2009.02.05

京都の八百卯、閉店

梶井基次郎の小説「檸檬」では、京都の寺町二乗の果物店で檸檬を買い、それを爆弾に見立てて書店の丸善に置いてくる。
その丸善は2005年10月10日、閉店した。

そうして2009年1月25日、モデルとなった寺町二条の果物店、八百卯が閉店したそうだ。
(YOMIURI ONLINEの記事は1/27、アサヒ・コムの記事は1/29。)

寺町三条から二乗に北上していくと、東側の角にある。最近京都に行っていないのだが、よく訪れた頃は何度も前を通った。
あの界隈は、古書店といい、飲食店といい、四条から三条の河原町と違って、とても落ち着いた店が多い。八百卯から横断歩道を渡り、寺町通をさらに北上してみると、その感じのいい佇まいは御所のあたりまでずっと続く。そういえば、二条通も感じのいい店が多い。
八百卯では残念ながら買い物はしなかったが、少し北にある村上開新堂のお菓子を買ったりした(あのあたりでは大学芋も有名だけど)。
しばらく行かないうちに、京都の町並みもだいぶ変わってきたのかもしれない。

いずれにせよ、これまで「檸檬の店」という名を背負ってきた方々に、感謝を捧げるものであります。

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2008.09.28

渋谷もいよいよか

先日、渋谷のギャラリー・ルデコで様々な写真展を観た。ビルの6〜5F、3〜2Fが写真展。たくさん観過ぎてゲップが出そうなくらいだった。
やはり場数を重ねた方々は、展示に強さがある。
逆に1年くらいの初展示の方々は、もっとあばれてもいいんじゃないかな。たとえば、モノクロ写真はかなりいろいろなことがやられてきた分野だけに、ちょっとノスタルジック、あるいは今の不安な空気、あるいは少しきれいな写真などはほとんど印象に残らない。
そんな中、突然、森山大道の写真が目に飛び込んで驚いた。写真家が所有するオリジナル・プリントの重みは、New Yorkの雑踏の空気を気合いで切り抜いた力に満ちているのに、静謐ささえ漂う。写真が芸術だとわかる瞬間である。

***

帰り道、旧東急文化会館(今は副都心線中央改札に至る出入り口)の裏手に足を運んでみた。東急東横線の改札から長い廊下を渡った先である。
ちょっとコチャコチャしたクランク状の道に、書店や飲食店がたくさんある。東京ならではの光景。
モスバーガーは東急文化会館の少し後になくなっている。でも、ドトールもルノアールもあるし、規模を半分にしても山下書店が営業して…

山下書店は9月18日に閉店していた。
この地域の再開発に伴って、とのこと。
そういえば、向かいのマツモトキヨシは閉店セールで、商品がかなり減っていた。そこをお買い得品がないか、目を皿のようにして歩き回る会社帰りのOL達が行き来する。

銀座のビルの歯抜けが少しずつおさまってきた昨今、新宿は東映や松竹が建替えを完了すると、伊勢丹脇の銀座アスターの入っていたビルがなくなった。他にも建替え中がちらほら。
渋谷では4年後を目指して、東急東横線と地下鉄副都心線の連結を目指している。その周辺のビルに手が入るタイミング、というわけか。

でも個人的には、21世紀に入って早々、東急文化会館に続いて、宮益坂に面した書店がなくなった時、この街はもう決定的に変わっていくんだな、と思った。古いビルの1階で、みっちり書物を詰めた書店が、あそこで生き延びるのはたいへんだったはずで、それがなくなるということは、あの街にとって文化の意味が変わっていくということだ。
いずれにせよ、あの界隈を刷新した甲斐があったと思える、新しい顔になってほしい。

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2008.08.09

長い目で見れば長城なのかも

ここ数年、夏になると毎年「今年の夏はヘンだ」が合言葉になっている。
ただ、今年はいくらなんでも妙すぎる。

五月晴れに薫風がほとんど感じられなかった5月からすでに妙。それなりに降って湿っぽいけど、ザッとは降らない6〜7月の梅雨(でも水不足になるほどでもない)。
やっと梅雨が明けた7月下旬は、湿度そのままで30度越えが続いた。バテる人、続出。
そうして8月、気象関係のニュースで「ゲリラ雷雨」と呼ばれる局地的豪雨が数回、その度ごとに甚大な被害が出た。

ここ数年のヘンな気象は、マクロで眺めれば地球全体の海水温分布が変化してきているということなんだろうけど。
個人的には、汐留地区再開発あたりから、妙なことになってるんじゃないかと思うことがあった(実際に2006年、早稲田大学理工学部の尾島俊雄教授(建築学)研究室が調査した結果として、1〜2度気温を上昇させている可能性があると、東京新聞や朝日新聞などに掲載された)。

でも、あそこだけじゃないのだ。
品川駅の港湾口が再開発され、汐留同様に高層ビルが林立している。
いや、それ以前、少し南の天王洲アイルが開発されていたし、そのさらに南には品川シーサイドといったビル林立地帯もある。
また、品川と汐留地区の間、竹芝桟橋、芝浦ふ頭といったあたりも、ビルがどんどん建っている。

もしかして、長い目で見れば、海からの風をせき止め、街の熱気を海へ流さない長城を、建設し続けているんじゃないのかな。その影響は、もしかすると想定を上回っていたのかもしれない。
(空気の流れがこもりがちな都会で、逃げ場のあまりない熱気に、海や山から温度の違う風と混じると、巨大な雨粒をドッカーンと降らせる、などといったことはないのかな。)

湾岸再開発は、東京の夜景を美しくしたし、お台場は韓国や中国を始めとして多くの観光客からも人気のある地域。
でも、数百年後の東京を考えた場合、宿題を積み残した開発になっている可能性があるなら、今からでも考えられる対策は立てていったほうがいいんじゃないのか。
(こういうことこそ、専門家がリーダーシップをとりつつ、産学官の協力がなければできないことだよなぁ。)

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2008.06.12

秋葉原、いや街の知恵とは

先日、秋葉原で起きた事件から、あの街について最近思うことを書いた
もちろん、あの街が事件そのものの原因ではなく、トラックで突っ込んでナイフを振り回した人間が犯人であり、秋葉原のあり方を云々することは犯罪防止などと直接の関係はない。
ただし、最近の目立ち方はあまりよい方向には見えない(あくまで個人的な意見だが)。

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2008.06.08

梅雨入り/秋葉原

5月末、ほんとうに久々に観劇。
熱演でいい舞台ではあったが、もう少し緩急、ことに「緩む」があると、もっと引き立ったような。

その後、ちょっと疲れてヘタり気味なうちに、関東梅雨入り。
知らないうちに梅雨に入ってた、おいてきぼり食らった、という気分。
そういえば、今年の五月はすっきりした風が少なかった。

***

折りに触れて行く場所の一つには、秋葉原も入っている。だが、ここ2週間ばかり、そんな気持ちにはならず。

と思っていたら、通り魔が出て大騒ぎになったという。
(アサヒ・コムの記事の一つ、またYOMIURI ONLINEの記事の一つ、いずれも6/8。)
亡くなられた方のご冥福を祈ります。

あの街、再開発が進んでから、観光地として注目されるようになり、さらにパフォーマンスの場ともなって、祭りの江戸以来の伝統なのかな、という気分もないわけじゃないんだが。
どうも妙にカオスというか。

