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2011.08.17

Google、Motolora Mobilityを買収

日本がお盆休みでビジネス関連の大きなニュースがない中、米国ではGoogleがMotorola Mobility Holdingsを買収した。買収価格はキャッシュで125億米ドル。
たとえば、CNET Japanの記事(8/15)。また、日本は夏休みの中、CNET Japanは続報にも力を入れている。

Motolora Mobilityは、これまでの携帯電話事業からAndroid スマートフォンやタブレットにシフトし始めていたが、特許係争や売上・利益などで、徐々に厳しい状況に進みつつあった。
Googleはこれまで、AndroidというOSを提供し、ハードウェアはパートナーである端末メーカーに任せていたが、Motorolaの特許係争に協力する旨は表明していた。
そのような環境もあって、GoogleはMotorolaを買収して特許を一挙に取得、潤沢な資金をもって反転攻勢に出つつ、Androidの端末提供を加速する、という推測になる。

OSしか提供して来なかったGoogleはこれまで、PCでいうMicrosoftのような立場にあった。それが、パートナーである端末メーカーを買収することに、本当に意義があるのかという問いは当然出てくる。

しかしたとえば、携帯電話程度の小さな端末の場合、ソフトウェアとハードウェアが密接に絡み合ってこそ、軽快な動作とリッチな機能を両立させられる面が大きい。
ソフトとハードをきっちり分離するPCのような事業モデルは、マシンにもメモリにもディスクにも余裕があるからこそ可能なこと、と言い換えてもいい。また、Intelという非常に強力な、CPUを中心とした標準的なハードウェアを大量に提供する会社があってこそ、でもある。
Motorolaのような米国随一の端末メーカーを手に入れれば、特許だけでなく、細密な実装技術も手にして、より高度なリファンレンスとなるハードウェア実装を生み出せる。それを前提に設計するソフトウェアがあれば、Appleだけでなく、今後Microsoftとも闘う際に有利、という計算は入っているようにも見受ける。

しかし、SamsungやHTCのように、パートナー企業と直接競合する事態を、本当にうまく収めていけるのか。
また、シェアの拡張に一時的なストップがかからないか。

AppleがiPhoneの次期モデルを発表する前にやってきた、大きなニュースだが、今後のGoogleの動向次第で、メーカーにも端末にも市場にも大きな変化が起きる。
いまはまだ、見守るしかないだろう。

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