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2009.02.05

京都の八百卯、閉店

梶井基次郎の小説「檸檬」では、京都の寺町二乗の果物店で檸檬を買い、それを爆弾に見立てて書店の丸善に置いてくる。
その丸善は2005年10月10日、閉店した。

そうして2009年1月25日、モデルとなった寺町二条の果物店、八百卯が閉店したそうだ。
(YOMIURI ONLINEの記事は1/27、アサヒ・コムの記事は1/29。)

寺町三条から二乗に北上していくと、東側の角にある。最近京都に行っていないのだが、よく訪れた頃は何度も前を通った。
あの界隈は、古書店といい、飲食店といい、四条から三条の河原町と違って、とても落ち着いた店が多い。八百卯から横断歩道を渡り、寺町通をさらに北上してみると、その感じのいい佇まいは御所のあたりまでずっと続く。そういえば、二条通も感じのいい店が多い。
八百卯では残念ながら買い物はしなかったが、少し北にある村上開新堂のお菓子を買ったりした(あのあたりでは大学芋も有名だけど)。
しばらく行かないうちに、京都の町並みもだいぶ変わってきたのかもしれない。

いずれにせよ、これまで「檸檬の店」という名を背負ってきた方々に、感謝を捧げるものであります。

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2009.01.20

ハドソン川の奇跡と、米国大統領の交代

1月16日、米国ニューヨークのハドソン川(マンハッタンの西側)に、米旅客機が不時着したが、全員救助された、というニュースが流れた。
(たとえば、アサヒ・コムの簡潔な記事と、機長に関するこの記事など。)

氷点下、船の多いハドソン川、周囲は密集したビル街という悪条件において、全員が救助された。すばらしいことであり、奇跡こそがふさわしい形容だが、一方で機長の冷静な判断があってのことでもある。

似た時期に起きた事でなぜか思い出したのは、阪神大震災。
震災は大地が揺れるため、被害は大きくなる。飛行機事故で助かった155名と単純な比較などナンセンスであることは、わかっている。

ただ、1995年はあの震災をまるできっかけにしたように、日本で様々な事件が相次いだ。まるで、その年の記憶されるべき事柄のひな形として、大地が揺れた、という妙な連想までしてしまうような。

まるで迷信めいた連想だが、もしも「ハドソン川の奇跡」が、2009年の米国におけるひな形のような事件であるならば。
冷静に人智を尽くせば、クラッシュしかけている現在の経済や政治の問題を、ぎりぎりで回避できるのだ、という連想も出てくる。

そんな中、もうすぐ米国の大統領がジョージ・ブッシュからバラク・オバマに交代する。
現実を見れば楽観的になれる要素はほとんどないが、それでも何もせずに流されるより、少しでもよい方へ向かうために変わろう、というメッセージを掲げてきた人物への交代。
この交代劇の合間にも、国家間で様々な動きが起きたが(ロシアとウクライナのガス問題が欧州を直撃、イスラエルのガザ侵攻など)、そうした問題や米国経済の再生も含めた様々な事柄に対して、いよいよオバマ大統領が本当に陣頭指揮を執る年が始まる。

しかし、今後は本当の意味での国際協調が必要になる。一つか二つの大国が大きく治める時代はおそらく終わりを迎えるだろう、その時に何が起きるか。
だからこそ、おそらく世界中が目を向ける日になる。

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2008.11.12

ABCは継続

ほとぼりが冷めた頃になってから触れることになるが。
青山ブックセンターの経営母体がブックオフになった。
(たとえば新文化の記事、11/4)。

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2008.08.26

やっぱり使いにくいです

アサヒ・コムは、皆様ご存知のように、朝日新聞社のサイト。
始めたのは毎日新聞のほうが早かったのに、本紙と同じ記事を大量に掲載、比較的見やすい見出しレイアウトなどをとって、閲覧数はあっという間に上昇していった。それはまぁ1990年代の話。

今年の春、大幅にリニューアルした。かなり変わったので、戸惑った。
慣れの問題かと思いながら、半年くらい見てきたが。

やっぱり慣れない。
というか、使いにくい。前の方がまだよかったんじゃないかな。
(仕方ないので、「ニュース」をクリックして、以前と似たレイアウトのページを表示してから見ている。)

一番の問題は、新聞社の運営するサイトなのに、ニュース以外の項目もごちゃごちゃとトップページに羅列されること。見にくい。
もしもmixiを意識した変更ならば、そんなことはしなかったほうがいいんじゃないかと思う(実際、mixiもレイアウト変更時には、使いにくいと大騒ぎになった)。

とにもかくにも、新聞なんだから、ニュース提供を最優先して、過去の連載記事をWeb上で見やすく引けるような工夫をするなどしてほしいな。
そういう方向に力を入れると、むしろ評判がよくなるように思えるんだが。

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2008.08.15

マンガ喫茶じゃないんだしねぇ

アサヒ・コムに猫カフェの記事が掲載された(8/15)。
エンターブレイン(旧アスキー系、今は角川系の出版社)から、丸々一冊猫カフェのムックが発売されているけど、ついに新聞でも記事になるとは。

うーん、この商売が始まった頃にのぞいた印象では、普通にお茶してる場に猫が行き来していて、たまにこちらに寄ってくるとラッキー、くらいの印象を持っていたんだが、この写真だとちょっと感じが違うのかな。
基本的にはニッチな商売として、細く長く続けていただくとして、流行りのようになってもらわないほうがいいかも。