電気街全盛期は、うるさいけどそれなりの一貫性もあったし、今よりは落ち着いたところもあった。
飲食店や新しいビルが出来たのはいいが、街が奇妙な明るさの躁状態みたいで、照明を落として落ち着いた感じの地域があまりない。(古くから残っているところまで行けばまた別だけど。)

エレキ(?)でもサブカルでも、突出を旨とする街ではあるのだけど、本来は地味に買い物をする街でもある。
今の雰囲気を見ていると、もう少し町全体に逃げ場のある雰囲気というか、落ち着いた一角がほしいような気もするんだけど、そういう思う人は少ないのかな。

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2008.04.27

ある日のカーネル・サンダース

Kfc_akiba0804

秋葉原はガード下のKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)で、なにやら人だかりが。
みんな携帯電話をかざして写真を撮っている様子。
コスプレ撮影会でもやってるのか。

近づいてみると、写真のごとし。
KFCもアキバ仕様ですか。
「さわらないでください」を守って、皆さん遠巻きにケータイを掲げる。私も混ざる…が、もう一歩踏み込んで撮ってみた(とはいえ、みんなが撮ってるから、そんなには近づけないけど)。

ちなみに、欧米人数名は普通にデジカメで撮影。最近はNokiaやSamsungのケータイで撮影する外人もいるけど、やはりデジカメあるいはデジタルビデオが主流の様子。
帰国後、彼らは友人に写真を見せつつ、どう話すのでしょうね。

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2007.10.22

有楽町駅前ロータリー

JR有楽町の駅前、長いこと工事していたけど、10月12日に丸井がグランドオープン。
久々にあのあたりを通ってみたら、JRの改札からすぐの車道と信号が、全面的に歩道になっていた。そのまま丸井やカフェのあるビル2棟へ歩いていける。ちなみに、かつて車道だった高架線下は、石を敷き詰めたきれいな歩道に。
つまり、車道は向かいの交通会館(三省堂書店のあるビル)を囲むロータリー状態に変貌したことになる。

それにしても…
交通会館側から見ると、なんというかこう…
新しいビルのオープンした地方都市の駅前、みたいな印象。

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2007.10.09

日比谷の記事、補足

先日の日比谷関連の記事(帝国ホテルが三井不動産傘下に)。
歴史的な観点からは、鹿鳴館、井上馨、渋沢栄一と大倉喜八郎および喜七郎、また井上馨と三井財閥の関係が想起されるべきかもしれない。
またさらに、2次大戦後に会長となった金井、その株を取得した国際興行(小佐野賢二)、サーベラスファンドと経営権が移りながらも、海外にも名高いホテルとして君臨し続けたこと。それが、発案者の井上馨とつながりの深い三井に戻った、という因縁も思い起こされる。

ただ、帝都の誇りとして設計された鹿鳴館と隣接する近代ホテル、日比谷公園周辺の落ち着いた佇まいとともに、劇場や映画館が隣接する空気感も含めて、日比谷という街を形成しているようにも思う。
繁華街としての娯楽施設が密集する中、風格と庶民性の適度な同居が、あのあたりの魅力なんじゃないかな。
そこをうまく押さえた街作りになるといいな、と思っている。

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2007.10.02

日比谷はどう変わるんだろう

10月に入る直前の週末、急に気温が下がった。
それも、9月28日(金)が30度を超え、翌29日はいきなり20度を切った。
身体が相当びっくりしてた。
それにしても一気に秋。

***

10月を前にして、興味深いニュースがあった。
三井不動産が帝国ホテルの株式33%超を取得。名門ホテルは三井不動産傘下に入ることになった、とのこと。

ロイターの記事(9/28)

帝国ホテルは今後の建て替えに必要な資金を得ることが出来るし、三井不動産は日比谷地区の再開発などで相互のメリットを活かしていくということらしい。

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2007.08.06

秋葉原の「ザ・コン館」、9月末閉店

ダイビルやヨドバシカメラAkibaが出来る以前、秋葉原のランドマークとして親しまれたLaOXザ・コンピュータ館、通称「ザ・コン館」が2007年9月30日をもって閉店する。ビルや土地を売却するという。
産業紙や業界紙だけでなく、一般新聞でも報道されたので、多くの方が既にご存知だろう。

・インプレス、AKiba PC Hotline!の記事(8/4号)

・ITmedia、古田雄介のアキバPickUp!の記事(8/6)

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2007.06.28

いつの間にかなくなっていた渋谷のカフェ

数日前、所用で渋谷を通った折りに、ちょっとだけハンズの裏手に足を伸ばした。
マンハッタン・レコードの脇に入ったビルの1階。
裏原宿風の古いビルの谷間に、ちょっといいカフェ。
どうせ寄る時間はないけど、あの辺は猫が時々うろつくし、ちょっと前まで行ってみることにした。

店の前は、鉢植えや金魚。
中に入れば、ネパール風の、あるいは鎧兜など、エスニックを通り越して国籍不明のインテリア。奥に鎮座する熱帯魚の水槽。
木の椅子に、座布団。
平日は妙に静かで落ち着く。そんな日は、座布団で丸くなってクゥクゥ眠る猫(ビルの大家さんの猫だと言っていた)。
土日は満杯。足下をびっくり眼の猫が通りすぎていく。
店の名は、カフェ3×4(サンシー)という。

五ヶ月ぶりくらいにそこに行ってみれば。
カフェの前のビル(マンハッタンレコードの真裏)は、解体。もちろん階段のあたりにあった猫の餌皿もない。
カフェも、既にもぬけの殻。
五月には既に閉店していたそうだ。
まぁ、あんな風になっちゃ、猫もおちおち寝てられないしなぁ。

ハンズ向かい、たこ焼きの屋台などが並んでいた場は、Mont Bellのビルになった。
並びのビル2階にあった喫茶店、花泥棒もとっくに閉店した(こちらは、原宿店や下北沢店が健在と聞く)。
あの裏も変わっていくんだなぁ。

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2007.05.20

闘い済んで日が暮れて−−コンビニ戦争の幕引き

だいぶ前、Blogにする前の日記で、近所のコンビニが戦争状態になったことを書いた。
2003年11月の記事が発端。しばらく間を置いて、2004年1月の記事で、その後の様子に触れた。

状況を整理すると。
あるガソリンスタンドが閉店し、一度掘り起こして土地を乾かした。そこにマンションが建った。
1階に入ったのが、コンビニのam.pm.。
その向かいにも古くからマンションがある(道幅4mの道路を挟んでいて、信号も必要ない、のんびりした住宅街の道)。ここの1階には、激安ショップ。
am.pm.と激安ショップは扱う商品が異なっている(特に激安ショップが野菜や果物、安い輸入ワインやウィスキーなどを扱う)。そう直接的な競合はなかった。
この均衡状態の中、am.pm.の隣のビル、旧地銀支店の建物に入ったのが、セブン・イレブンだった。am.pm.にぶつけるように店舗を出しまくっていた時期だ。

***

そのまま2年ほどは、この状態で定着していたように見えた。
とはいえ、客が激安ショップとセブンイレブンに集中する傾向も見え始めた。
am.pm.は新しく建ったため、車道に対してセットバックしている。他の建物は飛び出しているため、目立つし、入りやすい。
品揃え云々よりも、入りやすさで差が出ている印象だった。

