レヴィ=ストロース、逝去
フランスの人類学者、構造主義の先導者、現代思想の一時代を築いたクロード・レヴィ=ストロースが逝去。享年100歳。
ル・モンドのサイトではトップ記事。
アサヒ・コム、YOMIURI ONLINEにも日本語の記事あり。
「悲しき熱帯」、「野生の思考」の衝撃は、事後に読んだ私にも大きかった。
20世紀後半の西欧で、西洋的な思考の枠組みそのものを見透し、脱西欧とともに人類共通の構造を見据える視線は、人類学という学問の枠のみならず、様々な分野に波及した。
20世紀後半を代表する思想家であり、彼の死をもって、20世紀的なものがいよいよ閉じていくような気さえしてくる。
それが2010年代を前にして、100歳という御年で迎えられたことも、偶然ではない符号のように感じられたりする…
などということはさておき。
深く御冥福を祈るものです。合掌。
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