たとえば、人が猫を撫でる時、猫は相手の今の感情を受け止めるように見えるんだよね。
ひたすら「あぁ、幸せ」と撫でるのならいいんだけど、猫を撫でている今の自分の幸福感と比べると日ごろの自分は、といった愚痴を持っていると、それも受け止めちゃうんじゃないかな。
そんなことが続いたら、その猫は体調を崩しかねないんじゃないかな…
いやはや、えらく非科学的な妄想になっちまった。

それはともかく、猫っていつも撫でられているより、人のそばに付かず離れずの距離でいて、たまに撫でてもらう程度が落ち着く、というケースが多い。
猫時間通信@Blogとしても、猫は眺めるのが一番、撫でるのは二番だと思うな(一緒に遊ぶのが好きな猫をかまってあげるのは歓迎だけどね)。
相互に幸せになるような感情の交流がある店ばかりならいいんだけど、あまりに客層が広がると、猫にひどい負荷がかからないだろうか、と妙な心配をしてみたり。
こういう店のオーナーなら、そのあたりはわかってらっしゃるだろうから、杞憂である、ということにしておこう。うん。

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2008.05.08

初メールの音に、深夜ビックリ

5月7日、じゃなくて、5月8日の深夜、関東〜東北で地震。

最初は午前1時過ぎ。弱いけど、思ったより長い揺れがきた。(アサヒ・コムならこの記事。)
情報を集めると、茨城沖という。5月7日の午後から夕方にかけて、数回揺れていたこともわかる。
まぁ収まったと安心していたら、その後数回立て続けに、細かく揺れた。

今度こそ収まったと思っていたら、1時45分過ぎ、そこそこ揺れた。今度は長い。(アサヒ・コムでは、この記事と。)
情報を集めると、やはり茨城沖。茨城や栃木で震度5弱、東京などで震度3。
と思っていたら。

いきなり部屋中に「ファンファンファン」と海外のパトカーみたいな音が響き渡った。
びっくりして音源を探すと、机上の携帯電話。
ドコモのエリアメールによる緊急地震速報だった。(ちなみに、905iではデフォルトで受信しないようになっていた。私は受信するように切り替えた。)

タイムスタンプを見ると、一応地震が発生した時刻。
実際に受け取ったのは5分後くらいかな。

初めて受信したけど。
あんなにうるさいとは思わなかった。
ファミレスや飲み屋にいたとすると、これを受け取る人がいっぱいいるわけか。
それはそれですげぇな。。。

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2008.04.29

自由と自由と統制、2つのモデルのせめぎ合い

ほんとにG.W.かという朝晩の冷え込みが続いたけど、本日は見事に暖かくなった。少し安心した。

ところで、26日に北京オリンピックの聖火リレーが、長野で行われた。
集まった中国人、またリレーの妨害工作などで騒然となり、逮捕者が出た、という報道が相次いだ。
たとえば、こんな記事(アサヒ・コム、4/26)。
また、ソウルではもっと騒ぎが大きかったことも話題になったが、それ以上に「聖火応援隊」を派遣していたという報道(アサヒ・コム、4/29)も出てきた。

うーん・・・
北京オリンピックを通じて大国ぶりをアピールするのは、やめろと言われてもやるだろうから仕方ないけど、政治体制の違う国に、自国の人間を派遣して治外法権すれすれで振る舞うとすれば、いかがなものか。
それでも中国は、コントロールのきく政治経済体制を前提に動き(それがうまくいっている、という自負さえあるはず)、半ば輸出することにも抵抗はないんだろうな。
10〜20年程度はどうにかなっても、長い目で見てそれがうまくいくと本気で思っているのだろうか。
明確な目的に向かって統制をとると、一見効率がよいが、目的そのものを見つけながら進むにあたっては、計画そのもので縛りまくるのは逆に萎縮させ、活力を奪うんじゃなかろうか。

***

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2008.04.23

法規制より、教育だろ

“青少年ネット規制法案”がしばしば話題になる。
自民・民主の双方から議員立法の動きが続いてきたが、ここにきて反対意見の表面が出てきた。
とりあえずは、新聞記事としてアサヒ・コムの記事(4/23)を、IT専門日刊紙としてInternet Watchの記事(4/23)をリンクしておこう。(日経やITmediaなどもそれぞれ記事にしている。)

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2007.08.06

秋葉原の「ザ・コン館」、9月末閉店

ダイビルやヨドバシカメラAkibaが出来る以前、秋葉原のランドマークとして親しまれたLaOXザ・コンピュータ館、通称「ザ・コン館」が2007年9月30日をもって閉店する。ビルや土地を売却するという。
産業紙や業界紙だけでなく、一般新聞でも報道されたので、多くの方が既にご存知だろう。

・インプレス、AKiba PC Hotline!の記事(8/4号)

・ITmedia、古田雄介のアキバPickUp!の記事(8/6)