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2007.03.30

私的に最後のニューワールドサービス

Nws_last
3月8日の記事でも触れたが、3月30日、いよいよ日比谷三信ビルのニューワールドサービスが閉店になる。

29日、強引に所用を作って、遅い昼食をとろうと寄ってみた。
一人、既に廊下で待っている。
店の方が出てきて、食事が終わってしまった、申し訳ないが飲み物だけでいいだろうか、という。
最終日は行けない、だからもう、あのハンバーガーセットはもう食えないんだなぁ。
けれど、もったいないので、ちょっと待って、入ってきた。

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2007.03.23

アキバのMac Store、リニューアルの知らせ

秋葉原には、アップルが出すApple Storeはない。(東京では銀座と渋谷にある。)
そのかわりとなるような店として、LaOXがMac Storeを出していた。
ザ・コン館(LaOX THE COMPUTER館)の近く、旧LaOX Mac館と同じ建物で、Apple Store風のディスプレイをしていた。
1階のiPod売り場で、イヤホンを大量に試聴できたのが特徴(ただし、ヨドバシなどもやってる)。

ここ、たまに行くと、1階と2階(Mac本体売り場)はそれなりに人がいるが、3階の周辺機器売り場、4階のソフトウェア・書籍雑誌売り場、5階の中古売り場はびっくりするくらい空いていた。(4階の客が私一人、ということもあった。)

今日知ったのだが、3/21にMac Storeを閉館して、ザ・コン館の3階に移転するという。
新規開店は3/24(土)。
4/1(日)までリニューアル・オープン・セールをやるという。

(旧Mac Storeは、3/31よりアソビット キャラシティ ASOBIT C として新規開店するという。趣味の店、と書かれているが、オタクの店ということ。)

***

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京都、景観保護のための条例を可決

昨年11月の記事で触れた、京都の景観保護のための建築規制強化案。
2月に条例案が提出され、今月(3月)中旬、京都市議会を通過・可決した。

・MSN毎日インタラクティブの記事(3/13)

・京都新聞の記事(3/13)

・アサヒ・コムのコラム(2/16)

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2007.03.08

日比谷 三信ビルのニューワールドサービス、3/30に閉店

あったかくなったと思っていたら、6日の火曜日、冷たい風とともに、夕刻から雨が降り出した。
夜には止み、月が昇っていく。美しいが、寒い。放射冷却とともに寒い。

翌7日も、風が冷たかった。とはいえ、多少は晴れ間ののぞいた日中は、もう震え上がるような寒さではない。
木蓮が咲き誇っている。その合間に沈丁花が香ってくる。
もう春。

捻挫の痛みはまだ少し残っていて、体重をかけられるほどではない。
一方、1月から続けてきた虫歯の治療が一段落。
気長な噛み合わせ治療の最中でもあり、顎の位置も整えつつ、セラミックを入れた。
歯がちゃんとしてるってすばらしい。
食べ物がおいしく感じられる。

***

この春、また店が一つ閉じる。
(お知らせいただきました猫が好き♪さん、ありがとうございます。)

既に解体工事の決まっている、日比谷の三信ビル。
この1階に入っている名物カフェ&グリル、ニューワールドサービスだ。
(当ブログでも以前に触れている。)

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2007.02.27

パンダパンと青物横丁

Panda_pan
パンダパンです。
まるでパンダの頭部です。
でかいです。比較のために500円玉も置いてみました。
リボン付きがおぐら、リボンなしが夕張メロン。
(買ってきた状態のままで、ラップかかってます。)

所用で青物横丁に行き、そこのレトロな洋菓子屋で発見。
びっくりして2匹捕獲(?)、というわけです。

***

それにしても、味のありそうな界隈。
駅を出るとすぐ、チェーン店でない喫茶店が2軒。さらにドトールやらミスタードーナツやらマクドナルドやら。加えて、上記の洋菓子店。
しかも美容院より歯医者が目立つというのも珍しい。

ちょっと歩くと、旧東海道と交差する。
その先に、カウンターのうなぎの店がある。
誰もうな丼を食べてないと思いきや、みんな蒲焼きを串で食べ、ビールを飲んでる。
明るいおじさん達の終業後の姿。

すごく不思議な気分が漂う。B級グルメの宝庫なのかな。
(品川シーフォートは、それに比べるとすごく味わいの薄い建物。)
だけど、本屋がこれほど見当たらない街も珍しいかもしれない。

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2007.02.19

初めての媽祖廟(横浜中華街)

春節である。
旧暦、つまり太陰太陽暦の月の1日は、新月で始まる。まさに太陰(月)が、暦の月を決めている(グレゴリオ歴の月とは異なる)。
今年の旧暦正月は、グレゴリオ暦の2月18日。
この日に正月を迎えるのは、たとえば中国本土、香港、台湾。また、華僑の街。
日本の関東で手軽なのはもちろん、横浜中華街

***

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2007.02.12

東京堂書店

以前より人が戻っているとはいえ、さすがにニッパチ(2月と8月、買い物客の少ない月)の神保町は静かである。
連休の最中、資料を探しにやってきた私は、またしても三省堂などで目的を果たせずいらついていた。

結局見つけたのは、東京堂書店。
そういえば過去に、あの記事でもこの記事でも、東京堂書店で本を見つけている。

***

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神保町に赴く

ジュンク堂あるいは郊外型大規模書店が増えたためか、神保町で書店をいくつも廻るより、大規模店一ヶ所ですべてを済ませる人が増えているような気がする。

そんな今、あえて神保町に行く理由。
三省堂、書泉、東京堂といった書店がそれぞれ独自の棚構成を持っていること。並びが違うと、本の印象が少し変わるため、思わぬ本を手にする可能性が上がる。
それに、小規模かつ専門的な古書店が密集しており、品切れや絶版書も探せる(こちらは運次第という面もあるけど)。

さらにもう一つ。
一人で気軽に入れる喫茶店が点在し、安価でうまい食堂も多数ある。
本屋を歩き回り、疲れたら座ってお茶を飲む。一人で本を読みながらでも、数名で歓談してもいい。食事もできる、しかもリーズナブルに。

まぁいわゆる「本と珈琲の街」というヤツだ。
でも、最初に行くようになった頃、まだコーヒーを飲む習慣はなかった。

***

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2007.02.02

ちぐさの閉店に思う

桜木町、というより野毛のジャズ喫茶「ちぐさ」が1月一杯で閉店したそうだ。

アサヒ・コムの神奈川の記事より(2/1)

居住地からは遠いし、愛用していた店ではないのだが、閉店理由が「一帯の再開発を契機に」とある点に思わず反応した。

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2006.11.26

京都、マンガミュージアムのオープンと、再び建築規制の強化へ

今年の京都の紅葉は見事だそうだ。暖かい日々が続き、急に寒くなってきたからか。
最近、京都づいていないので、こういう話を聞くとうずうずしてくるが、秋の京都、それも11月下旬〜12月上旬の紅葉は、どうも縁が薄いな。新緑は何度も見ているのに。

***

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2006.11.06

交通博物館が閉館して

アキバに向かう時、丸ノ内線の淡路町、あるいは都営地下鉄の小川町から降りて、歩くことがある。
このコースはまつや、神田薮蕎麦をはじめとする老舗を脇に見て、旧交通博物館から万世橋を渡ると、アキバのメインストリートに入る。

そう、旧交通博物館。
鉄道を中心に様々な交通を扱う博物館であり、親子、あるいは鉄っちゃんでごった返していた。須藤真澄のエッセイマンガ「おさんぽ大王」でも取り上げられたことがある。
今年(2006年)の5月14日、閉館した。
閉館の日は人でごった返した。

