読み始めたのはいいが、並行して
昨年の夏に日本語訳が出たリチャード・パワーズの小説「われらが歌う時」をやっと読み始めた。(英語の原著は2003年に出版されている。)
上下2巻構成、各巻500ページを優に越える大作。
書き出しでダウランドの歌が流れ出すあたりからすでにただものではない。
それはいいのだが、並行してメアリアン「イカとプルースト 読書は脳をどのように変えるのか?」にも手を出した。昨年秋に出版され、入手しにくいと思っていたら、この1月に新しい刷が出ていたもので。
こちらは学術的知見を踏まえた新しい展望の書物。ディスレクシア(読字障害)の研究を通じた知見から、人がいかに文字を獲得したのかに発して、今後のメディアの発展に応じて読書がどう変わっていくかまで、といった広い範囲を扱っている。
こちらも非常におもしろい。
どちらも非常にワクワクさせられる出会いで、どちらも厚い…
まぁとにかく、自分のペースで読んでいこう。
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