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2007.07.31

忘れ難き日だろう

先日のエントリー「二人の永眠」は、他の方にとってみれば「臨床心理学の巨人と、お前のばあさんとの日を並べられても、だからどーしたってんだ」というところだ。

祖母は明るく柔らかで、子や孫、ひ孫らを受け入れつつ、野放図にもしない何かがあった。威圧感などとは無縁でありながら、一族の中心となる立ち位置、ゼロポイントといっていいような何かをまとっていた。小さな家のことだが、ある種のカリスマ性と言っていいようなものを持っていたのかもしれない。
私が幼い頃まで経営していた旅館のおかみとしての働きがそうさせたのか、元々そんなところがあったから祖父を支えてともに旅館を経営できたのか、それはなんとも言えないが。

入院してから、何かとても神々しいような、厳かな瞬間が時折あり、生の不思議を思った。そんな時、ほとんど同時に河合隼雄氏の訃報にも接した。
河合氏は日本のユング派臨床心理の紹介者、箱庭療法の創始者である。カリスマ性があったことは、私が触れるまでもない。
同じ日に亡くなったことは、私個人にとって、何かの符牒のように感じられてならなかった…まぁ確かに他の方にとってはどうでもいいことかもしれん。

***

7/29、参議院選で自民党(および公明党)が記録的大敗を喫し、初めて自民党が参院第1党から転げ落ちた後、作家の小田実氏の訃報が流れた。享年75歳。

・アサヒ・コムの記事(7/30)

・YOMIURI ONLINEの記事(出版トピックより、7/30)

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2007.04.29

ロストロポーヴィッチ氏、逝去

チェロ奏者、指揮者のロストロポーヴィッチ氏、逝去。享年80歳。

Yahoo!ニュース、毎日新聞提供の記事(4/27)

旧ソ連(現アゼルバイジャン)出身。20世紀後半に君臨し続けたチェロ奏者であり、後に指揮活動を中心に置くようになった。
若い頃から神童として注目され、数々の国際コンクールを総なめにして、パブロ・カザルスの後継者のような位置に立つ。1960年代に反体制分子として国外活動を禁止された。
1974年、謹慎が解けて西側の演奏旅行に出るや、英国で亡命を宣言(後にソ連市民権を剥奪される)。チェロのソリストとして活動する他、1977年より米国に定住、ナショナル交響楽団の音楽監督として指揮活動にも力を入れ始めた。
ソ連崩壊をきっかけにして、1989年には故国での市民権が復活、その後は文字通り世界を縦横に動く活動を続けた。

***

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2007.04.19

なんなんだ、これは

17日午後8時前、統一地方選に立候補していた長崎市長が銃撃された。
前日夜、米国バージニア工科大学で銃乱射事件が起きたすぐ後で、衝撃は大きい。
しかも、選挙期間中での、現役市長としての立候補者であり、二重の衝撃がある。
(ニュースサイトで多くの記事があり、いちいちリンクは張りません。)

残念ながら逝去された伊藤一長市長には心からご冥福を祈念いたします。
また、米国で起きた事件で亡くなられた方々へもご冥福を祈念いたします。

暴力は民主主義にそぐわぬものだし、主義云々に関わらず、許されることではない。

一方で、容疑者の動機や、ここまでに至った経緯など、まだよくわかっていないことも多い(日米どちらの事件も)。
もしも、米国の銃乱射事件や、今回の件が、追いつめられて暴力以外に解決の道がないと思い込んだとしたら。
なんだかイラクの状況を連想させられてしまう。

そのイラク、少し前の12日にはイラクの国民議会食堂でテロが起き、いまさっきも連続テロが起きている。イラク関連のニュースは比較的頻繁に起きているのだが、議会内でテロが起きるところまでいったのは、やはり尋常じゃない。

それほどまでに、人は違う立場の相手を理解できないものなのだろうか。(お互い、相互に、だ。)
って他人事のように言ってちゃいかんのだが。
暴力を止めるための制度作りも重要かもしれないが、まったく違う世界や立場のことを思い描く想像力が足りないことも関係している事件だとするなら。
その原因はどうすれば取り除けるのか、解決に向かうものなのか。

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2007.04.09

都知事、交替なしか

4/8は、統一地方選挙だった(4/22に後半がある)。
現在4/9に入って少し経ったところだが、現職知事がすべて当選する結果となった。

アサヒ・コムの記事(4/9)

YOMIURI ONLINEの記事(4/9)

東京に住んでいるから、都知事なんだが。
悪夢のような選択肢から選ばなければならなかった、といったら言い過ぎっすかね。
実感なんすけど。
しかもというか、やっぱりというか、替わらず、ですか。

積極的に支持したが多かったにせよ、消極的に「他に魅力がない」「替える理由がない」と投票した人が多かったにせよ、当選は当選。
今回の結果というより、都民のマジョリティが石原を支持する理由って、なんなんだ。

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2007.01.16

マイケル・ブレッカー、逝去

テナーサックス奏者、マイケル・ブレッカー氏、逝去。1月13日、ニューヨークで、白血病のため。享年57歳。
若い、若すぎる……

日経の記事はこちら(1/14)。

(朝日新聞は、1/15朝刊に写真入りで訃報が掲載されるも、アサヒ・コムでは記事無し。YOMIURI ONLINEにも訃報はなし。両社とも、アリス・コルトレーンの訃報はあるが。)

ジャズのテナーサックス奏者と紹介されるが、活動は幅広い。

***

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2006.11.03

ほのかな光の消滅(永沢光雄氏の訃報)