その後、表に出ていたSLや新幹線は囲われて見えなくなり、建物も閉まったままだ。
誰も訪れない建物、灯ることのない窓。
何より、新幹線によじ登ってはしゃぐ子供の姿が、それを撮る親の姿がない。
アキバに赴く人々は黙々と足早に、かつて子供の歓声が聞こえたあたりを通りすぎていく。
ガード下を曲がっても、人はあまりいない。
秋葉原としては元々人口密度が高い地域ではなかったが、閉館以降ほんとうに人が減ったように感じる。
ガード下、旧交通博物館脇にあるジャンクや部品を扱う店は、まだ営業している。元々は部品を扱う店がこのあたりにあった名残だとも聞く。

どんどん再開発が進むアキバだけど、人口密度の比重が万世橋から末広町方面に移っているんだよな。
もしかして、肉の万世の売上に影響が出たりしているんだろうか。あそこのかつサンド、けっこう好きなんだなぁ。
そういえば、久住昌之・作、谷口ジロー・画の傑作マンガ「孤独のグルメ」でも出ていた。単行本の発行は1997年、青果市場を取り壊した跡地がまだ公共の広場だった頃。いまはダイビルのあたり。そこで、主人公はかつサンドを食い、缶コーヒーを飲む。
そして、今のアキバは電気街機能を残しつつも、観光地である。
10年後はどうなっているか。それこそ鬼が笑うってヤツだな。

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2006.10.20

三信ビルのニューワールドサービス

帰路、日比谷の三信ビルの前を通ったので、久しぶりに近くまで寄ってみた。
建て替えが既に決定しており、テナントがどんどん減っている。

地下の三信書店は今年の6月一杯で閉店していて、9月からは地下商店街および地下鉄への連絡通路を閉鎖していた。
1階も、日比谷公園側の入り口から、中央のエレベーターホールまで閉鎖。建物の保存資料を作るためだそうだ。
(つまり、あの美しいエレベーターホールはもう拝めないようだ。)

シャンテ・シネ側の入り口は開いている。
当然、ニューワールドサービス(略してNWS)は営業中。

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2006.06.26

ヤマハ銀座ビル、建て替えの計画

日経のプレスリリースとして、こういう記事(日経、6/21)があった。

資生堂に続いて、ヤマハもビルの建て替え。
2007年より解体と建設に入り、2009年3月オープン予定とのこと。
地上12階、地下3階。1階は玄関とイベントスペース。地下1階および2〜5階が店舗。6〜9階がホールなど、10〜12階が音楽教室。スタジオや駐車場も備えるという。
店舗に喫茶などが入るというのもおもしろい計画だ。
しかし、50年も経っていたとは知らなかった。結構まめにメンテナンスしてたんだろうか。

おそらく最近の銀座では、CDを買う人は山野楽器かHMVあたりに流れていて、ヤマハは楽器や楽譜、専門書などを目当てにする人が多いと思う。
今度の建て替えで床面積が増えるから、総合音楽店としての位置づけを強めよう、ということかもしれない。

それより気になるのは、銀座の目抜き通りがどんどん外資系の店になっていくこと。
店がなくなるよりいいけれど、なんだか寂しい。近藤書店/洋書イエナもなくなった今、ここは新しい銀座の顔になってほしいな。

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2006.04.02

都は花盛り、そのはずれで和む

4月1日、久しぶりに神保町に出た。
地下鉄半蔵門線に乗っていたので、たまには九段下から歩いてみるかという考えがよぎった。
その瞬間、「本日、九段下はたいへん込み合っております…」というアナウンス。
ほどよく晴れてるし、まさに花見日和か!
結局、神保町まで乗る。

その神保町も、花まつり。

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2006.02.16

春節の獅子舞

ここに書いたように、1月29日が旧暦正月。
なんかこの頃のほうが、正月らしい空気を感じる…と思ったまま、日常が忙しすぎてそんな気が全然しませんよー。

そこで、無理矢理時間をこじ開けて、横浜中華街の春節へ。
春節終了直前、2/11の獅子舞だ。

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2006.01.31

京都のシンボル、またひとつ

ナム・ジュン・パイク氏、逝去(アサヒ・コム、1/30の記事はこちら)。
頭では73歳だったとわかっているんだけれど、作品などを思い起こすに「もうそんな年だったっけ」と思ってしまう。
ご冥福を祈ります。

***

29日の日曜日、京都で映画館が閉館した。
河原町三条すぐ、京都宝塚劇場、京都スカラ座、京極東宝。
昨年に発表済みであり、暮れにはプレスリリースが出ていた。
東宝は、日比谷の本部も建て替えている。昭和から使ってきた多くの設備を、どんどん新しくしている最中のようだ。

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2006.01.10

交通博物館@万世橋、閉館決まる

ちょっと秋葉原を通りかかった夜。
万世橋でパチパチ写真を撮っている人がたくさん。
なんかライトアップがいつもより強い。

あれ? 「さようなら」だって?

kouhaku01

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そうか、ここは閉館となるんだ。
そういえば、そんなニュースをだいぶ前に読んだが、忘れていた…

2007年にさいたまで新しい「鉄道博物館」になるそうです。
(閉館のお知らせがこちらにあります。)
それに伴い、あの味のある赤煉瓦の建物も、なくなるそうです。
(鉄道博物館のFAQのうち、このページに情報があります。)

そうか、子供の頃から見慣れた風景が、また一つなくなるのか。

あの脇にある、古〜いパーツやジャンクを扱っている店は、どうなるんでしょう。

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2005.12.12

落ち着く店の難しさ

東京で、雪だよ、雪!
道理で寒いわけだ。

***

近所に、いい喫茶店がある。
まず、水に気を配ってる。コーヒーはもちろん、お茶もおいしい。
ケーキはチョコとチーズケーキだけだが、心和むいい味。
軽食はマフィン(ハムとチーズをはさんで、軽くトースト)。
照明は落としてあるけど、本はじゅうぶん読めるし、窓が大きいから開放感がある。
音楽は昼間にクラシック、夜はモダンジャズ。
落ち着いていて、本を読んだり、考え事をしたり、何か書き物をする人も多い。
もちろん、友人とおしゃべりするのにもよい。空間に余裕があるから。

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2005.11.16

ぷらっとほーむ、年内に閉店、自社製品に特化

いやはや、電脳ネタばっかりで申し訳ないけれど、これは大事かも。

秋葉原で、サーバやパーソナルUNIXなどハイエンド市場を切り開いてきたぷらっとほーむが、年内に店舗を閉めるという。自社製品事業に経営資源を集中する、とのこと。ニュースソースは、たとえば以下のもの。

インプレスはAkiba Watchの記事(11/12号)

今年出来たダイビルに本社を移していたのは知っていたし、現店舗の入っているミツワビルにメイドリフレなどが入ってきたのも周知の事実だったし。
だいたいミツワビルから若松通商が抜けて、末広町交差点の方にいった頃には、すでに空気が変わってきていたんだよなぁ。

Happy Hacking Keyboardのような製品も、こういう店が積極的に扱っていたから広がっていったところがある。
テイストは違うけど、Amuletのような店が生き残ってはいる。しかし、末広町寄りで、パーツストリートの端のほうにあって、若松通商などと同じような位置を占めているか。
ほんとに街の分布が変わってきてるんだなぁ。
ハイエンドユーザーが寄りつかなくなってきてるんだろうか?

