記事はアサヒ・コム(1/25)などにあり。
「科学忍者隊ガッチャマン」を子供の頃に観たし、「ニルスのふしぎな旅」など数多くの作品を送り出した方として有名。
タツノコプロ→すたじおピエロの後続世代を育てていったことも記憶されるべきだろう。たとえば、押井守。
現在の平均寿命から考えれば早い死だろうが、労働集約型産業であるテレビアニメの勃興期はたいへんな作業環境だったはずだ。
合掌。

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その報道のあった週に、私はあるテレビアニメのDVDを観ていた。
磯光雄氏の初監督作品「電脳コイル」。
徳間書店NHKのページがある。)

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2009.01.27

見えるようになると

オバマ大統領の就任演説については、おもしろかったかつまんなかったかと妙なことを気にする向きもある。
あれは「大統領選という祭りはもう終わった、これからのことは大げさなレトリックなしで話す」という宣言だろう。その意味では、実にコンパクトでよくまとまっていた。
それにしても、建国精神に立ち返ることを強調した演説だった。米国大統領就任なのだから当たり前なのだが、彼は事あるごとに米国の原点に戻ることを思考/指向する大統領にもなるのだろう。

それはこれまでのように「米国の方向を見て、そこでうまく商売をすれば、日本という国も繁栄する」という状況が終わることも意味するだろう。
独立国とはいえ、実質は米国の方向をうかがなければ外交や経済の方策を立てにくい国であった日本が、本当の意味でどうすればいいかを考える機会でもある。(日本の政治の現況がお粗末であっても、というより、そういう時こそ声が上がってくるものじゃないのか、健全な国というのは。)

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ところで、iPhoneとMacでThingsを活用してGTD (Getting Things Done) を行える、便利だ、と書いた

[注]GTDそのものについては、書籍「はじめてのGTD ストレスフリーの整理術」デビッド・アレン・著、田口元・監訳、二見書房・刊、を参照のこと。これが原点だそうだ。また、ざっと眺めるなら、ITmediaの特集ページも便利。

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2009.01.20

ハドソン川の奇跡と、米国大統領の交代

1月16日、米国ニューヨークのハドソン川(マンハッタンの西側)に、米旅客機が不時着したが、全員救助された、というニュースが流れた。
(たとえば、アサヒ・コムの簡潔な記事と、機長に関するこの記事など。)

氷点下、船の多いハドソン川、周囲は密集したビル街という悪条件において、全員が救助された。すばらしいことであり、奇跡こそがふさわしい形容だが、一方で機長の冷静な判断があってのことでもある。

似た時期に起きた事でなぜか思い出したのは、阪神大震災。
震災は大地が揺れるため、被害は大きくなる。飛行機事故で助かった155名と単純な比較などナンセンスであることは、わかっている。

ただ、1995年はあの震災をまるできっかけにしたように、日本で様々な事件が相次いだ。まるで、その年の記憶されるべき事柄のひな形として、大地が揺れた、という妙な連想までしてしまうような。

まるで迷信めいた連想だが、もしも「ハドソン川の奇跡」が、2009年の米国におけるひな形のような事件であるならば。
冷静に人智を尽くせば、クラッシュしかけている現在の経済や政治の問題を、ぎりぎりで回避できるのだ、という連想も出てくる。

そんな中、もうすぐ米国の大統領がジョージ・ブッシュからバラク・オバマに交代する。
現実を見れば楽観的になれる要素はほとんどないが、それでも何もせずに流されるより、少しでもよい方へ向かうために変わろう、というメッセージを掲げてきた人物への交代。
この交代劇の合間にも、国家間で様々な動きが起きたが(ロシアとウクライナのガス問題が欧州を直撃、イスラエルのガザ侵攻など)、そうした問題や米国経済の再生も含めた様々な事柄に対して、いよいよオバマ大統領が本当に陣頭指揮を執る年が始まる。

しかし、今後は本当の意味での国際協調が必要になる。一つか二つの大国が大きく治める時代はおそらく終わりを迎えるだろう、その時に何が起きるか。
だからこそ、おそらく世界中が目を向ける日になる。

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2009.01.18

小川洋子×若島正の対談

文學界2月号(2009年1月7日発売)に、小川洋子氏と若島正氏の対談が掲載されている。
もちろん小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」の単行本発売にちなんで。
(ちなみに発売と同時にあちこちで話題になっているし、1/18の朝日新聞には鴻巣友季子氏の美しい書評も掲載されている。)