まったくなんて日だ。
文化功労者にして文化勲章受章者である白川静氏の訃報のそばで、小さな訃報(アサヒ・コム、11/2)が流れていた。
永沢光雄氏。享年47歳(!)。

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巨星落つ(白川静氏の訃報)

人はいつかは死ぬ。逃れることの出来ない宿命だ。
でも、この方は100歳を超えた現役の学者であり続けるような気がしていた。
漢字学者、白川静氏である。享年96歳。

記事はたとえばこちら(アサヒ・コム、11/2)や、こちら(YOMIURI ONLINE、11/1)。
また、アサヒ・コムの解説記事(11/2)、YOMIURI ONLINEの解説記事(11/2)もあり。

***

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2006.10.14

祇園書房、10/14に閉店

京都の祇園書房が10/14に(つまり本日)閉店する、というニュースが流れている。
たとえば、アサヒ・コムのこの記事(10/14)。

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2006.10.10

やっちまったか

あ〜あ
というか。
(報道は、たとえばこの記事(アサヒ・コム、10/9)とか、この記事(YOMIURI ONLINE、10/9)とか、多数。繁華街では号外も出ていた。)

事前予告があったくらいだから、やるなら日本が中国か韓国と会談する日あたりと思っていたら。
(つーか、中国に対して核のメッセージは使わないだろうから、韓国と会う日しかないわけだが。)
どんぴしゃりにきた。

このようなメッセージはとりあわないのが一番なんだが。(単に無視して、相手がなすがままにさせるという意味ではもちろんない。)
一番苦労するのはどの国でも民草と決まっている。
それにしても、話し合いにならない、というのは哀しいもんだ…

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2006.09.27

ローマ法王発言、その後

先日記したローマ法王発言の波紋だが、法王自らイスラム諸国の大使らと会談した模様(たとえばアサヒ・コムの記事、9/25)。

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2006.09.17

なんでいまごろ…

ローマ法王の発言が波紋を呼んでいる。

YOMIURI ONLINEより、発言への波紋(9/16)、イスラムでも穏健な国々からの非難(9/16)、それに対する謝罪(9/17)。また法王庁の新国務長官の記事(9/15)

アサヒ・コムでも、発端となる発言(9/15)、広がる反発(9/16)、それに対する釈明(9/16)

謝罪か釈明か、どうもはっきりしないような雲行きなのだろうか。
(上記でも微妙に異なっている。)

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2006.09.10

阿部謹也氏の訃報

歴史学者で元一橋大学学長、阿部謹也氏の訃報を知った。
(たとえば、アサヒ・コムの9/9の記事。)

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2006.08.11

大人には聞こえない?

10日の明け方。
台風一過の透きとおった朝焼けが始まる頃、金星が空に熔けていく。
西には沈み行く満月(少し欠け始めていたけど)。
中天は藍から青へとあけていく。
人の気配がほとんどない。カラスも雀もまだ動き出さない。
沈黙の中、私を見なさい、と言わんばかりの空。
なんだかすごかった。

***

さて、たいした話じゃないけどさ。
だいぶ前(6月15日あたり)の話題。「大人には聞こえない着信音」。

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2006.08.04

1日に2つも

8月2日の朝刊はカラー写真入りの訃報が2つも出た。

社会学者の鶴見和子氏(享年88歳)、作家の吉村昭氏(享年79歳)。
たとえばアサヒ・コムの記事だと、鶴見和子氏がこちら、吉村昭氏がこちら

活躍なさった場は違えども、それぞれ広く深く取材と調査を行い、また直接関連する分野以外にも目を及ばせた上で、著述されてきた。ご自身で確認されたことを、的確に表現するという基本からブレることがなかった。
知性と品格の方。
合掌。

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2006.06.14

岩城宏之(指揮)、リゲティ(作曲)の訃報

指揮者の岩城宏之氏、逝去。享年73歳。心不全ということ。
記事はたとえばこちら(アサヒ・コム、6/13)。

突然で驚いた。
新作初演が好きで、多くの人に聞いてもらうためにあえてポピュラーな曲と組み合わせた演奏会を開く、というのは有名な話。
ご冥福を祈ります。

***

また、ルーマニア出身の作曲家、ジェルジ・リゲティ氏、ウィーンで12日に逝去。享年83歳。死因は明らかにされていない、とのこと。
記事はたとえばこちら(アサヒ・コム、6/13)。
または、こちら(YOMIURI ONLINE、6/13)。

ちなみに、アサヒ・コムではチェコ出身の作曲家となっているが、ルーマニア領のトランシルバニア地方出身、ハンガリーで学ぶ、だろうね
[付記]あとで見たらアサヒ・コムは「ハンガリー出身」になっていました。お詫びして訂正します。

ブダペストでコダーイらに学び、1956年のハンガリー動乱でウィーンに亡命。以後、ウィーン在住で市民権も得る。
日本とは武満徹らの交流を通じて縁があり、2001年に京都賞を受賞している(受賞時には既に病気がちだった)。