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2005.10.10

本日閉店する京都丸善

2005年10月10日、丸善京都河原町店が閉店。
私は東京在住なので行けなかったが、訪れた方は多かったのだろうか。

ちなみに、梶井基次郎の短編「檸檬」の舞台になっているためか、檸檬を置いていく客が増加しており、また記録的な売れ行きになったという。
(今回は少し詳しく紹介している産経新聞10/1の記事を。)

4月に閉店が明らかになった時点では、次の店舗を開く予定だと報道されていた(以前の記事、こちらこちらを参照)。
次の店舗に関する発表も報道も、まだ出ていない。

本屋と喫茶店の多い京都での再開を、楽しみにしていますよ>丸善さま

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2005.09.27

秋葉原というよりアキバ

連休中のとある日、秋葉原に行った。

まず、ヨドバシAkibaを見た。
電気街と反対側の改札を出て、信号の前で見上げる。街でいえば2〜3ブロックをビルにした建物だ。工事中から思っていたが、改めて思う。
でけぇ。
中に入ると、警備員が客の流れを整理し、エレベーターと1階へ列を作るように誘導している。
ここはモーターショーやコミケの会場ですか?

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2005.07.08

四条河原町にソフマップ!

「のだめ」で話題を戻したところで、やっと本のネタにいこうかと思ってたけど、なんか外出の用が多くて、落ち着いて書けず…
でも、忘れてたわけじゃないです、はい。この週末くらいには書きたいな。

ところで、河原町にソフマップが出来る、というニュース(PCWatch、7/7)を発見。
PC本体を扱わず、デジタルコンビニエンスストアに徹するという内容だ。

場所は記事にもある通り、四条河原町の南側にある藤井大丸の前。
ということは、寺町京極に近く、ここから寺町の電気街はすぐ南。
従来の電気街がやってるPC本体のビジネスを奪わず、そのような店では手に入りにくい商品を、アキバ価格で提供する、ということだろうか。
京都でこういう買い物というと、大阪の日本橋に出ることも多いそうなので、いいとは思うんだが。
四条河原町に「ソ〜フマ〜ップ ワ〜〜ルド」と歌が流れるのは、あんまり想像したくないかも。
うまくとけ込んでほしいなぁ。

[付記]
寺町ブログの記事からトラックバックをいただきました。アキバブログがあるように、寺町ブログもあるんだ! というわけで、こちらからもトラックバックいたします。(2005/07/12)

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2005.06.12

こだわり喫茶店の復活、という新聞記事

6月11日(土)の朝日新聞朝刊(土曜版Be青)に、こだわりの喫茶店が復活、という特集がある。
読んでみたら、先日ここで触れた椿屋珈琲店の新宿茶寮が出ていた。

滝沢からの内装変更に1億円強をかけたとか、従業員がシャワーを浴びて清潔にしてから店に出る、都内で三十店舗はいけると考える、という記事はちょっと驚いた。

この店、珈琲をサイフォンでいれた直後の状態で、ウェイトレスが運んでくる。そして、客の前でカップに注ぐ。
香りが立ち上って演出効果満点だ。

けれど、サイフォンでいれるのは、次善策のように思う。粉を熱しすぎてしまいがちなのか、雑味が少々残るように感じてしまう。
できればペーパードリップか、ネルドリップで、雑味を可能な限り抑えるいれ方を工夫していただけるほうが、香りも味も素直に味わえる。
ただ、椿屋はさすがに値段をとるだけに、まずい珈琲ではない。
このあたりは、東和系のやり方なんだろうな。

こだわりの喫茶店として続いている店。銀座のかふぇ・ど・らんぶる、十一房珈琲店といったところはすぐに思い浮かぶ(まだまだあるけど)。
神保町の古瀬戸喫茶店は、椿屋のように席数があって、一人でも二人でも大勢でも入れるところは似ている。だけど、雰囲気はだいぶ違うし、古瀬戸は近年食事に力を入れていて、カフェめしの店にもなってる。
イタリアのバールのような店が増えたといっても、がんばって続いている店も結構あった。それも忘れちゃいけないね。

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京都の丸善・追伸

昨日、京都の丸善について触れた。
最後にあえて、こう書いた。

大学が多く、本屋も多く、それなりに人が入っている街。簡単にはなくならないだろう。

もちろん、希望的観測だ。
京の本屋といえば、河原町三条は駸々堂。あの駸々堂が2000年につぶれ、青山ブックセンターが倒産から復帰のうねりを経験したのが昨年(2004年)。
丸善のような老舗の変貌が、よい方向に働きますように。

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2005.06.11

京都の丸善

5月下旬、東京を離れて京都へ行っていた。
今回は自分だけで廻ったわけではなく、案内役だった。いつもと勝手が少々違ってはいたが、思い返してみれば1年以上訪れていなかったのだ。いつものペースでなくても、やはり嬉しい。
年に数回も訪れると、日常から地続きになってくる。間が空くと、日常化しかけていた街について、また別の新鮮さを味わえる。

たとえば、東京は至る所で白いヘッドフォンケーブルのiPodユーザを見かける。いつでもどこでも自分用BGMの人々。
だけど、京都ではあまり見かけない。大阪に行けばまた違うんだろうか。

街を歩けば、少しずつ店や建物が変わっている。寺町京極にあったdeviceは移転した。新京極の映画館が新しくなっていて、1階には紀伊国屋書店が入っていた。今回は覗かなかったけど、映画館のあるビルの書店として、何か特徴を打ち出しているのだろうか。

ところで、河原町の丸善が9月に閉店するというニュースを、4月に聞いた。
京都新聞による記事はこちら(3/31)。
前を通ったが、もちろん平常通り、営業していた。

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2005.06.07

え?コスプレ喫茶?!いやいや

長らく営業されてきた談話室滝沢が今年(2005年)3月末日に閉店してから、だいぶ経つ。

千円のコーヒー、和菓子の付く煎茶。
穏やかな声で注文をとる店員達。
長居しても追い出されない空気。
コピーまである店舗。
会計を済ませると必ずいただける謝恩券。(次回100円引きになった。)
すべてが独特。
だって、喫茶店じゃなく、談話室なのだ。

ちょっと(というか、かなり)高いけど、打ち合わせなどに長く使われてきた。
(だいぶ昔、原稿書きに使ったこともあるよ・・・)
閉店は経営者の高齢化と、世の流れを考えてのことで、赤字というわけではなかったらしい。

閉店間際はずいぶん混雑していた。私も打ち合わせで一度、私用で一度入ったけれど、もうすぐ使えなくなる謝恩券を「3月31日を過ぎますと使えなくなりますので、気をつけてくださいませ」と渡された。
最後まで平常。すごいなぁ。

新宿東口近くの滝沢、特に窓から外が見える2階は待ち合わせでよく使われていた。
5月下旬、ここは椿屋珈琲店として生まれ変わった。
池袋の滝沢(ビックカメラピーカンの隣)も、同じく椿屋珈琲店となり、6/7にグランドオープンとのこと。

椿屋珈琲店といえば、銀座は資生堂脇の花椿通りにある、レトロな空間のお店として有名。昨年、日比谷の名曲喫茶なきあとに、日比谷店をオープンした。
そして、滝沢のあとにも入るという。
少し前、新宿店に行ってみた。

