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2009.05.15

Thingsの新版

数ヶ月間特に動きがなかったThingsだが、5月中旬にMac版/iPhone版の改良版がリリースされた。
(Thingsについては、既に触れている。)

GTD (Getting Things Done) の哲学に基づいたTo Do管理ソフトであり、似たものにOmniFocusがある。
どちらも、MacとiPhoneの両方で入力/管理できる。ただし、OmniFocusはすべての処理をiPhoneでも出来るように設計されているが、ThingsはMacで作成したデータをiPhoneでも持ち出して扱う点に重点があるように感じられる。

今回のアップデート(Mac版は1.1.2、iPhone版は1.3.5)で、Thingsの「デスクトップがメインのデータベース」という方向性は、より明確になったようだ。
Thingsには "Area of Responsibility"(以下、Area)という項目があるが、MacとiPhoneでの同期が可能になったことが大きい。

この手のソフトは、To Do(具体的な行動項目)と、Project(複数の行動を経て完了する物事)という階層構造で管理するものが多い。そのいずれにも、完了日時を設ける。
一方、Thingsが提唱するAreaは、完了日時がなく、継続していく項目を扱う。たとえば「健康を維持する」「チャレンジングな技術を扱う」といった、いつも心がけているような項目などだ。
そして、Areaの中に、Projectを入れることができる。たとえば「健康を維持する」Areaの中に、「運動を日課に定着させる」Project、「食事量を適切にする」Projectといったものを包含することが出来る。

ThingsではProjectの階層構造化は行えないのだが、AreaでProjectを整理して、それをiPhoneでも持ち出せる、という形を提唱していることになる。
一方、Areaを作成できるのはMac版のみで、iPhoneでは既存のAreaの内容を管理することに集中する。つまり、デスク上でじっくり考えて、出先では細かい変更を行う、というコンセプトだろう。

使ってみると、なかなか悪くない。シンプルな管理方法で、手早く実践導入、というこのソフトウェアの哲学にも合致する。
ただ、こういう形態だけに、iPhone上ですべてを済ませたい、デスクトップはバックアップに近い形でいい、という人にとっては物足りないかもしれない。
私にとっては、相変わらず非常に便利なソフトウェアだ。改良してほしい点は残っているが(たとえばTo Doのリピート設定を、もっと柔軟に設定できるとなおいい)、シンプルな点は失わないでいってほしい。

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