それにしても、この方はポピュラリティを獲得する一方で、「盗作だ」「なんでそんなに無節操に影響を受ける」と非難されることも多い方だった。
シュットクハウゼンと電子音楽をやるかと思えば、「レクイエム」のような宗教的響きを書き、かと思うとグレツキからの影響も受ければ、シンセのDX7(YAMAHA製、1980年代を席巻)を使ってみたりと、確かにそんな感じ。
(自分でもあっさり認めていたというし。)
晩年のピアノ練習曲集は、多くの国際コンクールで使われていて、現代音楽作曲家としては珍しいくらいのポピュラリティを持っている(映画「2001年宇宙の旅」で使われたことが一番有名だが)。
こういう点では、武満とちょっと近いところがあるか。
(でも、武満の響きはオリジナリティがあるけど。)

私はあんまり熱心に聞いていたわけじゃないんだが(従って聞いたことある曲も少ない)、伝え聞く話を思うに、まさに20世紀後半の作曲家という印象(動乱や亡命生活の苦渋をなめたという点でも)。
ご冥福を祈ります。

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2006.02.20

詩人の茨城のり子氏、逝去

遅くに帰宅し、しばらく所用に時間をとられて、やっとニュースサイトを見て回っていた時。
詩人の茨城のり子氏が逝去されたことを知った。
(アサヒ・コムの記事はこちら、2/19)。

正直に申し上げれば、熱心な読み手だったわけではなく、また格別に好きだった方でもない。
しかし、芯の通った作品に敬意を払う、それは当然である。氏の作品は私にとってそういう存在だった。
そして、この方の新しい作品はもう生まれない。
合掌。

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2006.02.16

風刺漫画問題

ムハンマドの風刺漫画問題、デンマークの問題ではなく、世界的な問題となって、断続的にニュースが流れてくる。節分頃の事件で、もう10日以上経つのに。
この記事(アサヒ・コム、2/13)では、対話を拒絶したことが問題を大きくした、という。
いまでもパキスタンで抗議デモがあるようだし(この記事はYOMIURI ONLINE、2/15)、パリやら国連やらも絡むニュースが流れ続けている。

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2005.11.07

ちょっとした異変とでっかい異変

暖かかった今日の東京。
というか、生暖かい!
9月上旬並みという。昨日の寒さはナンだったんだ?

帰りに近所の本屋で群像を買おうと入った。
おや? いつもの平積みに見当たらない。
店員に聞いてみる。
売り切れ。
(「そんなに早くなくなっちゃうことは…あれ、ないです、申し訳ありません」と店員。)
珍しいこともあるもんだ。
いや、失礼! 売り切れなんてめでたい。

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2005.10.18

ジャストシステム勝訴で確定、不買宣言取り下げ

10/3に触れた「ジャストシステム、逆転勝訴」。

松下電器は上告をしない方針を表明していた(Internet Watchの記事、10/11)。
実際、期限である10/14までに上告されなかったため、判決はジャストシステムの勝訴で確定した(Internet Watchの記事、10/17)。

このような結末となったことをもって、「もう松下製品は買わん」という宣言を、一度取り下げることにしよう。

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2005.10.03

ジャストシステム、逆転勝訴

先週のニュースですが。
今年の2月に取り上げた一審判決(こちら)への控訴審。
9/30に判決が下り、ジャストシステムが逆転勝訴となった。

簡潔な記事はPCWatchの記事(9/30)。

また、新聞も一斉に取り上げていたが、3大新聞より日経本紙が踏み込んだ記事にしていた。

今回の知的財産高等裁判所の審議は早く進んだし、また妥当な判決だった。
ソフトウェアの特許を完全になくすべきか。滅多に発明できないユーザインタフェースやアルゴリズムについて、一定の保護を必要とするケースはあるだろう。
ただし、特許をとって塩漬けにし、他社がちょっとでも似たことをするたびに「それはうちの特許です〜〜」と訴えることは、むしろ研究開発を阻害するという認識が生まれている。IBMやSun Microsystemsが特許を公開するのも、そのような認識を反映させている。(もっとも、IBMやSunも一筋縄ではいかない面は当然あるのだが、それはさておき。)
特許をとるのはいいが、開発のメインストリームにのっとって、製品を通して主張してほしい、そのほうが多くのユーザに支持される。

[追記]
以下の記事にトラックバックしました。
・イサムの孫のヒトリゴト 「ジャストシステム逆転全面勝訴 !」(2005/10/04)

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2005.06.14

訃報、倉橋由美子氏と堀栄蔵氏

訃報あり。

作家の倉橋由美子氏。
(アサヒ・コムの記事、6/13より)。
古典鍵盤楽器製作者の堀栄蔵氏。
(アサヒ・コムの記事、6/13より)。

倉橋由美子氏は、私が読書に目覚める前に有名になった方であり、リアルタイムを感じにくかったかもしれない。「聖少女」を読んだのは相当昔だけど、それも話題になってだいぶたってから。昨年の群像に連載していたエッセー「偏愛文学館」についても、熱心な読者ではなかった。けれど、たまに目を通すと小気味よい文章だったことを思い出す。
でも、シルヴァスタインの絵本「ぼくを探しに」の翻訳者と言えば、あぁ!と声を挙げる人も多いだろう。「星の王子さま」新訳も終えていたという。