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2005.01.29

ちょっとだけ気が重い

とある日、とあるチェーン系カフェ。
混雑の中、なんとか席を見つけた。少し離れた席に、高校生のカップル。彼女は制服、彼氏は私服(いい感じにこなれたジーンズ)。
席をとろうと歩いた時に、ちらりと見えた問題集は日本史か。黙々とノートに答えを書いている。
彼女は問題集に専念し、彼氏はケータイを出したり引っ込めたり、時々机に突っ伏したりしていた。やがてケータイをポケットに突っ込んだ。

小声の会話が始まり、ちょっと彼氏がからかったのか、彼女が腕を動かし始めた。何かをとって、それを取り返そうとする、手がひょいと逃げて、彼女がちょっとムキになって。
まぁよくある光景だ。
動くたびに、彼女のつけたパルファムが周囲に漂う。「あたし、お菓子より甘いの」と彼氏に宣言するような香り。

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2004.12.02

ぱっと師走に

12月1日。起きたらえらく寒い。昨日と空気が違う。
お昼は暖かくなったけれど、夜には空気が澄んできた。
まだ真冬の透明感はないけれど、最近では一番群青が深い。新月に向かっていく月もくっきり浮かび上がる。

ぱっと師走になった。聖夜が明けるともう正月飾りになってるみたいに。

***

[ひとりごと・その1]

ここ数ヶ月、練習時間が激減している笙。お稽古で吹いてみると、手の形が以前より不安定。
吹けるには吹ける。だけど、するりと動くはずの指がぎこちない。つーか、そういう時って、掌の汗が出やすいんですわ。そんなこんなで余分なことを考えなくちゃいけないから、息の制御も甘くなる。
二進一退という感じ。
またあんまり考えないで吹けるところまでもっていかないと。

でも昔、打楽器、リコーダーやフルートをやった時にも、私は最後まで楽器のホールドで悩んでいて、それが解決する頃にやっと晴れ晴れと前進できたんだよな。
出す音はまったく違うけど、きっと今度も同じだ。いまが一番肝心。

***

[ひとりごと・その2]

渋谷でふと見ると、東急文化会館の建物が取り壊されていた。
あそこの三省堂は、一時期よく見ていたなぁ。その脇の喫茶店にも時々寄った。
コミックステーションができた時も、重宝すると思ったもんだ。
もちろん、映画館も。

閉館しても、建物が残っている間は、なんとなくまだ余韻が漂っているような雰囲気があった。
昔から足を運んでいた建物がまたひとつ、ほんとうになくなったんだなぁ。

今日は忙しくて寄れなかったけど、あそこの裏手の山下書店界隈にもまた、行ってみよう。

***

[ひとりごと・その3]

渋谷で不思議なのは、なぜかカフェでの会話が耳に入って来ることだ。
いつもとは限らない。でも、なんだか聞きたいと思っていなくても、聞こえてしまうことが多い。
声がでかい人が多いからなのか、店の造りの傾向なのか、よくわからん。
びっくりするような会話が聞こえると、打ち合わせ途中の移動で仕事のことを考えていても、手が止まってしまったりする。

たのむ! 仕事のことを考えてるんだ!

と思って周囲を見回した途端。

ひとりでいる人は、みんなMDかCDかiPodで、耳栓してる。

…売れるわけだぜ、iPod。

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2004.11.08

秋葉原に何しに行くか、またはアキバからの散歩の展開

長らく更新してませんが、ほんとに時間がないんです…それはともかく。

今度の文学フリマは秋葉原になったのだけど、秋葉原あるいはアキバというと、戦後長らく電気街、続いてオーディオの街、パソコンの街と変遷してきて、最近はオタクの街。
そんな場所、いってもしょーがねぇ、と思うあなた、しばしお待ちを。

秋葉原が電気街、神保町が本の街、などとなったのは、おそらく東京の下町が問屋街として発展したことと関わってると思うんだな。手芸だの和裁だの洋裁だのをやる方々は、おそらく問屋街で材料を買うはず。そのかなりは下町のほうにあって、不便だから山の手から西に展開するユザワヤが重宝してるんじゃないのかな。(かなりおおざっぱな話だけどね。)
問屋街は主に秋葉原から北や東のほうに広がる。秋葉原から南へ下れば商人の街の神田、そして東京から有楽町・銀座へと連なる。東京の中心部だわね。
こういう街の広がり方の、ちょうど際に、秋葉原は位置している。

つまり、アキバへ出たら、もうちょっと足を伸ばせばあちこち散歩できる。残念なのは、たとえば神田へ足を伸ばす途中のフルーツパーラーの万惣(千疋屋などと並ぶ名店だよ)は、日曜が定休日なので、文学フリマの行き帰りには寄れないことかな。
神保町界隈まで歩く時、淡路町駅の手前にある蕎麦のまつやで、ちょっとざるを一杯、ついでに鶏も、なんて結構たのしいし、神田薮より私は好き…なんだが、やはり日曜定休。
まぁ昔からこうやって営業してきたんだからしょうがないんだけどね。ならばいっそ、湯島天神や神田明神への散歩はどうだろう。その気になれば東大まで歩けるぞ。地味すぎるか?
まぁこんな感じで、散歩しがいのある街が近い。

秋葉原から電車で10分も乗れば東京駅だ。丸の内へ出て、最近の変貌を眺めるもよし。日曜は空いている東京の中心部を、日比谷や銀座までぶらぶら歩くもよし。車が少ないから、晴れていれば気持ちいいはず。
もしくは、御徒町から上野あたりで買い物ツアーの後にとんかつ定食、なんてのも結構楽しいぞ。

秋葉原は、陸の孤島じゃない。意外にあちこち近い。電車だけで動くと駅と駅の間がつながらないけど、地図片手にこんな散歩をするのは楽しい。アキバに興味の薄い方々が行かざるを得なくなったときは、こんな楽しみ方がいいと思うんだな。
というわけで、アキバと聞いてもひるまずに文学フリマへどうぞ、って話ですみませんです、はい。

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2004.08.23

HHK…キーボードのことです

とある日。キーボードを買いに行った。音楽のキーボードじゃない、パソコンでテキスト入力するヤツ。
私はノートPC主義者だが、ちゃんとした机の上ではやっぱりまっとうなキーボードを使いたいと思うことが増えてきた。今年の猛暑のせいか?
かといって、いま家にあるアップルのキーボードは、やや心許ない。ここはひとつ、まっとうなキーボードを!

そう思うと秋葉原に出向く。別に新宿でも池袋でも有楽町でもいいのに、アキバ。古い人間である。

祝・ヤマギワのソフト館、再開。Mr.ドーナツも早く復活するといいね。

開店したドンキホーテものぞいてみた。混雑にびっくり。アキバのドンキじゃないと買えないものがあるとは思えない。けど、他のドンキより通路は広いし、1階のファストフード系も盛況。よく考えてみりゃ、アキバデパートがデパートじゃなくなっちゃった今、実はここが本当の意味でのアキバのデパートなんだな。実は深く考えて開店したのかも。
電気街を見下ろす、建築中のでっかいオフィスビルやマンション…神保町の変わり様もすごかったが、ここはもっとすごいなぁ。このまま進めば、旧青果市場あたり一帯に漂う「東京下町らしさ」は壊滅しそう。もっとも再開発の予定でもあるのかもう生活や仕事が見えない建物もあるのだが。

