3月の記事で告知していた、4月10日の朗読会、無事に終了しました。
大々的な告知はしていなかったのですが、会場(駒込 la-gortte)はちょうどいい塩梅に納まり、楽しいイベントになりました。
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。某かの楽しみを感じていただけたのなら、初回としては成功と思っております。
御礼が遅くなりまして、申し訳ありませんでした。
実は私、4月6日(水)に腹部違和感からまったく食べられなくなり、病院に行く以外は寝たきりでした。(医者の見立てでは、4月にしては寒いため、身体が温まりにくくなっていたのだろう、とのこと。)
幸い処方が適切で、9日には起き上がれるようになり、10日の朗読会はなんとか懇親会の最後まで参加出来ました。ただ、打ち上げには参加せず帰宅しました。やはりかなり疲れました。
その後、ゆっくり回復していったため、今頃御礼申し上げています。失礼致しました。
また、当日の様子はUstreamでインターネット中継しました。
初回であり、機材の相性やソフトウェア設定の問題から、音声にエコーがかかって聞き取りにくくなりましたが、こちらのページに過去のライブとして録画も残してありますので、ご興味のある方はどうぞ。
***
私は数年前、絶対移動中vol.6「みどりの…」に発表した小説「緑の黒髪」を朗読しました。
最初の朗読者となったため、オーソドックスな一人朗読としました。
他の朗読者には、詩歌と小説の合間のような作品、ラジオドラマのように進む朗読もあり、なかなかバラエティに富んでいたと思います。このあたりは主催の絶対移動中の人選もよかったのでしょう。
自分の声で場を満たすのは、講義や講演でいくらか経験してきましたが、論文や解説と違い、作品の朗読は初めてです。
意味というより、響きで情緒も含めた振動を作り出していくのは、独特の経験でした。
楽しいというより、声によって何かその場で新しいものが生まれていくような、それを大事に汲み取るような経験。
やはり言語は音でもあるのだと再確認できました。
割り当てられた15〜20分で読むには長く、抜粋することは決まっていました。
ただ、味わっていただこうとすると、読むべき箇所はそこそこ多い。しかし、ほかにテーマ<秘密>に適切な創作物もなく、ストーリーを紹介しつつ、朗読しました。
時間がギリギリだったため、早口になったこと、間をあまりとれなかったことは、反省点です。(体調が万全でなく、声にいまひとつ力がなかったことも反省点ですが。)
懇親会で、またやりましょうという声もあったので、次の企画も立つことと思います。
今回いらっしゃれなかった皆様も、次の機会をお楽しみに。
改めまして、ありがとうございました。
最近のコメント