堀栄蔵氏は、国産のチェンバロがまだあまりなかった頃、工房を設立した方。リコーダーの伴奏用に借りた楽器が堀工房だったことは、何度もあった。

慎んでご冥福をお祈りいたします。

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2005.04.03

ローマ法王ヨハネ・パウロ2世、逝去

アサヒ・コムの記事はこちら
4月2日、21時37分(日本時間で3日、4時37分)に逝去されたそうだ。

1978年10月以来の長い在位。
ポーランド出身、しかもイタリア出身でない法王は455年ぶりだった。
この間、東欧改革、ペレストロイカ、ベルリンの壁とソ連邦の崩壊(冷戦構造崩壊)、米国一極集中、EU統合、中国の大躍進など、20世紀後半の“よくも悪くも安定していた状況”が、まったく変わっていってしまう時期だった。
というより、東欧改革や冷戦構造崩壊に関しては、推し進めた印象さえある(教義には保守的な印象があったけれど)。
そのカトリックの代表者が世代交替となる。
20世紀後半を代表する方の逝去。
私はキリスト教徒ではないけれど。
合掌。

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2005.02.04

もう松下製品は買わん

先日の記事に関連して。
松下がチマチマと知財特許を振りかざす会社である限り、Let's Noteシリーズを購入候補に入れることはないし、家電製品も同様(もともとうちにはほとんどないけどな)。
特許をとるのは社の自由。だが、いまの特許利用の流れを見損なっているとしか言いようがない。
これでは他社も特許虫干しを兼ねて訴えを増加させ、無駄な訴訟合戦が起きてしまう。それが不毛だったことをふまえた昨今の動きと逆流している。
(裁判の結果にも問題があると考えているが、一般ユーザはここを起点にするしかないな。)

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2005.02.02

松下がジャストを訴えたのは何が目的なのか

松下電器産業が、ジャストシステムの開発するソフトウェアを特許侵害で訴えて、松下側が勝訴したという。「一太郎」と「花子」の開発中止と廃棄を命ずるものだが、仮執行判決ではなく、ジャストシステムもただちに控訴したので、販売は継続される。
どんな内容か知りたい方は、とりあえずアサヒ・コム(2/1)をどうぞ。
また、PCWatch(2/1)、ITmedia(2/1)にも記事あり。
(ITmediaの記事には、判決文そのものへのリンクもあり。)

いやはや。
この機能、おそらくWindowsの標準的なAPIで実現できるものだろう。
これにライセンス料を求めるというのはおいとくとして、判決が松下勝訴なのは驚きだ。
判決とは別に、松下はそこまでヤバいのか、などと勘ぐったりもする。
というか、日本製のワードプロセッサは、ちゃんと生き残ってほしい。

この前のストックオプションは給与所得であるという判決といい、このまま進んでだいじょぶなのか、このクニの社会は。そんなに人のやる気を削ぎたいのか。

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2004.12.31

20世紀後半を奏でた人々の逝去・2

10/25に同じタイトルのエントリーを書いたけど。

12/30、スーザン・ソンタグ氏の逝去記事あり(アサヒ・コムの記事)。
9月にエドワード・サイード氏も逝去された。(ちなみに、12/8発売の新潮新年号には、サイード氏と大江氏の特別原稿あり。)
ちょっと違う視点を当てる論客、しかも広く様々な分野に、という方がいきなり二人、世を去った。これは後々ボディブローのようにきいてくるんじゃないのか。

原卓也氏(ロシア文学研究)、白井浩司氏(フランス文学研究)の訃報もあった。
12/26には石垣りん氏(詩人)も逝去された(アサヒ・コムの記事)。

半藤一利氏の「昭和史」が注目された年でもあったな。
「戦争が遺したもの 鶴見俊輔に戦後世代が聞く」(鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二、新揚社新曜社)をかみしめつつ読む。

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2004.12.29

驚きの連続

クリスマスは月がまん丸できれいだななどと思っていたら。

26日はスマトラ沖の大地震(ソースはアサヒ・コム、以下同様)。
とてつもない津波。
地震波が地球を3周した(ソース)とか、ほとんど津波に流されてしまったカール・ニコバル島(ソース)とか、南極でも津波が観測された(ソース)とか。
亡くなられた方々には謹んでご冥福を祈念します。また生き残られた方々には援助が迅速に届きますように。
ていうか、ODAの予算をこっちに回すべきじゃないのか、日本は。

28日は新潟中越でまた余震(ソース)。
上越新幹線がやっと再開した直後。

29日は関東で初雪(ソース)。
朝、みぞれまじりで「前日の予報、あたったな」などと思っていた。
しばらくして外が白っぽいのでびっくり。
牡丹雪が降り積もっていく。
道理で全然気温が上がらないわけだ。
銀行がガラガラだった。

さすがに夕刻は雨まじりになり、やがて止んだ。
そして、夜は氷漬け。
やっぱり部屋の温度が上がっていかない。

ここ数日、睡眠が浅いせいか、昼間も眠い。
身体が地球の震えを感じ取ってるんだろうか、などと思ったりする。(んなおおげさな。)

こんなことを心配している場合じゃないんだが、ジャワコーヒーを扱っている人々は別の意味で大騒ぎなんだろうか。

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2004.09.02

種村季弘氏、逝去

ニュースソースはこちら(アサヒ・コム、9/2)。

ものすごく格別なファンだったわけではないのだが、その独自の目線に触れるたびに敬意を払ってきた。あぁ…
合掌。

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2004.07.17

青山ブックセンター、営業停止 (2)