***

あ、いや、キーボードだった。これが迷う迷う。まず、マック用のキーボードは種類が以前より減ったのだろうか、選択肢が少なくなったように思う。
Appleの新しいキーボードは打鍵音が静かだが、タッチはいまひとつ。Microsoftは不細工で論外、Logitechは打鍵の反発弱すぎ。Flicoの新品はなぜか見かけず。
サンワサプライから出ている薄型タイプは、iBookやPowerBookのキーが上質になったような感じで、ちょっと心動かされた。ただ、パチャパチャいう音が気に入らないし、内蔵のUSBハブがでかい。
となると結局、Happy Hacking Keyboard(HHK)系以外に選択肢がない。Professionalのあまりのキータッチのよさに驚愕するが、24,000円を超える価格にもびっくり。Professionalよりややスカスカした感じだが、他と比べればだいぶよいHHK Lite2のUSモデルを購入する。Macintosh対応させるためのキット(ドライバ込み)も購入。合計で7千円代後半。まぁ通常のWindows向けキーボードに比べれば高いわな。

まずやるのは、キートップの変更。Macキットには、Winなどと一部異なるキーがあるため、キーを変更しておく(いやならやらなくてよい)。
続いてドライバをインストールして接続し、システム環境設定で設定アプリケーションを立ち上げて変更すれば、すぐに使える。ちなみに、同梱されたドライバはMac OS X 10.2までのものなので、10.3以降はPFUのWebページよりダウンロードする(インストール時にCD-ROMを要求されます)。
細かい設定はしないけど、私はDeleteキーをBackspaceに割り当てて使っている。

適度に指をおろせば打鍵、そして適度な反発。興奮気味にバチャバチャ打ってみても、剛性が高くて安心感あり。なんというか、打つことが気持ちいいのだな。テンキーがなくてコンパクト。打鍵音はやや大きいが、実にまっとうな製品であることを実感。値段を考えればお買い得。
ASCII配列(記号の位置が少し違う)、ControlキーがAの真横にある配列を見ていると、ついX-Windowを起動したり、emacsを起動したりする。特にemacs、viにはグッド。なのだが、どちらかといえば文字入力が一番大きい作業なのであって、そうそう遊ぶ暇もない。
まぁでも、打つテキストの量と、手への負担を考えれば、まっとうな対策を打ったわけで、満足度は高し。

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2004.07.04

ヤマギワソフト館のその後、他

アキバBlogは、毎日アキバの情報を取り上げている。その中には、火事を起こしたヤマギワソフト館の生々しい写真だけでなく、その後が時々掲載されている。7/2の記事によればかなり修復が進んできたらしい。

 ・ヤマギワソフト館はかなり修復されてきた(7/2、アキバBlog)

確かにガバッと覆っていたシートがない。内装を見る限りまだ工事は続きそうだが、そう遠くない頃に営業再開しそうだ。
特にここで買い物をしていたわけじゃないけど、目抜き通りの大型店舗が閉じているのは悲しい。元気に再開してほしいもんだ。

***

それにしても、アキバBlogを見ていると、コスプレ居酒屋、スク水Day…
もともと濃い街だったけど、そういう風に濃くなるのか。(いや、悪いといってるわけじゃない。)

ところで、最近アキバにできたマンガ+インターネットカフェ「アイ・カフェ AKIBA PLACE店」に、先月入ってみた。セルフサービスで飲み放題のお茶…の横に、なんかある。
おむすびである。
セルフサービスで、おむすびも食べられる。びっくりしたけど、おやつ代わりに食っちまった。ここの系列店って、どこもこうなのか?
もしもこれで作ってたら、すげぇな。(そんなことはないようだったけど。)

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2004.05.16

アキバでの小ネタをひとつ

秋葉原を歩いていると、チラシを配っている。けっこううるさいこともある。
たとえば、コスプレ喫茶・メイド喫茶のチラシを配られないようにする方法。

シャツを、ジーンズの中に入れて歩く。
周囲に「わしゃ、中年オヤジじゃ!」と宣言して歩くようなもの。
これなら、若いコスプレのねーちゃんは、まずチラシを渡しません!

わしはおなかが弱いもんで、シャツを外に出して風通しのよい状態で歩くと、たまに腹が下り気味になったりするもんで、あんまりやらないようにしてるだけなんすけどね。

え? うるさいのは「ソフトあります」と違法販売のチラシを配られる時だって?
それを見た目だけで回避するのは、難しいのでは?

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2004.04.13

イマドキの高層ビルって何に見える?

先に投稿した「暑い日、新宿を歩いた」に続いて。

六本木ヒルズの前あたりから、再び東京の変化が加速している。
朝日新聞4月12日の夕刊は、建築家で東大教授の内藤廣氏のエッセイ「回転ドアと『都市再生』−−よそゆき超高層は不要」を、文化面に掲載している。
六本木ヒルズで児童が回転ドアに挟まれて死亡した事故から話題を立ち上げている。回転ドアそのものに功罪はないことを指摘。むしろ都市再生を目指す高層建築物が、その建物で完結するテーマパーク型の、非常によそゆきの空間を作ることに腐心するあまり、本来人がたくさん出入りする低層階の公的スペースとしての配慮が足りないのではないかと述べている。そして、たとえ企業の私有建築であっても、多くの人が出入りする低層階のあり方を考えて、外からなだらかに連続するような空間設計を目指そう、東品川や汐留のようにスーツとネクタイが似合うただ立派なだけの街では不自然だ、と提案していく。
荻窪を例に挙げ、見かけは決していいばかりではないが、身近な古い建物を活かした濃密な空間があるような街は、成熟していっている、それを助けるような再生がいいのではないか、とも。

少々論理の飛躍があるけど、短いエッセイだし(論文じゃないし)、趣旨は十分伝わる。
私が昨年5月(Blog以前の記事)に書いた「街並とカフェ」の最後のほうも、論理的ではないが、似たようなことに触れた。

ただね。ちょっといたずらっぽい見方が入るけど。
建築家で一流目指したい人は、それこそ「建築とはこういうもんだ!」というような、それ一つで完結してもうケチのつけようのない完璧無比なものを造りたい人も、結構多いのかもしれない、そのあたり、どうなんだろう? でも、ビルは街の一つの要素だしねぇ。(とはいえ、その大きさゆえ街の空気を決定するものの一つでもあるので、問題なのだが。)
それに、スーツにネクタイで隙なくガンガン仕事をしていつもテンパッてる人は、放っておくとノロノロした連中が公共施設をすぐにたまり場にしちまう、そんなフラフラしてる連中なんか日本にはいらねぇんだ、とか思ってたりしないのかな。でも、人間、長く生きてればいろいろあるし、みんながいつでもパリパリ緊張しているわけじゃないからねぇ。ネクタイを緩める時に、ほわーんと出来る場所はほしいでしょ、やっぱり。
なんかねぇ、「日本だって世界標準のトップに常に入ってるんだ!」ときばってる人たちの、ペニス原理の象徴に見えるんだな、最近の高層ビル群は。(←別にまじめにフロイト的な分析を考えてるわけじゃございませんけどね〜)
ビジネス街じゃない地域は、また別の空気を醸す建て方があっていいと思うし、本質的なゆとりがほしいなぁ。それに内藤氏のエッセイは、触れていると思うんだなぁ。

