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2009.07.20

NHK「マネー資本主義」最終回

たまたま前日、第4回の金融工学特集を見た。流れで、最終回も見た。

一流の食材を集めたのに、出てきたのは一番つまんない料理という残念感。

NHKのこの手の連続番組は、途中まではきちんとインタビューなどを積み上げて、そこそこおもしろく見せてくれるのに、最終回はどうしてこうもつまんなくなるのか。

せっかく宇沢先生にインタビューするなら、10分以上使って流してもいいではないか。
せっかくシュミットにインタビューするなら、そんなに一般的すぎる質問をせず、もう少し突っ込んだことを聞いてもいいではないか。
せっかくスティグリッツに話を聞けるなら、もっと論理的な話を聞いてもいいではないか。

最後に、ゲスト3名に今後は「××資本主義」とするのがいいか、というコピー作りをやらせていたけど。
こんなコピーで目指す方向がわかるような問題でないことは、出演者も重々承知だろうし、あえて安易にわからせようとする方向性はむしろ理解に苦しむ。(構成がよくなかったとも思う。)

最終回もこれまで通り、インタビューと事実を積み上げながら、解決が難しい問題について、どのような動きがあるかを伝える、そこにむしろ集中するだけでよかった。
いや、ほんとにもったいない。

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