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2014.05.07

昨年の偶然

昨年の春は、文学フリマ in 大阪の第1回が行われた年だった(第2回は今年の9月の予定)。
関西のサークルのほかに、東京からの参加者も多く、絶対移動中や交流のあるサークルも出店した。
こちら、およびこちらの記事がその記録。)

私個人としては、仕事でもプライベートでも、大阪はキタしか訪れていなかったため、初めてミナミや、その南方の郊外(会場の中百舌鳥は、ミナミの中心地より離れていた)を訪れる機会になった。
1年経ってしまってから書くのもなんだが、楽しいひとときだった。

***

まず、大阪駅がひどくきれいになり、地下街も豪華になっていて、驚いた。

心斎橋から法善寺、難波のあたりを初めて歩いた。よく訪れる京都はブロックごとに特徴があり、また繁華街がずっと続いたりはしない。こちらは繁華街が長く続いて、なかなか途切れない。夜も賑やかだ。
法善寺の夫婦善哉、織田作之助を気取って食べるか迷ったのだが、「マンデリン、または孤独のカフェ」大阪版として喫茶店を回ることにしたので、やめた。
ただ、せっかくなので、難波の自由軒に赴き、例のカレーライスをかき混ぜて食した。うまかった。

そうしてしばらくしたら、NHK大阪制作の「夫婦善哉」全4回のドラマが放映された。(近年発見された、続・夫婦善哉も含めた映像化。)
お金をかけた映像で、法善寺のあたりも夫婦善哉も、自由軒ももちろん出てきた。
あぁ、善哉も食べておけばよかったな、などと思ったが、記憶の新しいうちに放映された偶然で、見入ってしまった。

東京ともまた違う、ざっくばらんでごった煮な空気感がよかったし、今度は善哉も食ってみたい、と思っている。

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文学フリマ御礼

第18回文学フリマ、無事に参加しました。
スペースにいらして手に取ってくださった皆様、またお買い上げの皆様、誠にありがとうございました。

当日は天候が不安定で、夕方にやっと雨が上がってきた形でした。それに伴うように、また同日開催のコミティア来場者が流れてきたのか、割合遅くなってから人が増えてきた印象でした。(全体的にはやや来場者が減った印象もありましたが、最後に増えたので帳尻があった形でしょうか。)

春の文学フリマは、昨年は大阪開催と、超文学フリマの2本立てになり、変則的な開催だったので、久しぶりの通常の東京開催でした。
また、文学フリマ事務局主催の打ち上げが初めて開催され、そちらも大勢の参加がありました(蒲田開催の頃にパーティが行われたことはありましたが、あの頃より規模が大きくなった上に、私は蒲田のパーティは参加していませんでしたので)。

個人的な印象としては、蒲田開催の頃にTwitterがはやり(2009〜2010年)、そこに多くの参加者や読者が参加し始めて、当日の前後にも交流や連絡がとれるようになったことが大きかったと感じています。
これにより、こじんまりとやっていたサークル同士にもつながりが出来始めた、ということです。
一日開催で、ほかにプラットフォームとなる場がないと、流れを作りにくい面がある。それを、個人でもサークルでも活用しやすいTwitterが補った、というところでしょうか。
Facebookではないのが、おもしろい点。Twitterは極めて個人的なメディアなので、個人サークルも、サークル内の各人も、自由に活動しやすいことが大きいのかもしれません。(短文投稿なので、言葉を磨くことに繋がっている面もあるでしょうが。)

これから絶対移動中の、他の皆さんの作品や、他のサークルの新刊も読んでいきますが、まずは御礼まで。

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