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暑い日、新宿を歩いた

所用で新宿に赴き、ついでに西口の地下街を久しぶりに通った。

小田急エースタウンがリニューアルしていた・・・っていつの話よ>自分。リニューアルは確か昨年のはず・・・単にここを通ってなかっただけなんだけど。
食い物一辺倒だったそこは、こざっぱりと明るく、女性服売り場もある。昔ながらの喫茶店もガラス張りで明るくなり、いくつかの店はなくなった。あのへんで残っていた昭和の風景は、これでなくなったかな。いや、タクシー乗り場のロータリー自体が昭和からの光景か。
売り場案内を見ていると、端に「ミラノ座」の名が入ったカフェがあることに気付いた。ミラノ座と言えば、歌舞伎町はコマ通りをまっすぐ進み、コマ劇場に突き当たる手前の道を右に曲がって公演手前に見えたはずの、名曲喫茶。
店の前に行ってみる。ガラス張り、しかしどうも奥のほうは丸見えではないようだ。ステンドグラスっぽい飾りも見える。入り口の案内を見ると、クラシック音楽とコーヒーというコンセプトは変わっていないらしい。
ただ、昔の、あの古くさい佇まいを知ってると、どうもいまひとつ入る気がしない。誰か一緒の時にしよう・・・
ちなみに、調べるとここにリニューアルしたスカラ座のページがあった。

なんで歌舞伎町の、しかも風俗街のまっただ中にそんな名曲喫茶があるかといえば、歌舞伎町は2次大戦後に歌舞伎座を作ろうとがんばって、その計画は頓挫してしまった。で、それがコマ劇場に化ける。やがて、名曲喫茶やジャズ喫茶などが栄えた時もあったそうだ(私は全盛期は知らん、そこまで年くってない)。まぁいつの間にか性風俗のほうが強い街になって、そっちのナンバーワンになっちまった。ジャズとコーヒーやお酒の木馬も、だいぶ前に消えた。

で、急に、あの歌舞伎町のスカラ座跡地には何があるのか、気になった。
行ってみると、そこはラーメン屋だった。うーん・・・いまの歌舞伎町らしいかな。

***

JR新宿駅に向かう途中で、アルタの裏通りの道を左へ曲がってみる。
そういえば、昭和初期から営業している喫茶店「武蔵野茶廊」があったのを思い出したのだ。
かつて、アルタとその裏手あたりは喫茶店だらけで、文人や編集者や写真家などがたまっていたという(もちろんリアルタイムには知りません)。あそこは移転して残って営業してたなぁ、時々入るし、などと思いつつ歩くと・・・
韓国料理が入っていた。思わず立ち尽くして、左右を見てしまった。こっちのほうがショックが大きかった。
ふと見ると、はす向かいのふぐ料理の店が外を塗り直している。その脇にあった、和の小物を扱っていたお店は、建物ごとなくなっていた。

調べてみると、ここにあるように、今年の1月15日に閉店したという。
決してお客が入っていなかったわけではなかったし、行けばウェートレスもマスターも非常にまっとうなお店だった。コーヒーの味はやや流行とは違っていたけど、本を広げて足を休めるのにちょうどいい。
あのへんは、TOPSくらいになっちゃたなぁ。

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2004.02.12

秋葉原から思う東京の変化

ヤマギワソフト館、確かに死傷者はなかったけど、店としての被害は甚大だろう。イベントなどで集客力ある建物だからね。
しかし、このニュースが流れてすぐに「あぁ、最近アキバ、行ってないなぁ」と思い当たる人は(私も含めて)おじさんだ。電気街でなく、オタクの街になってから行かなくなった30代以降のおっさんは多い。

でも、私にとって秋葉原は、最初こそラジオ組み立てキットなどを買う電気街だったけど、むしろレコードを買う街と長く感じていた。ラジオ熱は割合早く冷めて、音楽に関心が向いたから。
1990年頃までは、今のVirgin、Tower Record、HMVのような大規模CDショップは少なかった。1970年代に秋葉原の石丸電気がレコード館を開き、ビルの上から下まで全ジャンルのLPレコードで埋める、というのは画期的だった。オーディオマニアがまだたくさん存在していたし、そういう人たちに機械だけでなくソフトも売るという形態を確立したんじゃなかろうか。私も幼い頃からお世話になった。
その頃はしかし、オーディオ・ブームが去りつつあったんだよな。かつてラジオ少年だったことがあっても、学生オーケストラに所属して、LPレコード以外は見なくなり、マイコン・ブームもほとんど縁がなく通り過ぎた。
そうそう、大学の卒論で実験をやるために、パーツを買いにきたことはあったな(注:私は理系学部ではありません、しかし、心理学では実験をやるんです)。あの頃はまだ16bit CPUが普及していなかった・・・いや、古いな〜。でも、必要なものだけ買ったら、レコードやCD以外の用事で通うことはなかったな。

もう一度、電気街としての秋葉原に戻ってきたのは、社会に出てしばらく経ってからだ。パソコンが32bit CPUを積み、急激に性能を向上させていった。仕事でUNIXをメインに扱うようになり、自分ではMacintoshを購入した。そして、本格的に丁寧に秋葉原を回るようになった。なにしろインターネットなどなく、やっとパソコン通信が普及し始めた頃だ。普段は紙の上で読む論文や情報を、足で稼ぐ情報とつきあわせる。なかなか面白かった。どのメーカーの製品も今のように市場規模が大きくなく、ソフトも店によって品揃えが違うし、海外のニューズペーパーが必ず置いてある店もある(MacWEEKとかPCWEEKなども含めて)。
いまから思うとウソみたいだけど、Web上の日刊紙もなく、技術動向を見据えながら、自分の足と嗅覚でいろんな情報を見ていたんだな、あの街で。

Windows95/98あたりから事情が変わり出し、頻繁には訪れなくなった。単なる情報ならインターネットがあるし、流通網が発達したのであちこちの量販店で何でも買えるようになった。神保町から人が減っていったのも同じ頃だ。
つまり、東京という都市の中での人の流れが変わり出したのだ。
たぶん、六本木ヒルズのような自己完結型都市ビルというのは、この変化の究極の形態なんだろうな。
でも、ゲリラ的に動くアキバのような街があってこそ、あぁした新しい流れを生み出すもとになるんだろうと思う。

ヤマギワソフト館の火事は、なんだかいろんなことを思い出し、また考えてしまった。うーむ、象徴的な出来事のように感じられてしまう。

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2004.02.01

開通だそうです、みなとみらい線

本日の始発より開通、みなとみらい線。写真が載っていたアサヒ・コムの報道はこちら。なんでもかなりの混雑でダイヤが乱れたとか。

すでに報道されているように、1月30日で東急東横線桜木町駅は廃止になっている。1日の間を置いて、東横線は横浜駅からみなとみらい線に乗り入れるようになった。みなとみらい線では、みなとみらい駅が桜木町駅の代わりだ。とはいえ、みなとみらいの中、横浜美術館やクィーンズスクェア横浜の脇であり、まったく違う海寄りの場所になる。

桜木町駅廃止少し前の様子に、Blog以前の1月の猫時間通信で触れた。この記事で書かなかったが、ちょっと気になるのはJR桜木町駅の改札真ん前にある立ち食いそば屋。
JRだけでなく、東横線の客も含めてひっきりなしに入っていた。カウンターの内側、厨房に驚くほど多くの人が働いている。いなりずしもその場で(酢飯から)作っている。経営者と思われる人は、客にも厨房にも鷹揚に接する。
注文の品はさっさと出てくる、鷹揚な店と言っても、のろいことはない。こういう立ち食いの店にありがちな、殺伐とした感じがない、それが特徴。

東横線桜木町駅がなくなれば、客は減るだろう。こういった昭和の桜木町の空気を残すところも、残ってほしいもんだ。

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