昨年の集中連載は読み応えがあり、一方でこれまでの作品とはどこかトーンが異なる印象を受けてもいた(昨年、既に触れた)。

それでもやはり「小川洋子の世界」である。たとえば「博士の愛した数式」のような暖かいラストではなく、人としてどこか逸脱した主人公を、静謐さと正確さでもって、美しく残酷に描く、という意味でもそうだし、文章の彫り込みにおいて、相変わらずの濃密さもそう。

対談の相手は、詰め将棋およびチェスプロブレムの第一人者であり、ナボコフらの翻訳でも知られる若島正氏。
小川氏がチェスについてしばしば若島氏に相談したが、何より作者自身の取材と構想によって書かれる様子にもしばしば触れられている。
作品を読む際の補助線というより、チェスを巡る人について、二人で語り合う様がいい。当然のことではあるが、解説にならないので、安心して読めるし、楽しい。

一つ、私が目を引いた小川氏の発言。
「リトル・アリョーヒンは、生まれつき両親を殆ど失っているという設定でしたが、書き終わってみると、彼はチェスを通じて、マスターと総婦長という、「父親」と「母親」には出会えた話になりました。それはちょっとあまりにきれいにまとまりすぎていて、作者としては不本意なんですが。」

これに対する若島氏の応えはお読みいただくとして、やはりそう感じていたのか、と頷いてしまった。
ただ、マスターに父親が重なるのは当然として、総婦長という存在に出会えないまま亡くなるならば、この作品のラスト、あの見事なたたみ方はほとんど成立しないはず。
おそらく詰め将棋やチェスプロブレムがそうであるように、また数学や物理がそうであるように、どこかが通ると、どこかがちょっとだけ不釣り合いになり、その中で最善を尽くす手つきの美しさこそが、真善美を保証してくれるのではないか。
そしてそれは、人の生そのものでもあるはず。

さて、なんとか他の用事とのバランスをとりながら、ドナルド・キーン氏の長編評論にもとりかかろう。

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2009.01.15

正しい透明度

寒い。東京って、こんなに寒かったっけ、というくらい。最近の東京は暖かいことが多かったからなおのこと。
冬の澄んだ夕焼けや星空は好きだ。なぜか「正しい透明度」という言葉が連想される(何が正しいんだか)。でも寒いもんは寒い。

この寒さ、正月からだ。そして、鏡開きしてお汁粉を食べると、さらに強まってきた。
でも、10年以上前は、こんな日も多かったと記憶している。
節分からは空気が変わるが(徐々に潤んでくる)、この冬はこんな感じなのか。肩こりには要注意だな。

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2009.01.08

Things、MacWorld Expo Best of Show 2009に選出される

先の記事で触れたThingsだが、MacWorld Expo Best of Show 2009に選出された。

つまり、MacWorld Expo 2009において、すばらしい製品の一つに選ばれた。

この分野は競争が激しいだろう。実際、スケジュールやプロジェクト管理などの統合ツールであるDaylightのiPhone/iPod touch版、Daylight touchも選出されている。機能が隣接する、あるいは直接対決するアプリケーションは、今後も増加すると思われる。
しかし、最初の正式版をこのような場で賞賛されれれば、ユーザをつかみやすいと思う。すべてをWebに集結させない選択肢も必要だしね。

Congratulations!

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iPhoneとGTDとThings

正月あけは、MacユーザにとってはMacWorld Expoであり、PCや家電についてはCESが開かれる。ともに米国開催の、電子通信機器に関わる大規模なイベント。

今年はMacWorld Expoに「アップル最後の出展」となり、ジョブスではなく、シラーが基調講演に立った。
Macに話題を絞るとして、17inch MacBook Proのリニューアル、iLife '09やiWork '09といったアプリケーション・スィートのアップデート、iWorkのファイル共有サービスといった具合。
加えて、iTunes Storeが変わるという。すべての楽曲はDRMフリーになること、北米などではiPhoneの3Gネットワークでも購入可能になること(日本はまだ)。さらに今年の4月1日から、3段階の値段(69セント、99セント、1.29ドル)をつけるようになることも明らかになった。

今回は、ハードウェアよりも、サービスの更新が主な話題だった。
ホリデーシーズンも終わり、そこであえて新しい製品を出さなくても、むしろホリデーシーズンの前に重要な発表は済ませたい、というアップルの意思の表れなのかもしれない。

個人的には、MacWorld Expoに合わせて、常用しているソフトウェアがアップデートされたことが重要だった。
それは、Things

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正月あれこれ

あけましておめでとうございます。
三が日どころか、松の内もあけたところでやっとご挨拶となりました。
本年もよろしくお願い申し上げます。

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