コラムニスト勝谷誠彦氏の日記「勝谷誠彦氏の××な日々。」。その7/17(土)においても、青山ブックセンター(略称ABC)閉店の件が取り上げられている。

続いて『ビデオ・ザ・ワールド』誌に連載されている平加門氏のコラムについて触れている。私は未読であり、股書きはよくない読んでから触れるべきだと知りつつも、「コンビニ立ち読みは問題である」という視点は重要かもしれないと感じた。まずは上記日記をお読みください。
ちなみに『ビデオ・ザ・ワールド』は、知る人ぞ知る名著「AV女優」(永沢光雄・著、ビレッジセンター・刊)を生み出した雑誌。

上記記事はまだ読んでないので、以下は私の考えだけでしかないのだが。
コンビニで立ち読みして買わない人がいる、本屋に足も運ばない人も増えている、でも、そうはいっても、という気持ちが私には少し残っていた。立ち読みにも携帯カメラ撮影にもうるさい本屋を避ける若い人人々が増えていくのは、自明なのかもしれない。インターネットを通じて通信料さえ払えば情報が手に入る世の中で、たかだか1ページ〜数ページのために金を払う人は減っているのだろうか。
でも「情報や娯楽はただで手に入って当然、おれはその情報で金を儲けて当然、ただで息を抜いて当然」などということがあり得るだろうか。いや、ないのだ(反語は自分でつっこまないのが原則だけど、ここは自分でつっこんでおく)。
インターネットで見つかる多くの情報は、すごく役立つ。その一方で、生々しいけど、確度も強度もはっきりしないものも多い。書き手と編集は、そこで裏を取り、選り分けて、雑誌や本にして届ける。おそろしく労力がかかる行為だ。でも、そうやって残そうとする努力が、本を作るということだ。
生々しさは確かにインターネットのraw dataに近い書きっぷりが強いだろうけど、その情動を突き動かす部分だけに揺さぶられてはいかん、という視点は、学ばないとなかなか得られない。その学びは、学校の勉強だけでなく、社会へ出てからも続くこと。編集されて読みやすく考えを深めるのに便利な本は、忙しい社会人にこそ必須であり、そのためには若い頃から本を読む習慣をつけておけと、おっさん達は若者にいうのだ。別に昔ながらの硬い本とは限らない、「あ、これいいかも」と思ったら、そこから始めればいいんだし。
必要な情報が、読みたいところが1ページしかなかったとしても、それが必要なら、やっぱり買って、線をひいたり書き込んでみたり、せめて栞をはさんでおいたり。その営為は、今こそむしろ必要になってると思うな。

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青山ブックセンター、営業停止

首都圏ではけっこう人気のある書店、青山ブックセンターが営業を停止したそうな!

青山ブックセンターが営業を停止 おしゃれな店作りに定評(アサヒ・コム、7/16)

主取引先の栗田出版販売が破産申し立てをしたために、営業ができなくなると判断したようだ。(上記記事の他、業界紙の新文化なども参照の事。)

「おしゃれな店」というよりも、デザインや美術関係に関連して、サブカルを集めた棚構成などで、LIBROとはまた違った面を持っていたのがよかったが…ネット書店の繁盛、ジュンク堂書店など超大型店のさらなる大規模化なども影響したのだろうか。
六本木はあまり行かないが、青山店、新宿店(LUMINEの中)は便利だったし、自由が丘店もあったなぁ。うーむ…

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2004.07.08

朝日の夕刊第1面に二日続けて文学ネタ

どうしたんだ、朝日新聞。7/7と7/8の夕刊、第1面に以下の記事が。

電子図書館「青空文庫」、収録4千点に 開館7年目(7/7、アサヒ・コム、夕刊では1面)

覆面芥川賞作家に?候補の舞城さん、写真・経歴公表せず(7/8、アサヒ・コム、夕刊では1面)

青空文庫のことは、結構多くの人に知られていると思っていたが、そうでもないのだろうか。今年に入って、私も「国際ブックフェア(2)電子篇」でちょっと触れたけど、だいぶ昔からあるし、あえて細かい紹介はしなかった。いまこれを読んでいるくらいなら、直接青空文庫を見に行ったほうが、話が早いしね。
そういえば、azurについて、レポートしていないな。実は、いまだにT-Timeを愛用していて、そちらに慣れちゃってるので、ほとんど使っていないのだった…
もっとも、青空文庫しか見ない人には、かえってazurのほうが便利だと思う。電子読書環境に接するのが生まれて初めてで、青空文庫が当面の興味という場合は、いきなりT-Timeを使うよりもラクじゃないかな。

