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2011.02.07

春節

春節(旧暦正月)を迎えた横浜中華街に行ってみた。
最近はそう極端に混雑はしない。
だから、少し獅子舞を見て、めでたい爆竹の音で身体の周りに強烈な振動を浴びせたら、媽祖廟を拝観して散歩したら帰るくらいのつもりだったが。
想像以上の大混雑に驚いた。

中央通りも関帝廟通りも人で溢れ、ろくに前へ進めない。それ以上に、今現在どこで獅子舞があるかもわかりづらいし、爆竹の音に気づいても、なかなかたどり着けない。
こんなのは1990年代後半以来かもしれない。

逆に、それくらい最近は静かだった。新しい地下鉄が開通し、門が新しくなり、通りもきれいになったが、歩行者天国が歩きづらくなるほどの集客にはならなかった。
おまけに、JRのよこはまフリー切符が廃止された。これは、JR出発駅からの一日往復切符で、横浜の主な観光地に近いJRの駅が乗降自由になり、交通費が安くなったもの。代わりに、みなとみらいフリー切符500円が発売されたが、JRの移動が長い人にとっては実質値上がり。もしかすると、これも追い打ちだったのかもしれない。

だが、そんなことは何のその、今年の春節あけの土日はものすごい人手。媽祖廟で線香を捧げるのに人混み、お堂にも人がいっぱい。
そして、最近とても増えている、開運グッズやら運勢判断の店に人が押し寄せていた。
一体どうしたことだろう。今後は人が戻ってくるのだろうか。

一方で、数軒の閉店、移転もみかけた。昨年から今年にかけては、建て替えで廃業した古いバーや理髪店などもある(野球場寄りのホットドッグスタンドも、店主高齢化からついに閉店した)。
街が再び変化しつつあるのか。

***

1999年代の横浜は、桜木町の開発と対照的な野毛の存在、まだ古い建物や店がいくらか残っていた中華街、といった魅力で人が集まっていた。レトロがキーワードだった、といえるか。
横浜中華街は、他国のチャイナタウンのように、一人で歩けないくらい怖い、という場所がない。その上、台湾茶藝館ブームと呼応するようなレトロ感が残っていたことから、東京とちょっと違う気分を、一人でも大勢でも安心して味わえる街だ。デジカメブームが勃興した頃は、写真女子があちこちに出没していた。
2000年代に入り、ワールドカップも終わった頃から、横浜再開発があちこちに広がって、中華街を取り囲む建物が高層化し始めた。中華街自体も再開発できれいになり、高層ビルに向き合うように門を壮麗にした。また、中国の勢いが増し、池袋とともに、大陸から多くの人が入ってくる場にもなった。
レトロ感がなくなった後の魅力として、今の中国を感じさせる店と、これまでの安定した老舗とが、共栄する状態になるのに時間がかかっていたのだとは思う。
この活気の戻りが本格的なら、これまでとは違う発展も出てきそうだが、継続的なものだろうか。

それにしても、なんであんなに混雑していたのだろう。

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