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2011.02.17

エジプトの政変は革命か

断続的に注視していたエジプト。ついに民衆の声が軍や米国(といった後ろ盾)を動かして、ムバラク大統領を辞任に追い込んだ。(ニュースは山ほど流れているし、あえてリンクははらない。)
デモで血は流れた。それは悲しいことだが、様々な人々が「今のままでは埒があかない!」と声をあげ、軍は民衆に銃口を向けず、強権独裁政治を終わらせようという点で一致した。
その後は軍が臨時に管理機能を掌握したが、民主的な憲法を定める移行期間に限定し、新憲法が動き出したら権限を握らない、これまでの国際条約も遵守する、とも明言した。

エジプトに向かけた米国(エジプト軍への支援国である)のメッセージはふらつき、後手にまわったが、現在のところ最悪の事態は免れているとみているのだろう、落ち着いてはきた。

今回の政治体制変更は、大統領辞任後の絵図がないこと、運動には背景となる思想や方向性が一致していないことから、これはいわゆる革命ではない、という声もある。
ただ、これまで声を汲まれにくかった若者らが、ネットを軸に開放的な連携を示し、それに市民が賛同して、自分達に可能なことをやることで、政治体制に声を届けたということは、革命的な事態と呼びたくなる。
それに、今後のシナリオをきちんと考えて着実にやれる保証がなければ進まない、などとしていたら、変更可能なことも変えられなくなる。

今後の推移によっては、このような陽性の革命が継続しなくなる可能性もあるが、今回のように「これさえ押さえてくれれば合意出来る」というポイントを見出しつつ前へ進み続ければ、新しい政治体制変更の例として、歴史に刻まれるのではないか。

日本では、やはり「このままでは埒があかない」と、選挙で政権党を交替させた。その結果は、前と同じか、それ以上に迷走している。
エジプトでも似たようなことが起きるのかもしれないが、それでも若者が声をあげたあの国は、間違ったらまたやり直せばいいという陽気さがありそうにみえる。
日本でも、皆がもっと陽気に、気軽に、試行錯誤してみればいいだけなのかもしれないね。

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