芥川賞候補。今度は「覆面作家」と舞城王太郎のことを記事にしているけど、彼を覆面作家と呼ぶのだろうか。授賞式にさえ出席しなかったことが話題になったけど、作品を着実に提示していればいいと思うんだが。またもや話題性? そうすると、松井雪子がとれば「マンガとブンガクの両立」とかいうわけ?(笑)
候補作一覧は、アサヒ・コムの記事にまとまっている。栗田有起「オテル・モル」(すばる6月号)は未読(この号を買っていなかった)。記事で話題にしている舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる。」(群像1月号)は、途中で読まなくなったまま放り出してある…すんません(こういうこともあります)。他の3作は、みんなおもしろかった。
それより、受賞作や作者だけに注目するんじゃなくて、候補作を書いた人の、同じ時期の他の作品、また候補作が載った雑誌の他の作品なども、記事で話題にすればいいのに。そういうことは、記者や評者の個人的な目でいいと思うし。
今回の候補作が2作載った文學界5月号(そういえば短編「勤労感謝の日」で触れていた)。同じ月の新潮は5月号に「注目の気鋭による力作」。たとえば中村文則「悪意の手記」は、読む機会さえあれば好きになる人、けっこういるんじゃないかな。舞城王太郎とともに触れられることも多い佐藤友哉も「大洪水の小さな家」を書いている。友哉タンは、私は積極的に好きになれなかったんだけど、それはそれとして、小説を単なる伝統芸能にしないような営為は伝わってはくる。こういうものも含めてザザッと概観してみせる記事があっても、いいはず。(文芸時評とは別に、である。)
受賞作というのはまぁいわば、お祭りをやった上での1等賞。読み手にとってはむしろ、受賞作をテコにして他にどんなものが書かれているかがわかる機会が、とても重要に思うんだが。候補作以外にも目を広げた上で、いまどんな収穫があるかを示すような記事であればいい。そうやって広がりのある視線を示せば、本屋で「へぇ〜」と手にする人がいるかもしれないのに。なんだかもったいない、新聞がそういうことをしないで、どうする?

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2004.06.12

訃報・野村万之丞氏

狂言師の野村万之丞さんが死去(アサヒ・コム、6/10)
おくやみ/野村万之丞さん=狂言師(YOMIURI ON-LINE、6/11)

44歳とのこと。神経内分泌がんだという。ショック…
先日触れたピアノフォルテ奏者の小島芳子氏と同年代、がんというところも共通している。

私は能や狂言には詳しくない。ただ、野村万之丞氏の仕事にあった、伎楽や田楽などの復興は、気になるものだった。ある意味、西欧音楽の古楽器復興と似た側面を持っている。
どちらも、その時代に本当にそうやって演じられていたかは、もちろんわからない。文献や残された楽器・面・衣装、周辺諸国の音楽や舞踊の事情などを調べ、その結果に加えて、演じる者の直感も総合していく。そうした試みを通じて、踊りや響きを感じ直す。それが既存の演目の目や耳に新しい風を通し、演技・演奏・演目に活力をもたらしていく。
単なる伝統への挑戦ではないだろう。むしろ、伝統を活性化することが、真の目標であるはずだ。
ただ、こういう仕事をする方々は、世間の誤解や圧力をはねのけながら進まなくてはならないだろう。心身に加わる圧力は、大きなものだったのかもしれない。

ご冥福をお祈りいたします。

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2004.05.05

この記事か

朝日新聞に、アイヌ料理店レラ・チセを開かれた故・佐藤タツエ氏の記事がある。
  首都圏初のアイヌ料理店十周年 誇り伝えた女性店主追悼
  (オフタイムのパーソン欄)

今日の朝刊でも記事になっているようだ。亡くなられたのは昨年12月31日とのこと。本日、西新宿の常圓寺で式典が開かれるので、掲載されたようだ。
この記事のためか、写真展「アシリ・レラ」への参照数が増えているみたい。

私はアイヌ文化について某かのことを語るほど深くコミットしていない。
ただ、写真展「アシリ・レラ」でレラ・チセに触れた時に書いてなかったので、ここで。

レラ・チセで食事をしたものとして、深く御礼申し上げるとともに、ご冥福をお祈りいたします。

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2004.04.16

驚きの訃報2つ

作家の鷺沢萌が死亡、35歳。しかも、自殺と報じられている。
文芸雑誌「文藝」(河出書房新社)の昨年春号に、特集があった。犬の写真が写ってたな。
すごくたくさん読んだ作家ではないのだが、まだまだ新作を読める人だと思ってた・・・

しかも、火事にあってやけどを負った漫画家の横山光輝が死亡、69歳。
見たねぇ、読んだねぇ、鉄人28号に伊賀の影丸、ジャイアント・ロボにバビル2世、などなど。
鉄人28号のリメイク・アニメが出るという話の他に、こんな話題も出たりした直後・・・

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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2004.02.12

秋葉原、ヤマギワソフト館の火事

インターネットではもはや旧聞に属することだけど、朝刊の第1面を飾り、weblogでもあちこちで触れられているこの件。やはりこれは、Akiba情報の老舗であるインプレス「Akiba PC Hotline」の記事にご登場いただくのが一番だろう。
ソフト館はビニール、紙、DVDやCDなど、燃えると煙を出すものばかり。そしてすごいのは、けが人も死人も出なかったこと。これがパーツ屋などがたくさん入った雑居ビルだと、階段に積み荷があってたいへんだったかもしれない。

秋葉原はもともと、秋葉神社からついた地名だ(大火のあと、幕府が火除けのために野原として残し、そこに秋葉神社を祀ったのが始まり)。その意味では、アキハバラよりもアキバのほうが、由来に近い。東京っ子なら親父が「アキバハラ」とつい言っちゃうのを聞いてるかもね。そんな神社、どこにあるかって? 今は移転している。
そして、秋葉神社は火除けの神様。神社そのものは移転していても、人に被害が及ばなかったのは、さすが秋葉神社由来のご利益というところか?

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