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2009.07.14

中華街の昨今

むー、ずいぶん放置しちまった。その間、TwitterとTwitterとTwitterをやったりしていたのだが、実際問題としてiPhoneとTwitterは相性がよすぎるとさえ断言できる。

それはともかくとして、遠隔地への見舞いなどで、東京国際ブックフェアに行き損ねてしまった。
これにあわせて電子書籍関連の発表がいくつかあったので、気にはしていたのだが、仕方ない。
iPhoneやAndroid関連もあるのだが、またの機会にして。

横浜方面の展示会や所用の帰りに、たまに足を伸ばして横浜中華街などに訪れることがある。
バブル経済とともに老舗が経営拡張して、バブル崩壊とともにいくつか大きな店舗が閉鎖されるような事態もあったが、基本的に1990年代までは、戦前から移り住んだ中国出身の方々の手でにぎやかに発展している印象があった。
ここ数年は、これまでの料理店などが世代交代や売り上げ減少などで店を閉めることも出てきた。その後はたとえば、中国のコンクールでトップをとったシェフの店、といった具合に、最近移ってきた方々が開業するケースが多い。
また、中華街そのものの人手も、以前ほどではないような印象を受ける。あくまで印象なのだが、しかし金曜の夜にみっしり人が出てこない週がある、というのは、以前はあまりなかったのではないか。
なんで人の密度が低くなっているのだろう。

さらに時々耳にする言葉「今は中国に気軽に行けるし、東京にもおいしい店は多いし、わざわざ横浜中華街に行かなくても…」
これについては、私は少し違う感触を持っている。

横浜中華街も、神戸も長崎も、みんな港町にできた移民の街であること。
さらに、よその国のchinatownは独自のルールに則っていて、夜は注意して歩いたほうがいい地区もあるが、日本では周囲の人と仲良くつきあっていくことを前提に、発展してきたこと。チャイナ・マフィアの暗躍は聞かないこと(あったのかもしれないが、表にはほとんど出てきていないと思う…勘違いかもしれないけれど)。
それでも、早朝や、深夜には、ほかの日本の街とは違う、独特の表情を見せること。

これは非常に珍しい現象であり、日本という国にとけ込みつつも、移民としての立ち位置をうまく制御してきた結果だろう。
私が時折中華街を訪れるのは、そうしたたくましさと柔軟さをあわせもつ彼ら/彼女らの地域の空気をたまに吸いに行く時、という気持ちもある。

日本に根付いて、むしろ移民であることをうまく商売に結びつけつつ、地元にもそれなりになじんで客を大切にしてきた人々の街だからこそ、安心して遊びに行ける。
それを日本人が楽しまなくなるなら、むしろさみしいことのように思う。

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